[最終更新日]2021/09/14
労働政策研究報告書 No.200「キャリアコンサルタント登録者の活動状況等に関する調査」(平成30年3月16日)によると、キャリアコンサルティングの現場における新たな課題として「発達障害等への対応の困難」が各領域で一様に指摘されています。
また、2005年4月に発達障害者の自立などを目指す「発達障害者支援法」が施行された事をはじめ高等学校や大学、短期大学でも支援体制を強化してきている学校も増加傾向にあります。
発達障害の人は「物忘れが激しい」「他人の気持ちが把握しにくい」等、日常的にあることを「社会に適応できない困った言動」と周囲の人からは否定的な目で見られてしまうことがあり苦しい日々を過ごしている場合があります。
最近はテレビや雑誌などで発達障害の特集などが増えており、発達障害の認知度が急激に増加しています。こういった社会情勢からキャリアコンサルタントとして、発達障害が疑われるクライエントが増加していく傾向が予想でき、キャリアコンサルタントとしても発達障害の知識は必須です。
また、発達障害専門のキャリアコンサルタントも、発達障害の認知度の増加に伴い今後は必要ではないでしょうか?
そんな発達障害の中でも、ADHD注意欠如多動性障害についてわかりやすく説明いたします。
なお、発達障害は他にも「自閉症スペクトラム障害」「学習障害」等があります。
Contents
ADHD注意欠如多動性障害とは?
発達障害の一つである「ADHD(Attention deficit hyperactivity disorder)」は「注意欠如多動性障害」のことをいいます。
ADHD(注意欠如多動性障害)は大きく分けて、ADタイプ(注意欠如)とHタイプ(多動・衝動)に分けることが出来ます。
AD(注意欠如)の特徴
- 話を聞いていないように見えることが多い
- 人の指示に従う事が出来ないのでミスが多い
- 集中力が続かない為に細か注意をする事が出来ずにミスが多い
- 計画を立てて仕事や家事が行えない
- 作業を継続して行う事ができない
- 用事を忘れる事がある、待ち合わせ時間に遅刻する
- 外部刺激で注意散漫になりやすくミスが多い
- 物をよく失くす
- ボーっとしている事が多い
H(多動・衝動)の特徴
- 喋りすぎてしまう
- 人の質問を最後まで聞く事が出来ずに話の途中から回答をしてしまう
- 人が話をしている途中で話を遮って話してしまう
- じっとしていられない
- 席に座っていなければならない状況で席を離れてしまう
- 順番を待つことが苦手
- 優先順位をつけるのが苦手
AD(注意欠如)の人は女性に多く、H(多動・衝動)の人は男性に多いとされています。
しかし、完全に分けることはできずAD(注意欠如)とH(多動・衝動)のどちらも併せ持つ「混合型」と呼ばれている人が、ADHD注意欠如多動性障害の8割を占めていると言われています。
こういった現状から「ADHD(注意欠如多動性障害)」という呼び名が使用されています。
注意欠如多動性障害は、以前、「注意欠陥多動性障害」と言われていました。また、他にも「障害者」を「障がい者」「障碍者」という表記への要望もあります。
しかし、障碍者の「碍」の字は常用漢字ではない為に普及が進んでいません。
また、「害」という漢字を使うのは「障害」はその人にあるものではなく社会の方にあり、障害者とは社会の障害と向き合っている人という捉え方がある為にわざと「害」という漢字を使用している企業や行政機関などもあります。
そんな「障害」の捉え方は発達障害にも含まれています。
発達障害とは個性であるという捉え方です。
人間はみなそれぞれ特徴があります。味覚が鈍い人もいれば鋭い人もいますし、道順を聞いてすぐに覚えられる人もいれば方向音痴な人もいます。
つまり、人間はすべてにおいてそれぞれ凹凸を持っておりそれを障害と呼ぶのならすべての人が発達障害という結論に至ります。では、発達障害とは何なのでしょうか?
発達障害は生まれつきの特徴
発達障害の人は人口の約10%くらいの割合と言われています。
成長すれば2割前後は症状が良くなり、6割は改善しつつも症状が残り、2割はより重くなると言われています。
つまり、成人になってから発達障害が発症するという事はありません。
発達障害はうまれつきのものであり、大人になってから発症するのではないのです。
ただ、以前は子どもの頃には宿題等を忘れても「忘れっぽい性格」等の性格であると考えられており、発達の問題ではないと考えらていました。
しかし、大人になれば仕事をミスしたとなれば「忘れっぽい性格」で話が済む訳はありません。
そんな社会で生活を営む上で、本人も困り、会社の同僚など周囲の人も困るということで、何らの共通点があるのではと研究が進み「発達の問題」という事がわかってきました。つまり、子どもの頃からADHDの特性はあったが、わかりにくかったため発達障害によるものではないと思われていたなどが原因と考えれます。
それが発達障害なのです。
発達障害はたくさんの種類がある
医者の中で発達障害という病名は総称であって個別の疾患でありません。
様々な疾患が時代によって呼び方が変わっているので、病気については素人であるキャリアコンサルタントにはわかりにくく、発達障害を複雑な話にしてしまっています。
発達障害者支援法(平成十六年十二月十日法律第一六七号)において、「発達障害」は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」、「発達障害者」とは、発達障害を有するために日常生活又は社会生活に制限を受ける者をいい、「発達障害児」とは、発達障害者のうち十八歳未満のものと定義されています。(発達障害者支援法 第2条1項2項)
参照:厚生労働省/国立障害者リハビリテーションセンター・発達障害情報・支援センター
また、繰り返しなりますが発達障害は生まれつきのものです。つまり、発達障害の人が発達障害について理解の進んでいない日本において、発達障害者として生きていると生きづらさを感じているのです。
その生きづらさを感じて生きていると、それはストレスになります。多少のストレスは良いものとの研究結果がありますが、生きづらさというストレスは多少のストレスであるはずがなく、そのストレスが様々な影響を与えて心の合併症を伴うことが多くあるのです。
それが、うつ病、依存症、パーソナリティ障害、不安障害などです。
それを発達障害の理解が進んでいない日本において「あの人は普通じゃないからうつ病になったんだ」などと更なる偏見を生むことに繋がってしまっているのです。
そんな偏見をなくすためにもキャリアコンサルタントは、発達障害の一つであるADHD注意欠如多動性障害について理解を進める必要があります。
ADHD注意欠如多動性障害の原因は育て方は関係ない
発達障害について理解が進んでいない現状で、我が子がADHD注意欠如多動性障害だと知ると「私の育て方が悪かったのではないか」と思ってしまうのが親心です。しかし、育て方が悪い訳でも間違っていた訳でもありません。しつけや教育の影響などでもありません。
この部分に対して理解を得る事が出来なければ、支援にも影響が考えられますのでしっかりとした説明で理解を得る事が大事です。
それでは原因は何なのでしょうか?
実はADHD注意欠如多動性障害の原因は、詳しくはわかっていません。
ただ、現在有力だと思われているのが「脳」という臓器の中の「前頭葉」部分の機能異常であるという事です。
また、前頭葉が働く為には神経伝達物質のドーパミンをニューロンが運ばなくてはなりません。しかし、ニューロンによってドーパミンがうまく運べない為に前頭葉の動きが弱くなっているのではないかと言われています。
わかりやすく説明しますと、ドーパミンという荷物を運ぶ仕事をしているニューロンさんが上手に荷物を運べないので、前頭葉という会社が仕事を進めることが出来ないのです。
ADHD注意欠如多動性障害の特徴を詳しく
注意散漫
発達障害に共通する特徴として注意力が散漫になりやすいですが、注意散漫はADHD注意欠如多動性障害の中核的な症状です。
興味のない事や関心のないことには集中が出来ずに他の事に注意が向いてしまいます。その結果として極端な場合には、会議中に居眠りをしたりしてしまいます。居眠りというのは社内で同僚や上司の間であっても問題になりますが、取引先ともなるとたまったものではありません。
子どもの頃にみられる症状では忘れ物が多いということです。
それは宿題であったり、提出物や給食袋、体操服などを忘れたりします。
また、注意力が散漫になるため勉強にも集中することが出来ない為、勉強の達成率も低くなりテスト結果では低い点数になる事も当然にあります。そのテスト結果が低かったり様々な出来事に対して達成率が低い為に成功体験や達成感は乏しくなります。
その結果、「自分は何をしても出来ないのだ」と思い込む発達障害の方も多くなります。何も出来ないことで、自己肯定感も低くなりうつ病などの合併症に繋がるのです。
過集中
注意散漫の特徴の一部で勉強に集中できないとお伝えしましたが、この部分をもう少し詳しく説明いたします。
ADHD注意欠如多動性障害は興味のない事や関心のないことには集中できませんが、興味を感じることや関心のあること、つまりは自分の好きなことに対しては強いこだわりを持ちます。
これを「過集中」と言います。
そして、この過集中と注意散漫の差で周囲の人は、自分の好きな事だけをして他の事はさぼっているという評価に繋がり、人間関係は悪化してしまうのです。
ADHD注意欠如多動性障害への支援はどうすればよいのか?
次にあげた偉人達の共通点はご存知でしょうか?
作家
- レオ・トルストイ
- バーナード・ショー
- エドガー・アラン・ポー
- アーネスト・ヘミングウェイ
- サムエル・ジョンソン
- アガサ・クリスティー
- トーマス・カーライル
- 三島由紀夫
- 太宰治
発明家
- トーマス・エジソン
- ライト兄弟
- グラハム・ベル
科学者
- アルバート・アインシュタイン
- ルイ・パスツール
- マイケル・ファラデー
- アイザック・ニュートン
- ガリレオ・ガリレイ
政治家
- ウィンストン・チャーチル
- アイゼンハワー
- エイブラハム・リンカーン
- ナセル
- サダト
- ベンジャミン・フランクリン
- フランシス・ベーコン
芸術家
- ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
- ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
- パブロ・ルイス・ピカソ
- サルバトール・ダリ
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
- オーギュスト・ロダン
- ジョン・レノン
- アントニオ・ガウディ
- 岡本太郎
映画監督
- ウォルト・ディズニー
PICKUPキャリコン
PICKUPキャリコン
実業家
- ヘンリー・フォード
- ネルソン・ロックフェラー
- アンドリュー・カーネギー
- スティーブ・ジョブズ
歴史上の日本人
- 坂本龍馬
- 織田信長
- 源義経
いかがでしょうか?共通点はわかりましたか?
誰でも一度は聞いたことのある名だたる偉人たちばかりです。
そんな偉人たちですが、この偉人たち全員「発達障害」であったのではないかと言われているのです。
そして、発達障害者についてはこんな事が言われています。
発達障害者は磨かれていない原石
磨く事さえ出来れば、光り輝く事ができるのに磨いていないから光っていないだけという意味です。
ただ、キャリアコンサルタントが発達障害者を宝石の原石と捉えたとしても、クライエントである発達障害者がどのように捉えるかは別の話です。
キャリアコンサルタントが宝石の原石だと捉えても、クライエントがそれを認識しなくてはなりません。つまり、まずは自分自身が発達障害者だと認めて受け入れるさせることが発達障害を克服するためには必要な事なのです。
その為には、発達障害の確定診断が必要です。確定診断は医師にしか出来ません。
その為には発達障害者と疑われるクライエントの相談を受けた場合は、キャリアコンサルタントとして傾聴を行いラポールの形成を築く事が出来れば、キャリアコンサルタントとしてリファー先の検討をしてみる事が必要なのではないでしょうか?
そして、病院での確定診断を得た後には、自分の得手不得手を認識していただき、不得手の部分は周囲のサポートに頼るような環境作りが必要です。
発達障害者であるクライエント一人でどうにかさせたりなんとかさせたりするのはやめましょう。
また、キャリアコンサルタント一人で抱え込んでしまう事もやめましょう。
発達障害者である「クライエント」と「キャリアコンサルタント」、そして、なんと言っても「周囲のサポート」を受け入れられるようにするキャリアコンサルティングが必要なのです。
「クライエント」も「キャリアコンサルタント」も一人で抱え込むことがプレッシャーに繋がる事もあります。周囲との協力を行いましょう。
そして、もう一つ簡単に出来る初歩的な対策ですが「自己紹介の際に伝えておく」ことです。
「私は抜けがある事が人よりも多いと上司にも言われます。ですので、何か気になる事がありましたらご連絡ください。」と伝えておく事で、相手の印象にも残り抜けがあるときに連絡をくれる事もあるでしょう。
障害者雇用も提案のひとつとして考えてみる
障害者雇用促進法43条第1項に定められている通り、従業員が一定数以上の規模の事業主は、従業員に占める身体障害者・知的障害者・精神障害者の割合を「法定雇用率」以上にする義務があります。
民間企業では平成30年4月1日より従業員45.5人以上の事業主は2.2%以上に変更となっています。
つまり、これは障害者雇用数の増加に繋がっています。
その為、発達障害者の障害者雇用枠での採用の提案も、よりよいキャリアコンサルティングに繋がるのではないでしょうか?しかし、「障害者」という言葉は抵抗がある人も多くいますので、キャリアコンサルタントとしてクライエントの気持ちに寄り添ったキャリアコンサルティングに努める必要があります。
厚生労働省:障害者雇用率制度
具体的な困った行動に対する支援策
ここからは、発達障害者であるクライエントに対して、キャリアコンサルタントとして具体的な困った行動に対する支援策を説明していきたいと思います。
時間が守る事が出来ない場合の支援策
時間を守る事が出来ない事は社会人としてとても困った問題です。
そして、発達障害者であるクライエントは時間を守る事が苦手です。
待ち合わせをしている事さえも忘れてしまう場合もあったりしますが朝起きる事が苦手であったり、準備に時間がかかり結果的に待ち合わせ時間に間に合わなかったり、乗り継ぎ時間の目測を誤ってしまい遅刻したり、地図アプリなどを見ても迷子になってしまい到着できないなどもよくある事です。
そんな時間を守る為の対策は、現代だからこそあるハイテクな機器をフルに活用してみる提案をしてみましょう。
そんなハイテク機器の中でもスマホは一番のお勧めです。
目覚まし機能を活用して出かける時間を設定しておきます。また、目覚まし機能と同時にタイマー機能も活用しましょう。時間までを逆算して設定しておきます。
また、数週間後の待ち合わせ時間などは決まった時に、スマホの予定表に入力しておきます。こうする事で忘れるという事は防ぐことが出来ます。最近ではPCとスマホが自動的に同期することも可能ですのでPCを操作している時にもスケジュールを知らせてくれる機能もあります。
細かく覚えておく必要がある事などは、メモとしてボイスレコーダーの活用も効果的です。
自分で設定することが難しい場合には家族などにお願いしましょう。自分で出来ない事は周りの力を借りるという事を実践してみる事です。
起床について
スマホのアラーム機能の目覚ましを時間差で複数回設定するという対策を実践してみましょう。もちろん起床の手伝いをしてくれる人がいる場合は起こしてもらう手伝いをお願いする事も効果的です。
ただ、睡眠障害がある場合などの場合は専門家への相談が必要です。睡眠障害は睡眠負債に繋がり睡眠負債は様々な悪影響を及ぼしてしまいます。また、睡眠負債が増加すると集中できない事で失敗経験が増しさらに悪影響を及ぼしさらに眠れないと悪のスパイラルに陥ってしまう事も考えられます。
専門家へのリファーも検討してみましょう。
PICKUPキャリコン
PICKUPキャリコン
感情が抑える事が出来ない人への支援策
ADHD注意欠如多動性障害を含め発達障害者は、自分の感情をコントロールするのが苦手です。また、コントロールが苦手な為に爆発してしまう事もあります。爆発が怒りの場合には暴言や暴力という形になる事もあります。
こういった発達障害者の支援策としては、自制心を育てる事が大切です。そして、その自制心を育てる為に大切な事は本人に「発達障害者である」という事を自覚してもらう事です。自覚しない事には支援は進まないと言っても過言ではありません。
「自分」がダメだから感情を抑える事が出来ないのではなく、「発達障害者」だから感情を抑える事が出来ないという事を認識してもらいましょう。
つまり、「自分」がダメだから鼻水が出て、咳がでるのではなく、「風邪」だから鼻水がでて、咳がでるのだというのと同じだと説明してみましょう。
自分のことを理解する事は、他の何よりも大切な支援策となる事は先ほどお伝えした通りです。
感情を抑える事が出来ないという特徴を理解することで、本人に対しても様々なアドバイスが出来るようになります。具体的な傾向がわかる事で対策もたてやくすなります。
例えば、多くの人がいる苦手な場所に行きパニックになりそうになった時には、落ち着ける場所に自ら移動するなどして対応してもらいましょう。また、そういった場所には極力行かずに済む仕事探しという事も可能です。
忘れ物が多い・物をなくしてしまう事が多い人への支援策
先ほどのスマホなどのメモ機能の活用を実践してみましょう。
次に「気づく回数を増やす」事をしてみましょう。
先ほど時間を守る事が出来ない際の複数回のアラーム設定の対策の応用です。仕事に持っていく物は前日に用意して準備をします。その際にメモ書きを玄関の扉に大きく貼っておいたり、玄関の取っ手の部分に貼った置きます。これで出かける前に再度確認する事ができます。
また、大切なものは物理的に離れないようにしましょう。鍵や財布などはチェーンをつけた状態でズボンのポケットに入れて持ち歩いたり、カバンに入れたりしておきましょう。と、同時に鍵や財布に鈴をつけるのも効果的です。なくすという行為は落とすという行為が多い事でもあるので落とした時に鈴の音が鳴る事で気づくきっかけにも繋がるのです。
ADHD注意欠如多動性障害の人に向いている職業と向いていない職業は?
ADHDの人に向いている職業
「飽きっぽい為に刺激や変化が多い職業」や「知識やひらめきが必要な仕事」です。
ジャーナリスト/マスコミ関係/カメラマン/芸能人/俳優/マンガ家/作家/イラストレーター/芸術家/音楽家/建築士/デザイナー/技師
ADHDの人に向いていない職業
「常に気を配り管理する必要がある職業」や「円滑なコミュニケーションが重要な職業」「ミスを起こすと大変な職業」です。
管理職/事務職/総務職/トレーダー/料理人/弁護士/教師/保育士/コールセンター/営業職/運転士/パイロット/看護師/医者
キャリコンが知っておくべき発達障害の特性 ADHD(注意欠如多動性障害)編のまとめ
いかがだったでしょうか?
キャリアコンサルタントとして知っておくべきクライエントがADHD注意欠如多動性障害の場合についてでした。
キャリアコンサルタントは医者ではありませんので発達障害を確定する事は出来ません。
しかし、発達障害が疑われる人のサポートとして、まずキャリアコンサルタントが出来る事は発達障害を確定させることであり医者にリファーする事です。
その面を認識した上で発達障害の人に寄り添ったキャリアコンサルティングしてみてはいかがでしょうか?