[最終更新日]2021/09/14
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就職・転職する際に大切な自己理解と仕事理解
自分を知ること(自己理解)と仕事を知ること(仕事理解)は、新卒で就職する学生にも役立ち、転職をする人にもとても大切です。
しかし、就職や転職の際に自己理解と仕事理解はさほど活用されていないのが実情です。そんな中で、今回は自己理解に役立ち、自己理解に便利なアセスメントツールをご紹介いたします。
自己理解とは自分自身を知る事です。
自分自身がどのような性格かを知り、どのような考え方の癖や特徴があるのかを知る事が自己理解に繋がります。
自己理解はどのような仕事に向いているかという分析にも活かすことが出来るので天職に就くことにも役立ちます。
アセスメントツールは2種類
自己理解を深めるアセスメントツールには大きく分けてフォーマルアセスメントとインフォーマルアセスメントの2種類あります。
「フォーマルアセスメント」は、統計手法によって信頼性、妥当性の検証を得て標準化されたアセスメントです。「フォーマルアセスメント」での自己理解を深める方法の特徴は検査者の主観が入りにくいという点です。
また、自己理解を深めるもう一つの「インフォーマルアセスメント」は決まった基準や解釈の方法はありません。臨機応変に「インフォーマルアセスメント」を利用することで適当な機会を提供し自己理解を深めることが出来ます。
フォーマルアセスメントツール
フォーマルアセスメントには、「能力側面」を理解するための検査と「パーソナリティの側面」を理解するための検査に大別されます。
フォーマルアセスメントで「能力側面」を理解するための検査は「知能検査」「適性検査」などです。
フォーマルアセスメントで「パーソナリティの側面」を理解するための検査は「性格検査」「興味検査」などがあります。
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フォーマルアセスメントの能力側面を理解するための検査
知能検査
俗に言われているIQ検査です。個別式や集団式などがあります。
- ビネー式知能検査
- ウェクスラー式知能検査
パーソナリティ検査
- Y-G性格検査
「成人用」「高校生用」「中学生用」「児童用」の4種類あります。12尺度(学童用は別)で構成されます。「はい・どちらでもない・いいえ」のどれかにマークをするだけの簡単なもので約30分くらいが所要時間です。採点も容易です。 - MMPI(ミネソタ多面性性格検査)
- MBTI
世界中で広く活用されています。個人の性格を「心の機能と態度」の側面から見るものです。興味関心の方向、何に満足を得やすいのか、自分の強味・弱みなどについての確認を行いながら、特性を明らかにし、自己洞察、自己理解を深めることができます。 - 内田・クレペリン精神作業検査
精神の緊張や弛緩、意志的な努力、疲労、興奮などから性格特性の診断を行います。
JRの運転士や車掌には数年に一度検査が義務付けられています。適性がないと判断されれば運転士、車掌業務からは外されます。 - GATB(一般職業適性検査)
「9つの適性能力」を11種類の紙筆検査と4種の器具検査で測定します。企業などにおいて社員の希望や適性能力などを考慮し職種別の配置や配属先を決定するときなどに、配置先決定の参考情報の一つとして活用されています。 - VPI(職業興味検査)
アメリカ発祥ですが厚生労働省の外郭団体「独立行政法人労働政策研究・研究機構」が日本人への適応に関する研究に基づいて翻案しています。160の具体的な職業名に対する興味・関心の有無を回答します。大学生の進路指導用に開発されたものです。ただ、職業についての知識が不足している人には不向きといえます。 - 職業レディネス・テスト
中学生・高校生・短大生が自己の進路を探索し、将来の職業や生き方を考えることを援助するために開発された検査です。 - 職業ストレス検査
現在の自分が抱えているストレスをチェックし、個人の心身の健康の増進と快適な職業生活を送ることを援助するために開発されました。
検査内容は「職業役割検査」「ストレス反応検査」「ストレス対処検査」があります。 - 適職診断検査
- 教研式職業興味・志望診断検査
- 管理者適性検査
- 中堅社員適性検査
などがあります。
※リンク先は無料で簡易検査が出来るHPとなっています。あなたも自分の適性を理解してみる事にお役立てください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
自分を知る(自己理解)為のアセスメントツール一覧でした。
自己理解を深めてあなたの天職を見つける為のお役に立ていただけたならば幸いです。