《30才・女性/貿易事務兼営業事務》低下する年収が不満。転職するなら妊娠前の今か育休後か? | キャリアコンサルタントドットネット

《30才・女性/貿易事務兼営業事務》低下する年収が不満。転職するなら妊娠前の今か育休後か?

[相談日]2021/04/10

相談者

ニックネーム:くろ

性別:女性

年齢:30才

 

相談内容

現在貿易事務(貿易実務検定取得済み)兼営業事務の仕事をしています。

去年の年収は400万円程で、今年はもっと下がる見込みです。

育休産休の取得を見据えつつ、将来的に年収も上げたいのですが、妊娠前の今転職した方がいいのでしょうか。

転職するなら同じような職種で考えています。

今の職場なら恐らく育休産休取得でき、残業もほぼありません。

人間関係も悪くありません。

不満は年収だけです。

育休産休取得し子育てが落ち着くまで今の職場で働くか、転職を優先すべきか、アドバイス頂けますよう、お願いします。

3 件の回答

  • くろ 様

    はじめまして。キャリアコンサルタントの二森と申します。
    今回のご相談に対して、考え方の枠組みのヒントになればと思い、回答させていただきます。

    さっそくですが、考え方のひとつしてあげられるのが、利得と損失(リスク)の関係です。
    仮に今、転職するとして、年収が上がることにどれだけの見込みがあるかです。もし、転職をすることによって年収の増加がある程度見込めるのであれば、決断をされてもいいと思います。

    今転職→年収増or年収変わらずor年収減
    数年後に転職→年収増or年収変わらずor年収減

    これらを考えるにあたって無視できないのが、ご自身の心理的側面、すなわち感情です。
    仮に今転職をして、年収増になった場合と年収減になった場合とでは、どのような感情的な影響が見込まれますか?おそらくですが、年収の増減が仮に同じ額であっても、年収増の嬉しさよりも年収減のショックほうが大きいのではないでしょうか。年収の増減を50万円で考えたとき、今の年収から50万円増加するのと50万円減少するのとではいかがでしょうか?多分、減少してしまう影響の方が大きいですよね。

    一般的に見て、転職そのものにはリスクが伴います。そのリスクを回避することは十分に考えておく必要があると思います。転職をすることによって年収が増加するとは必ずしも考えられないのではないかと思います。募集要項では、現職よりも多い年収が提示されていたとしても、募集要項は契約書ではありません。そういうことも考えておいたほうがいいのではないかとも思います。

    今の職場は年収以外では恵まれた環境であるとも言えます。転職をすることによって、転職した会社では産休育休を取得しづらい職場環境かもしれません。また、転職先の人間関係はばくちみたいなものです。無能な上司にあたるかもしれないし、ハラスメントをうけるかもしれない。また、気のあわない同僚といっしょに仕事をしないといけないかもしれない。このようなことも十分に考慮しておく必要があると思われます。そもそも、転職先の上司がしっかりと評価をしてくれるのかどうかは、転職してみないとわからないところです。年収増加の可能性も十分ありますが、年収が減少してしまう要因は挙げるときりがありません。そういう意味でも、利得よりも損失のショックははかりしれません。

    年収の減少がどこまでなら我慢できるでしょうか。今、できることのひとつに、年収が減少した場合に備えて、その減少分をカバーできる手段はないでしょうか?ご家族などにどの程度援助を頼めるか、また、例えば副業などでトータルでの収入を増加させる術はないでしょうか。また、支出を減少させることはできないでしょうか。

    私の個人的な考え方ではありますが、転職(活動)は、転職を決断した時点ですべての活動の約6~7割のプロセスを経ているものと思います。実際の、応募から面接というプロセスは、最後の総仕上げのような位置づけです。では、すべての活動の大半を占めるものとは何かといえば、それは事前のリサーチと準備です。

    今、事務系の仕事をされていますが、現在の貿易業界・業種の景気的動向はどうでしょうか。今後の情勢の変化はどうなっていくと考えられるでしょうか。コロナなど、世界的な景気の悪化にどの程度の強さがあるでしょうか。また、事務職の経験を生かして、他の業種・業界への転職は考えられるでしょうか。今転職をするにしても、先に延ばすにしても、今のうちに準備できることにはどのようなものがありますか。何か資格やスキルを身に付けておくことはできないでしょうか。

    そのようなことをしっかり準備してからでも遅くはないと思います。福利厚生が充実している今の会社でできることはしておいたほうがよさそうにも思います。仮に転職先では、今の会社で利用できたことができないとなった場合、どうかですよね。

    このままでは、年収が減少してしまうということですが、その理由を知りたいところです。その、減少の要因が自分ではどうしようもないことならまた考え方も変わってくるかもしれません。もし、減少が確実なのであれば、やはりどの程度減少してしまうのかですね。

    もし、私がくろさんの担当者であれば、今ではないというと思います。それでも、最後はご自身が決めることでもありますので、その決断はどのようなものでもあっても尊重します。今回のご相談に対しての、他のキャリアコンサルタントの見解をうかがいたいところですね。まずは、今からできることはないかと考えてみてはいかがでしょうか。ご相談に対してのお答えにならなくて申し訳ありません。たとえ少しでも検討の材料になればと思い、回答させていただきました。この回答がご自身にとっての今後の人生設計構築のヒントになれば幸いです。

    • くろ says:

      二森様
      詳細なご回答ありがとうございます。
      今回年収が下がる原因は人事評価の見直しで、これまでより評価が低くなる仕組みに変更されたことです。
      先日面談があり、S評価からB評価まで一気に下がることになりました。
      私の予想では年収20~30万円程下がると思います。
      そもそも一昨年から昨年にかけても、業績低迷と在宅勤務による残業減少のため、年収が50万円下がった矢先でした。

      今回転職しようか迷い始めた理由が、まさに収入減という損失のショックという点です。
      ただ、それ以外の人間関係や育休産休制度等、転職後も100%保証されるものではないため、転職すべきか迷っている部分でした。
      得られなかった場合、収入減以上のショックを受けるように思います。
      アドバイス頂いた通り、副業や今の会社にいるうちに習得できそうな資格スキル、利用できる制度等活用することを視野にいれていきたいと思います。

      • くろ 様

        お世話になっております。
        キャリアコンサルタントの二森です。

        年収が下がる理由が評価制度の見直しということではしかたがないですね。その要因というのがおそらく業績不振であることも考えられるでしょうね。

        精神的に不安定な時こそ、一度立ち止まって考えることがリスクマネジメントの第一歩です。

        いずれにせよ、おっしゃるように今後のためにも今からできることをしっかりしておくことが重要ですね。その成果がきっと、数年後に出てくると思います。

        多少なりとも参考になったならば幸いです。
        また何かご不明な点がありましたら遠慮なくお尋ねください。

相談に対する回答を、こちらよりお願いたします。

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