転職回数が多い人が気をつけるべき履歴書・職務経歴書の書き方 | キャリアコンサルタントドットネット

転職回数が多い人が気をつけるべき履歴書・職務経歴書の書き方

[記事公開日]2019/04/27
[最終更新日]2021/09/14
転職回数が多い

転職回数が多い人は、転職回数という点だけに重点をおいてみれば、転職において不利な状況になるかもしれません。

なぜ転職回数が多い人は不利な状況になるのでしょうか?人事採用担当者が心配することは以下の通りです。

  • 飽きっぽい人ではないか?
  • 採用してもすぐに転職してしまうのではないか
  • 適応力がないのではないか?
  • 職業選択が出来ない人ではないか?

こういった心配を履歴書や職務経歴書で覆していくには、仕事の転職回数が多くなってしまったのは、意味のある転職をしてきたからということが伝わるような履歴書・職務経歴書の内容にしなければなりません。

それでは、どのように履歴書や職務経歴書を書けば人事採用担当者に伝わるのでしょうか?

人事採用担当者に伝わる、仕事の転職回数が多い人が気をつけるべき履歴書・職務経歴書の書き方を詳しく説明したいと思います。

転職回数が多い人が「履歴書」を書く時に注意すべき事

履歴書転職回数が多い人が履歴書を書く時は、人事採用担当者が心配している「すぐに転職するのではないか?」という点を、覆せすことが出来れば書類選考を通過することが出来ます。

問題は、個々の退職理由ではありません。どうして転職を繰り返すのかという理由を人事採用担当者が納得する理由で伝えることが出来れば不利な経歴とはならないのです。

同業種の転職回数が多いのであれば経験と知識はより深まっているわけです。また、異業種や他業種への転職回数経験は「マルチな視点」をアピールする根拠にもなります。つまり長所となります。

自信を持って、こういった長所を履歴書に明記する事で人事採用担当者に伝えることが大切です。

※一般的な履歴書の書き方はこちら
※採用につなげる為の履歴書を購入する際に注意すべき事はこちら

学歴・職歴欄

転職回数が多い方は必然的に職歴欄に書くことが多くなります。その為、履歴書を購入する際には「学歴・職歴欄」が多い履歴書を選びましょう。新卒者用では学歴・職歴欄が少なく全て書くことが出来ない場合もありますので購入の際には注意が必要です。

また、年齢が若くて転職回数が多い人は、学歴も貴重なアピール材料になる事もありますが職歴を優先して記入した方が良いでしょう。社内の異動などは、転職回数が多い人は履歴書に記載せずに、職務経歴書に掲載するようにした方が良いでしょう。

退職理由欄

ポイント仕事の転職回数が多い人の退職理由欄は非常に重要です。

就職・退職を繰り返して転職をする理由を、人事採用担当者が納得出来るように記入しましょう。

転職回数が多くなっているが、意味のある転職であり、転職を重ねるごとに成長して、キャリアアップしていることがわかるように書く事がポイントです。

マニュアル的な書き方としては「やりたいと思う仕事に出会ったら、トライせずにはいられない。それが自分自身のステップアップです。」などといった書き方があります。こういった書き方をする事で関心領域が広い点のアピールになるのです。

ただし、このようなマニュアル的な書き方はお勧めできません。明確に自分自身の言葉で具体的な理由について述べましょう。

志望動機欄

転職回数が多い人の志望動機欄は、その転職回数によって得たものを積極的にアピールしましょう。

好奇心の強さと行動力をプラスの方向に導きましょう。

転職回数が多い人が「職務経歴書」を書く時に注意するべき事

職務経歴書転職回数が多い人の職務経歴書ですが、まずは履歴書の時と同様に人事採用担当者が心配している「すぐに退職して転職するのではないか?」という点を覆すことが出来るようにアピールしましょう。

退職理由ではなく、転職を繰り返す理由を人事採用担当者が納得するように伝えることが出来れば、転職回数が多くても不利な経歴とはならないのです。

履歴書の欄にも記載した通り、同業種の転職回数が多いのであれば経験と知識はより深まっているわけです。また、異業種や他業種への転職回数経験は「マルチな視点」をアピールする根拠にもなります。

自信をもって、こういった点を長所として、職務経歴書にしっかりと明記して人事採用担当者に伝わるようにしましょう。

※職務経歴書の書き方/「時系列型スタイル」と「職能型スタイル」のメリットデメリットはこちら

キャリアの一貫性を見つける

新卒者向け志望動機5業界でも部署・職種などどのような角度でも良いので一貫性を職務経歴書に示すように出来るようにしましょう。

業界が同じである場合は、業界に一貫性があることがわかるように記載します。部署や職種に一貫性がある場合にも、一貫性がわかるように記載します。

ただ、職種が一貫していない場合には冒頭に略歴を書いたり、業務内容はキャリア形式でまとめるなどし、マイナスの評価をもられないような記載方法に努めましょう。

業種や、職種が一貫していな場合でもベンチャー企業などでは、多岐にわたる経験がアピール材料となる事もあります。

全ての会社を記入しましょう

働いたことのある、在職したことのある企業は、企業の数が多かったとしてもすべて記入しましょう。

スキルアップ度をわかるように記入しましょう

ステップアップ退職理由に「転職するごとにスキルアップしてきた」と記載している場合には、職務経歴書にスキルアップ度・成長度合いがわかるように記入しましょう。人事採用担当者が納得出来るという点を考えた上で成長度合いがわかるような記入を心がけましょう。

また、業務内容、仕事への取組み方、業績等について数字で示せることは数字で示すようにしましょう。数字がある事により説得力が増します。

仕事の内容や能力がレベルアップしていることを示すことを伝えることが出来れば、転職回数の多さはアピールに繋がります。

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最後にもう一度転職理由と一貫性などで示そう

自己PRなどで最後にもう一度「転職してレベルアップしている」点を記入して伝えましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?仕事の転職回数が多い人が気をつけるべき履歴書・職務経歴書の書き方でした。

転職回数が多い人は確かに長続きしないのかもしれません。しかし、その理由は自分に合っている仕事が見つかっていないだけかもしれません。

「転職回数が多いからダメだ」と、自分を卑下せずに自信をもって転職活動をすることがあなたのアピールを行う上でとても大切です。あなたの経験を活かせる、次の会社を見つけてください。

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