高卒会社員が転職する際の職務経歴書で高評価を得る為の3つのポイント | キャリアコンサルタントドットネット

高卒会社員が転職する際の職務経歴書で高評価を得る為の3つのポイント

[記事公開日]2019/04/06
[最終更新日]2021/09/14
高卒会社員

高卒で働きだした会社員が、転職する際に必要となる書類は履歴書と職務経歴書です。

履歴書も職務経歴書もどちらも大事ですが、人事採用担当者が最も注目している書類は職務経歴書です。

人事採用担当者が注目している証拠として、募集要項などには「出来る限り詳細に職務経歴書は記入」と書いている事が多くあります。

高卒で働きだした人の5割が3年以内に退職して転職しています。大卒でも3年以内に3割が退職して転職する現代では、転職が当たり前になっているのです。

そんな転職が当たり前になっている現代に、企業が求める人材の条件は、明確になっていますが多種多様となりより厳しいものとなっています。企業の募集条件と応募者のキャリアとの整合性を正確に知る為には「出来る限り詳細な職務経歴書」が必要となっているのです。

では、高卒で働きだした会社員が転職する際のキャリアを、企業側の人事採用担当者はどのように評価しているのでしょうか?

そんな企業側から見た、高卒で働きだした会社員が転職する際の職務経歴書のポイントを詳しく説明したいと思います。

【関連記事】

  • 転職回数が多い人が気をつけるべき履歴書・職務経歴書の書き方についてはこちら
  • 求人応募に必要な履歴書・職務経歴書・添え状の書き方【高卒者向け】についてはこちら
  • 職務経歴書の書き方/「時系列型スタイル」と「職能型スタイル」のメリットデメリットについてはこちら

 

転職者として企業が求める専門知識があるのか

専門的能力採用企業側は、応募者である高卒で働きだした人が転職する際に心配なことは、簡単に言えば、転職先である採用企業で「しっかりと働いてくれる」のかどうかという所です。

「しっかりと働いていくれる」という言葉は、「専門的な知識があるかどうか」が重要なポイントです。つまり、高評価を得る為に転職者であるあなたに企業が求める専門知識があるのかどうかという事です。

ただこの専門知識は、技術職や専門職に限った専門知識だけではありません。ある特定の仕事に必要な能力の事を指します。

例えば、事務職であったとしても様々な分野の仕事があります。

OAに強い人、文章作成能力に強い人、英語力がある人などです。このOAに強い人、文章能力に強い人、英語力がある人など、それぞれの得意分野(強み)こそが、求められている専門知識となります。

国内のみで取引をしている企業に英語力は通常必要ありませんので、英語力をアピールした職務経歴書を企業側の人事採用担当者に提出としても、高評価を得るポイントにはならないと考えれます。しかし、輸入業中心の企業で、海外とのやり取りは英語であり、英語が必須であると考えられますので、実用英語技能検定(英検)の級やTOEICの点数などは職務経歴書に記載すれば、高評価を得るポイントとなるでしょう。

つまり、その専門知識のレベルがどの程度のものなのか、その企業にとって必要なものなのかが判断材料とされますので、しっかりとした企業側の需要を調査して職務経歴書に記入するようにしましょう。

 

即戦力として働けるのか

即戦力専門知識があり、経験者であっても即戦力になるかと言われればそんな訳ではありません。同業種であったとしても、各会社によって仕事のやり方やシステム、職場環境が違うからです。

つまり、その企業で通じる実力をもっており即戦力として活躍できるかどうかは、職務経歴書で高評価を得る為には重要なポイントになります。

また、高卒で働きだした会社員が転職する際に即戦力として働けるのかの判断ポイントして重視されているのが、キャリアアップしていこうとする”意欲”があるかどうかです。

高卒で働きだして転職してもキャリアアップしていこうと明確に感じ取れる人は、もし、新しい職場のやり方やシステム、職場環境が違っていたとしても、積極的に勉強し必死になって仕事に取組みをするからです。

また、組織への適合性があるかどうかも即戦力としての判断基準となっています。組織への適合性とは、社会人基礎力、コミュニケーション能力や性格なども含めて総合的な判断となりますがこういった面は面接の際に重要視されます。

社会人基礎力、コミュニケーション能力が低いと感じられる人は即戦力としては難しいと判断されることが多いです。

社会人基礎力について詳しくはこちら

 

社内にいる人材では持っていない能力があるか?

能力企業というのは、組織の体質を改善し強化するために、仕事に対する違う考えを持っている人や違うノウハウを持っている人を必要としています。

これは、東証一部上場企業から中小企業まで、必要としている度合いに差はありますが、基本的にどの企業でも採用を考えている企業では同じことです。その違う考えやノウハウを社員に学んでもらうために、社外研修や他社への出向などで社内人材のキャリアアップ向上を目指したりしています。

そして、この最も効果的な取り入れ方が転職者の採用となります。

その為に、応募者がどのような発想を持っており、どのような着眼点をもって仕事をしてきたのかは非常に関心が高くなります。

この発想や着眼点は、組織を改善・強化するために社内を活性化してくれる人材かどうかを判断する為に重要であり、社内にいない人材かどうかを見極める為に職務経歴書をポイントにしています。

 

高卒会社員が転職する際の職務経歴書で高評価を得る為の3つのポイントのまとめ

いかがだったでしょうか?

高卒で働きだした人が転職する際の職務経歴書で高評価を得る為の3つのポイントでした。

高卒だから自分は転職など出来ないのではなく、大卒よりも4年も社会経験が長く、技術力があることをアピールすることが出来れば、高卒であることをネガティブに捉えたりせずに転職することが可能です。

あなたの転職に少しでもお役に立てることが出来れば幸いです。

サイトマップはこちら