[最終更新日]2022/09/30
「国家資格キャリアコンサルタントに合格したけどクライエントはどうやって見つけるのだろう?」と悩まれているキャリコンの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなキャリコンの方に戦略的なマーケティング集客方法として、今回はHP・ブログのSEO対策についてわかりやすく説明いたします。
それではまず、「SEO」とはいったい何なのでしょうか?
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Contents
SEOとは?
SEO(読み方:エス・イー・オー)とは、Search Engine Optimization(読み方:サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の略で、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」や「検索エンジン対策」と言います。
簡単に言うとGoogle等の検索エンジン上で、特定のウェブサイトの検索結果で上位に表示されるようウェブサイトの構成などを工夫・調整する為の手法などのことを言います。
例えば、Yahoo!で「キャリアコンサルタント」という検索結果の1位に表示されるように調整などをする事です。
検索結果で上位に表示されるということは、ビジネス上とても効果的な手段です。
順位決定には、その検索エンジンサイト独自の独自の計算式(アルゴリズム)が用いられています。そして、そのアルゴリズムは公開されていない場合が多いのが実情です。
検索サイトは、Google、Yahoo!、Bingが有名ですが、日本国内シェアはGoogleが75%、Yahoo!が20%、Bingが4%でその他が1%となっています。世界的に見ればGoogleが90%と圧倒的なシェアがあります。
また、日本国内においてYahoo!は裏側で実はGoogleの検索エンジンを使用しています。その為、SEOで良い結果を得るためには基本的にGoogleが評価しやすいように工夫や対策をすることが重要なのです。
その為、このページではGoogleのことに対しての対策について説明しています。
参照:web担当forum/SEOとは?
参照:statcounter/検索エンジン市場シェア日本
SEO対策の大きなトレンド
SEO対策をする際にはどのようなことに気をつけなければならないのでしょうか?
まず第一に理解しておかなければならないことは、検索エンジンGoogleの方針は頻繁に変わるということです。
また、Google検索結果の品質を高めるために実施している検索アルゴリズムアップデートの名称を「パンダアップデート」と言います。
パンダアップデートが行われれば、検索アリゴリズムの変更があるということで、大きな影響を与えることが考えられます。
1日前には1位表示されていたページが、パンダアップデートされれば検索結果が大きく下がるなんて事が起こるのです。
よって、このページに書かれているトレンドについても今後変わる可能性があります。それを前提とした上で読み進めていただければと思います。
しかし、変わるからやらないでは間違いなく集客に結びつくことはありません。自分自身の知識をアウトプットする場所として、それが集客に結び付くものだと考えて読み進めてください。
①スマホ対応のデザインにする
現代ではデスクトップPCよりも、タブレットを含めてスマホで検索する人の割合が増えています。その為に、スマホ対応のデザインにすることは必須です。
このトレンドは、スマホ使用率が増加している事から今後も続くと考えられますので変更される可能性は少ないと思います。
では、どのようなデザインがスマホに適しているのでしょうか?
Googleは詳細なアルゴリズムを公開はしていません。
しかし、どのような運営方針の元で検索エンジンを最適化しているのかは検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドにて公にしています。
SEO対策の概要を知る上でも一度は目を通しておいた方が良いのではないでしょうか?
また、これから検索上位になりたい単語を実際に検索して、どのようなサイトが検索上位になっているのかを知っておく事も必要でしょう。
ただし、お伝えしている通り、日々アルゴリズムは変化しています。今日の検索結果と明日の検索結果とは違ってくることが多くありますので注意が必要です。
②キーワードに対してニーズを満たす良質なコンテンツを作成する
Googleを使用する際には、単語(キーワード)を使用して検索することも多くあります。そのため、キーワードを使用することは重要です。
キーワードに対してニーズを満たす良質なコンテンツを作成することは、①スマホのデザインと違い、日々のサイト運営の中で対策が可能です。
そのため、既にHPをお持ちの方やブログ運営されている方も活用することが可能です。
それでは具体的な方法を説明いたします。
キーワードを決める
検索ボリュームの大きいキーワードは既に競合他社が先んじてSEO対策を実施している場合があり、SEO対策の効果が出にくい場合がほとんどです。
検索ボリュームとは、検索される回数のことを指します。
例えば、「キャリアコンサルタント」というキーワードは 1位「国家資格キャリアコンサルタント試験」2位「キャリアコンサルタントとは?」3位「キャリアコンサルタントWebサイト/厚生労働省」となっており、素人が1位をとる事が困難なことは理解できると思います。※順位は変動します。
その為、キーワードを選ぶ際にはロングテールキーワードと呼ばれている、あまり検索されないニッチなキーワードを対策するキーワードとして多く狙っていくのも一つの方法です。
例えば、「キャリアコンサルタント 相談 転職 東京 場所 男」等です。
「東京という場所で転職希望者の男性をターゲットにキャリアコンサルタントへ相談を希望する人」という非常にニッチなキーワードということです。
こういったニッチなキーワードを多く持つことをロングテールキーワードと言います。ロングテールキーワードについては後で説明いたします。
キーワードに対して欲しい情報は何かを考える
決定したキーワードに対してユーザが欲しい情報は何かを考える必要があります。
例えば、「キャリアコンサルタント」というキーワードを入力した次に、「資格」と検索する人もいれば「相談」と検索する人もいます。
資格を取得しようと思っている人と相談する人とでは、欲しい情報が全く違います。
つまり、決定したキーワードに対して、自分がどのような情報を伝えたいのかということを考えた上でユーザーの気持ちを考える必要があります。
ただ、どのようなキーワードが良いのかわからないなんて事もあると思いますが、その際に参考になるのが「サジェストキーワード」と「共起語」です。
■サジェストキーワード
サジェストキーワードとは、検索窓に決定したキーワードを入力した際に表示される候補キーワードのことです。
例えば、「キャリアコンサルタント」と検索窓に入力した際には「難易度、資格、求人 関西、更新講習、登録、求人、キャリアコンサルタントとは」が表示されました。※変動します
■共起語
共起語とは、あるキーワードと同時に使用される頻度が高いキーワードのことを言います。
例えば、「キャリアコンサルタント試験」の共起語は「キャリア 試験 コンサルタント 資格 キャリ 国家 対策 論述 カウンセラー 学科 心理 問題 イベント コン セミナー コンサルティング 面接 講座 検定 解説 受験 」などになります。
理解出来ない単語も含まれていたりもします。その場合は、キャリアコンサルタントとして知識を高めると言った意味でも是非検索して調べてみることも実践してください。
共起語は無料サイトを利用してみるのが便利です。
共起語が検索できるサイト
■共起語検索
https://neoinspire.net/cooccur/
■関連キーワード取得ツール
https://www.related-keywords.com/
どちらのサイトも検索ワードに決定したキーワードを入力するだけで利用できます。
上記にあげたサイト以外にも効率的に利用できるツールやサイトが多くあります。こういった際にもGoogleで検索してみてください。
SEO対策の大きなトレンドまとめ
大きなトレンドの2つを紹介しましたが、ユーザーが欲しい情報だけでは十分でありません。
いずれの場合であってもユーザーが共感するコンテンツを作らなければ再度サイトを訪れる事はないでしょう。
SEO対策に気を取られてしまい、ユーザー目線を忘れてしまわないように注意が必要です。
キャリアコンサルタントのSEOとは?
キャリアコンサルタントが理解しておくべきSEOは、現代社会においてキャリアコンサルタントの知名度や立ち位置から理解しておく必要があります。
なぜなら、キャリアコンサルタントが考えているキャリアコンサルタントと、世間一般が考えるキャリアコンサルタントには大きな差があることがアンケート結果からわかるからです。
なお、ここからは「東京の新宿でキャリアコンサルタントとして相談依頼数を増加させたい」と考えているキャリアコンサルタントとして説明を続けます。
PICKUPキャリコン
キャリアコンサルタントの知名度
当サイトのアンケート結果からもわかる通り「これからのキャリアコンサルタントの知名度・認知度について」は、キャリコンサルタントの知名度・認知度の向上が必要94.8%、特に問題はない5.2%となっており、まだまだキャリアコンサルタントの知名度は低く、認知度の向上が必要です。
その為、「キャリアコンサルタント」という単語の検索順位を上げたいと考えたとしても相談件数が増えることは見込めません。
また、現実として上記で記した通り「キャリアコンサルタント」と検索窓に入力した際にはサジェストキーワードとして「難易度、資格、求人 関西、更新講習、登録、求人、キャリアコンサルタントとは」が表示されている事からも、「キャリアコンサルタント」という単語を検索する人は「キャリアコンサルタント試験の受験希望者」もしくは「国家資格保持者」だと容易に想像がつきます。
つまり、相談件数を増加させるためには「キャリアコンサルタント」という単語は魅力的ではありません。
「キャリアコンサルタント」という単語の顧客は?
では、「キャリアコンサルタント」という単語には全く魅力がないのでしょうか?そんなことはありません。
「キャリアコンサルタント」という単語は、「キャリアコンサルタント試験の受験希望者」を顧客としているキャリアコンサルタント実技試験のロープレの対策講座、「資格保持者」をターゲットとしている「キャリアコンサルタントの更新講習」などをターゲットとしている場合には非常に効果的です。
ただし、「キャリアコンサルタント」という単語は、非常に競争が激しく素人が作成したページが上位になることは難しいと考えられます。
PICKUPキャリコン
ロングテールキーワード
そこで考えられるのが上記に記したロングテールキーワードです。
ロングテールキーワードとは、よく検索される特定の一単語のキーワード(例:キャリアコンサルタント)の上位表示を狙っていくのではなく、複数単語の掛け合わせて上位表示を狙うニッチなキーワードのことを狙うことを言います。
それでは具体的にどのようなロングテールキーワードが良いのか検証してみましょう。
5W1Hを追加する
5W1Hの追加はとてもわかりやすく初心者の方にお勧めです。
5W1Hは、When(いつ)Where(どこで)Who(だれが)What(なにを)Why(なぜ)How(どのように)です。
では、「キャリアコンサルタント」に一語加えて考えてみます。
■Where(どこで)の”場所”を追加する「キャリアコンサルタント 東京」
「東京の新宿でキャリアコンサルタントとして相談依頼数を増加させたい」ので「東京」を追加し「キャリアコンサルタント 東京」を検索してみます。
ここでは求人情報が上位に表示されています。
つまり、Googleとしては「キャリアコンサルタント 東京」を検索する人は、東京のキャリアコンサルタントの求人情報を表示させることが顧客のニーズにマッチしていると考えていることがわかります。
つまり、相談依頼数を増加させる為には「キャリアコンサルタント 東京」というキーワードは魅力的ではなく、適していないことがわかります。
また、「キャリアコンサルタント 東京」検索結果画面1ページ目に表示されているホームページは、Yahoo!しごと検索、Indeed、doda、マイナビなどテレビCMなどもしている会社ばかりです。
素人考えであっても、「大手企業」と「個人」なら、大手の方が良いと考えませんか?この傾向はGoogleも同じ考えてあることが見受けられます。
そうなるとこの「キャリアコンサルタント 東京」というキーワードで上位をとる事は難しいですし、求人情報が上位ですので相談依頼に繋がるとも思えません。
つまり、どのように考えても相談依頼数増加を考えた場合に魅力は感じられません。
■How(どのように)の”動作”を追加する「キャリアコンサルタント 東京 相談」
次に、相談依頼者を増加させたいので「キャリアコンサルタント 東京」に「相談」一語加えた「キャリアコンサルタント 東京 相談」ではどうでしょうか?
「相談」という単語を入れると上位表示されているサイトは、「相談者向けのページ」や「依頼する為には?」などのサイトが多い事がわかります。
以下が検索結果です。 ※2020年5月1日段階
- キャリア相談をご希望の方/特定非営利活動法人キャリアカウンセリング協会
- キャリアコンサルタントを使い倒す。相談するときのポイントとは?/アクシスコンサルティング
- キャリアカウンセリング(キャリア相談)を受けたい!無料有料の違いは?/ジョブシフト
- マイ・カウンセラー・女性のためのキャリアカウンセリングサービス/株式会社エスキャリア
- 仕事の未来が不安になったら・・・知っておきたいキャリアコンサルタント/マイキャリア
- キャリアカウンセリングルーム/特定非営利活動法人日本キャリア開発協会
- キャリアコンサルティングを受けてみる/厚生労働省
- キャリアカウンセリング(就職相談)/東京仕事センターミドルコーナー
- 東京のキャリアコンサルタントの相談/キャリアコンサルタントドットネット
このように見てみると、「キャリアコンサルタント 東京 相談」をキーワードに決定すれば、「東京の新宿でキャリアコンサルタントとして相談依頼数を増加させたい」を満たすことが考えられます。
このように5W1Hを追加してみましょう。
様々な5W1Hを追加しても良いキーワードが見つからない場合には次の方法があります。
■Where(どこで)の”場所”を変更する「キャリアコンサルタント 新宿」
ここで考えなければならない事は”検索ボリューム”です。
「キャリアコンサルタント 東京」と「キャリアコンサルタント 東京 相談」ではどちらの方が検索ボリュームは多いのでしょうか?
検索ボリュームを検索するには、Googleキーワード プランナーを効果的に活用することが望ましいです。
Googleキーワードプランナーを利用すれば月間平均検索ボリュームを見ることが可能です。また、競合性も表示されます。
■Googleキーワードプランナー検索結果
- キャリアコンサルタント 東京
100~1000/競合性 中 - キャリアコンサルタント 東京 相談
10~100/競合性 中
どのような語句でもある程度同じ傾向がみられますが、2単語と3単語ですと2単語の方が検索キーワードが多い場合がほとんどです。
今回の「キャリアコンサルタント 東京」と「キャリアコンサルタント 東京 相談」でも約10倍の差が見受けられました。
では、”場所”を「東京」から「新宿」に絞ってみてはどうでしょうか?
私たちの中では「キャリアコンサルタント 東京」に「キャリアコンサルタント 新宿」が含まれていると認識され同一のものと考えるかと思います。新宿は東京の中にあることが理解されているからです。
Googleでも私たちと同様に「キャリアコンサルタント 東京」の中に「キャリアコンサルタント 新宿」が含まれていることを認識はしていると思います。
しかし、「キャリアコンサルタント 新宿」を検索する人には、より良いサイトとして「キャリアコンサルタント 新宿」に適したページとして、「キャリアコンサルタント 東京」に適したページよりも「キャリアコンサルタント 新宿」に適したページを表示されています。
このように考えた場合に、「東京の新宿でキャリアコンサルタントとして相談依頼数を増加させたい」では「キャリアコンサルタント 新宿」をGoogleキーワードプランナーで検索してみます。
■Googleキーワードプランナー検索結果
キャリアコンサルタント 新宿
10~100/競合性 高
キャリアコンサルタント 新宿 相談
0~10/競合性 なし
この結果の解釈には様々な考えがあります。
- 競合性が高いより低い方が良い
- 検索数が多い方が魅力的
- 少ないキーワードで確実に上位を
などなどです。
このような方法でキーワードを決定し、閲覧者に役立つ情報を掲載してみると良いでしょう。
キャリアコンサルタントSEOのまとめ
上記を参考にしていただきキーワード決定しSEO対策にお役立てください。
なお、当サイトでは上記内容で検討した結果「キャリアコンサルタント 東京」「キャリアコンサルタント 新宿」共に魅力的なキーワードだと考えSEO対策を実施した結果が以下の通りです。※2020年5月7日現在順位は変動します
キャリアコンサルタント 東京
- Google/19位 スマホ/19位
- Yahoo!/25位 スマホ/22位
- Bing/4位 Bing/検索結果なし
キャリアコンサルタント 東京 相談
- Google/5位 スマホ/5位
- Yahoo!/5位 スマホ/5位
- Bing/2位 Bing/検索結果なし
キャリアコンサルタント 新宿
- Google/4位 スマホ/3位
- Yahoo!/3位 スマホ/3位
- Bing/2位 Bing/検索結果なし
キャリアコンサルタント新宿 相談
- Google/1位 スマホ/1位
- Yahoo!/2位 スマホ/1位
- Bing/1位 Bing/検索結果なし
なお、この記事は「キャリアコンサルタント SEO」という単語をキーワードとして作成いたしました。
結果は以下の通りです。
キャリアコンサルタント SEO
- Google/1位 スマホ/1位
- Yahoo!/1位 スマホ/1位
- Bing/検索結果 Bing/検索結果なし
キャリコン SEO
- Google/1位 スマホ/1位
- Yahoo!/1位 スマホ/1位
- Bing/検索結果 Bing/検索結果なし
利用サイト/検索順位チェッカー
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