パレート(ニッパチ・28)の法則とは?/嘘?仕事・人生の事例をわかりやすく解説 | キャリアコンサルタントドットネット

パレート(ニッパチ・28)の法則とは?/嘘?仕事・人生の事例をわかりやすく解説

[記事公開日]2022/11/25
[最終更新日]2022/11/28
パレート(ニッパチ・28)の法則とは?/嘘?仕事・人生の事例をわかりやすく解説

パレートの法則って知っていますか?

「パレートの法則なんて聞いたことないな~」「パレートの法則なんて知らないな~」と思われた方も多いはずです。しかし、下記のような法則名なら聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

  • 20:80の法則
  • ニッパチの法則
  • 8:2の法則

「パレートの法則は知らないけど、ニッパチの法則なら上司からよく言われている。」なんて方も多いはずです。

しかし、パレートの法則(20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則)って正直あまり内容を理解出来ていないなんて方はもちろん、パレートの法則(20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則)を聞いたことがない人にもわかりやすく解説いたします。

 

Contents

パレートの法則(20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則)とは

パレートの法則(20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則)とはパレートの法則とは、イタリアの技師、経済学者、社会学者、哲学者であったヴィルフレド・フレデリコ・ダマソ・パレート(Vilfredo Frederico Damaso Pareto/1848年7月15日〜1923年8月19日)が発見した冪乗則(べきじょうそく)です。

冪乗則は、英語でpower lawと訳され、冪乗則は統計モデルの一つです。

冪乗則に従うグラフの例は次のとおりです。

冪乗則に従うグラフの例

また、冪乗則は式では

と表されます。

冪乗則は自然現象社会現象でも驚くほど関係しています。

詳細は省きますが重力やクーロン力は逆二乗の法則であり冪乗則です。

また、円の面積における自乗比例の法則なども冪乗則です。数学的な公式でも多くの冪乗則があります。

この冪乗則を経済においても活用したのが、パレートの法則(20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則)です。

つまり、パレートの法則(20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則)とは、経済において「全体の数値の8割が全体を構成する要素のなかの2割の要素が生み出しているという法則です。

なお、パレートの法則(20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則)には注意点があります。

この8:2という数値は絶対的なものではありません。

この数値は「べき法則」と呼ばれている数理法則の一部であくまでも経験則ということです。

 

20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則の具体例

20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則の具体例それでは、経済的なものではなく20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則の具体的な例はどのようなものがあるのでしょうか?

20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則の具体例は次のとおりです。

  • 家の中で過ごす時間のうち8割は、家全体の中で2割の場所で過ごしている
  • よく着る服のうち8割は、所有している服のなかで、お気に入りの服である2割
  • PC使用者の8割は、PC機能の2割しか使いこなしていない

いかがでしょうか?

20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則がなんとなく理解出来たのではないでしょうか?

家の中での具体例はそのままではないですか?

玄関や風呂、廊下などは使っている時間はわずかですが大きさ的にものを考えた場合には随分と大きいはずです。

それでは、ここからは具体的に経済としてビジネスとして20:80の法則・ニッパチの法則・8:2の法則であるパレートの法則を見ていきましょう。

 

パレートの法則と混同されたりする2つの法則

パレートの法則と混同されたりする2つの法則パレートの法則とよく混同される法則があります。

それが「はたらきアリの法則」と「ハインリッヒの法則」です。

はたらきアリとなんの繋がりがあるの?と思われた方も多いはずですし、ハイリッヒって何?とも・・・。

ハインリッヒの法則は記憶にまだ新しい鉄道事故にも影響しています。

それでは「はたらきアリの法則」と「ハインリッヒの法則」を具体的に見ていきましょう。

 

はたらきアリ(2-6-2)の法則/パレートの法則と混同しやすい法則①

はたらきアリ(2-6-2)の法則/パレートの法則と混同しやすい法則①はたらきアリ(2-6-2)の法則は、ありの集団を「よく働くアリ、普通に働くアリ、働かないアリ」に分類した際に、「よく働くアリ2割」「普通に働くアリ6割」「働かないアリ2割」になるという法則です。

これは、会社全体の従業員に当てはまられて考えられています。

ここでもう一つこの法則には重要なことがあります。

はたらきアリ(2-6-2)の法則の「2割のよく働くアリ」のみのアリ集団を作った場合にも、その分類されたアリの中で「よく働くアリ2割」「普通に働くアリ6割」「働かないアリ2割」になってしまうというものです。

また、同様に「2割の働かないアリ」のみのアリ集団を作った場合にも、その分類されたアリの中で「よく働くアリ2割」「普通に働くアリ6割」「働かないアリ2割」になってしまうというものです。

つまり、人間社会で考えた場合にも、「よく働く2割」の従業員のみで構成したとしても、「働かない2割」の従業員で構成しても、その中で働かない「よく働く従業員2割」「普通に働く従業員6割」「働かない従業員2割」が出てくることを表しています。

現在の集団の分類の中で「働く従業員」「普通に働く従業員」「働かない従業員」が誰なのかを理解した上で、従業員への教育制度の分類が重要であることが理解できるのではないでしょうか?

 

ハインリッヒの法則/パレートの法則と混同しやすい法則②

ハインリッヒの法則/パレートの法則と混同しやすい法則②ハインリッヒの法則は、事故や労働災害に用いられます。

1件の非常に重大事故が発生するには、背景に29件の軽い事故があり、さらに300件のヒヤリ・ハット(ヒヤリとした経験やハッとした経験)があるという法則です。

つまり、「非常に重大な事故」:「軽い事故」:「ヒヤリハット」=1:29:300

に、なっている法則です。

そして、この法則は「JR西日本福知山線脱線衝突事故」に強い影響を与えていると言われています。

 

JR西日本福知山線脱線衝突事故とハインリッヒの法則について

JR西日本福知山線脱線衝突事故とハインリッヒの法則について2005年4月25日に西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)で発生した福知山線脱線衝突事故はまだ鮮明に覚えている方も多いのではないでしょうか?

死者は運転士を含めて107名、負傷者は乗客562名、歩行者1名というJR発足以降および平成年間を通じて最悪の大惨事でした。

この事故当時のJR西日本では、ヒヤリハットは基本動作さえしていれば必ず防げると経営者層が考えていました。

そして、ヒヤリハットを起こした従業員に対しては、ヒヤリハット防止という観点ではなく懲罰という意味合いのみでの扱いが行われていました。

特に乗務員(運転士・車掌)に対しては酷い扱いでした。

ヒヤリハットをしてしまった乗務員には、現代であればパワーハラスメント(パワハラ)とも考えられる事情聴取を複数人の上司が個室で行います。

「お前寝取ったんやろ?」「お前なんか辞めてまえ‼」などと複数人の上司が恫喝などは当たり前です。

また、その後には日勤教育という名の下で、他の乗務員が点呼をする目の前に座らせた上で、ヒヤリハットに関係のない経営理念などを複数日にもわたって書かせていました。

日勤教育は数ヶ月に及ぶこともありました。数ヶ月に及ぶというヒヤリハットでも酷い場合には、運転士の責任(ミス)で発車が30秒遅れたというようなものもありました。

また、日勤教育の問題点として決まりが一切ないということでした。日勤教育の期間決定は、すべて現場の裁量に任せられていました。

そのために、乗務員はいつまでこの屈辱に耐えれば良いのかわからないといった点で精神的に追い詰められます。そして、自ら命を立つという結果になった人も複数おられます。

日勤教育中には、トイレに行くにも上司の許可を必要とするなど、現代であれば人権侵害と考えられることが全社的に当たり前のように行われていたので当然の結果と言えるかもしれません。

しかし、それでもJR西日本は日勤教育の制度を改めようとせずに福知山線脱線衝突事故が起こりました。

ハインリッヒの法則で考えれば、福知山線脱線衝突事故という非常に重大な事故を防ぐためには、300件のヒヤリハットが起こった原因を調査研究する必要があったのです。

しかし、そのヒヤリハットの原因を調査研究せずに個人の責任ということで非常に重大な事故を防ぐことができなかったのです。

なお、「公共交通機関というところは全てそうなのではないか?」と思われた方も多いかもしれませんがそんな事はありません。

とある航空会社では、「安全に関わる行為で気になる事があれば全て言ってほしい。もし、言ったことが勘違いであったとして、ミスを一切とがめない」と経営陣が宣言しています。安全に勝るものはないと経営陣が宣言しているのです。

JR西日本は福知山線脱線衝突事故数年経った後、ヒューマンエラーは結果であり原因はないという考えに基づき様々な改善を行いました。

ただ、JR西日本でも事故はゼロにはなっていません。ヒヤリハットの報告件数は福知山線脱線衝突事故前と比較すれば間違いなく増加しています。

推測ではありますが、乗務員も自己の責任に繋がらないという意識のもとで、今までは隠蔽していたヒヤリハットも、積極的にヒヤリハットとして報告していると考えることが出来ます。

これはヒヤリハットをしっかりと活かし非常に重大な事故を二度と起こさせないという、JR西日本の経営陣のみならず社員の意識の変化が現れているからなのかもしれません。

しかし、これにはまだまだ検証が必要です。

 

パレートの法則の具体例

パレートの法則の具体例上述したとおりパレートの法則は、全体の数値のうち8割は2割の要素が構成しているというものです。

それでは、パレートの法則はどのように経済的にビジネス的に活用されているのでしょうか?

パレートの法則の具体例は次のとおりです。

  • 全体の売上の中の80%は、全従業員の20%が生み出している
  • 訪問販売の全体の売上の中の80%は、全顧客の20%が生み出している
  • 全体の売上の中の80%は、全商品の20%が生み出している
  • 故障する80%は、全部品の20%に原因がある
  • 新規顧客の80%は、全社員のの20%が開拓している
  • 全体の20%の優れた設計があれば、80%の状況で優れた能力を発揮する
  • 住民税の80%は、全住民の20%の富裕層が担っている

それでは具体的に見ていきましょう

 

全体の売上の中の80%は、全従業員の20%が生み出している

全体の売上の中の80%は、全従業員の20%が生み出しているこれは、全体の売上を100とした場合に、その売上の80%は全従業員の20%によって稼ぎ出されているという意味です。

あなたが経営者の場合や上司の場合には、その2割の従業員が誰なのかをまずは見極めることが大切です。

その2割の従業員が働きやすい環境などの導入で売上向上を目指しましょう。

また、あなたが従業員である場合には、客観的な数値で自分はどの層なのかを認識して、上位2割に入ることができるようにするようにしましょう。

 

訪問販売の全体の売上の中の80%は、全顧客の20%が生み出している

訪問販売の全体の売上の中の80%は、全顧客の20%が生み出しているこれも上記と同様にはなりますが構成要因が顧客になります。

訪問販売は成果に繋がりにくい商売といえます。

しかし、その顧客のうち売上の80%を生み出している20%を見極めることで売上を向上させることが可能になります。

また、これは会社全体にも言えますが、自分の担当顧客でも考えることが出来ます。

20%の顧客に積極的な働きかけを行うのはもちろんですが、顧客数を増加させることも全体売上の増加に繋がります。

どちらが良い選択なのかを考えて行動してみてはいかがでしょうか?

 

全体の売上の中の80%は、全商品の20%が生み出している

全体の売上の中の80%は、全商品の20%が生み出している次の構成要因は商品です。

コンビニやスーパーなどの販売の場合には、この20%がどの商品なのかを見極めることが重要です。

見極めることが出来ていない場合には、機会損失に繋がります。

例えば、20%の商品と考えられるコンビニのお弁当について考えましょう。昼食を買いにコンビニに行ったのに販売していない場合に、お菓子で代用しようとはよほど空腹でない限りありません。

また、その構成要因である商品の価値を向上させて単価を増加させることが売上向上に役立ちます。

 

新規顧客の80%は、全社員の20%が開拓している

新規顧客の80%は、全社員の20%が開拓している新規顧客の開拓は継続的な売上に非常に重要です。

その新規顧客の80%を全社員の20%が開拓しているならば、新規顧客開拓専用部署の開設などの検討にも役立ちます。

また、開拓している20%の社員と残りの80%の社員をペアにさせた教育に活かすことも可能になります。

ただ、新規顧客の開拓だけではありませんが、いずれの仕事にも向き不向きがありますのでその見極めも重要になります。

適材適所を見極めるという意味でも、パレートの法則は効果的です。

 

故障する80%は、全部品の20%に原因がある

故障する80%は、全部品の20%に原因がある次に故障する商品についてです。

故障する商品の80%が全部品の20%に原因があれば、故障する部品の20%の改善を中心に取り組むことで故障は著しく減少します。

故障の減少は、顧客満足度の向上に大きく寄与します。

また、クレームの減少にも繋がり、故障対応するスタッフの数なども減少させることが可能になるでしょう。

余ったスタッフは営業になどと考えれば、故障の原因が少なくなることにメリットは膨大です。

 

全体の20%の優れた設計があれば、80%の状況で優れた能力を発揮する

全体の20%の優れた設計があれば、80%の状況で優れた能力を発揮するこれについては「今までと逆だな」と捉える方もいらっしゃるのではないでしょうか?

たったの20%の優れた設計で80%の状況に優れた能力を発揮してくれるのです。

つまり、様々な状況で対応できるかどうかは設計の段階ですでに決まっているといっても過言ではありません。

完成してからでは変更は難しくなりますので、設計の段階から気持ちを引き締めて取り組みましょう。

 

住民税の80%は、全住民の20%の富裕層が担っている

住民税の80%は、全住民の20%の富裕層が担っている所得が高い富裕層の方は多くの住民税を支払ってくれていると意味です。

しかし、所得の再分配が出来ているという意味にも捉えることが出来ます。

また、逆に所得格差が大きいとも考えることが出来ます。

人によって様々な捉え方がありますが、あなたはどのような捉え方になりますか?

 

 

パレートの法則を企業で活用していく方法

パレートの法則を企業で活用していく方法パレートの法則は、すべてを公平に考えることが非効率的だと教えてくれています。

つまり、「選択と集中」が重要であり、「選択と集中」をすることが企業にとって売上向上に非常に効率的だと教えてくれているのです。

上述したとおり「売上を構成する商品」「売上に貢献している従業員」「顧客を開拓している従業員」などに集中するのはもちろん、それ以外の従業員を選択して教育するなどして全体の売上向上に繋げることも可能です。

また、「故障する80%は、全部品の20%に原因がある」や「全体の20%の優れた設計があれば、80%の状況で優れた能力を発揮する」を考慮すれば商品の作成段階から従業員の取り組み方も大きく変化すると考えられます。

その他にも企業内でのパレートの法則に則り、活用できる点は多くあることが考えられます。

所属する企業であったり、所属する部署内でパレートの法則を活用し「選択と集中」ができる点がないかをじっくりと考えることも活用方法になるのではないでしょうか?

 

パレートの法則とは真逆の”選択と集中をしない戦略”「ロングテールの法則」

ロングテールについて選択と集中をする戦略ですべてがうまくいくと言うわけではありません。

いえ、正しくはインターネットが広がったからこそ「パレートの法則の選択と集中」をしない戦略も注目を集めています。

それは「ロングテールの法則」と言います。

近くのホームセンターでは販売していなかった「特殊な小さなねじ」が家に帰ってきてからインターネットをみたら「Amazon」では売っていたなんてことを経験したことがある方も多いはずです。

このAmazonこそが、ロングテールの法則を最も効果的に活用しているといえます。

実店舗を持つ商売の場合、商品棚には制限があります。

しかし、ネットビジネスの場合は商品棚は無限大です。

また、賃料が安い場所に倉庫を構えるなどすればコストを大幅に削減することが可能です。3年に1個だけしか売れない商品であっても3年に1個は売れるわけです。この3年に1個の商品を多く用意しておけば巨大な収益となるのです。

少量”しか”売れないと捉えるのか、少量”でも”売れると捉えるのかの違いです。

ロングテールの法則は販売機会の損失がなくなります。

このように実店舗での商品構成にはパレートの法則でネット通販での商品構成にはロングテールのの法則と真逆の戦略です。

コロナ禍以降、実店舗を運営しながらネット店舗をしているという方も多くいらっしゃると思いますので、実店舗とネット店舗での商品構成の違いを考えることも重要になります。

 

パレートの法則の活用で売上アップを!!

パレートの法則の活用で売上アップを!!ここまでお読みになった方の中にはパレートの法則を活用すれば売上向上は容易なんじゃないのか?と思われた方も多いはずです。

「そうです容易です!」

とは言い切ることは出来ませんが、今後のビジネス戦略を立てる際やマーケティングの分析には非常に効果的だと言えます。それでは具体的に見ていきましょう。

 

パレートの法則を活用して購買分布を予想

パレートの法則を活用して購買分布を予想パレートの法則に従って、商品を販売をする前から「全体の売上の中の80%は、全商品の20%が生み出している」活用して予想することは可能です。

上位20%の顧客にスポットを当てて戦略を立てるのか、残りの80%の顧客にスポットを当てて戦略を立てるのかは商品や製品などによって様々です。

しかし、それぞれに適切な分析に役立てることがパレートの法則で可能になります。

 

分布を考慮した計画を立てるられる

分布を考慮した計画を立てるられるパレートの法則の上位20%の顧客には従業員の積極的なアプローチが効果的です。また、同時により丁寧で親密なサポートも必要になります。

つまりは、より多くの人手が必要となるのです。

「訪問販売の全体の売上の中の80%は、全顧客の20%が生み出している」とありますが、これは訪問販売においてのみではなく担当者制である販売業等においても同様です。

担当者制の場合には、その担当者のサポートする従業員を専用に置くなどして、20%の上位顧客に満足してもらえるように努めましょう。

または、残り80%に多くの従業員を当てている場合などには、コミュニケーションに関する時間やコストの削減を含めた効率化に努めましょう。

パレートの法則を活用した売上向上と費用削減で利益アップに繋げましょう。

 

ビジネスや仕事以外にもプライベートで効果的に活用できるパレートの法則

ビジネスや仕事以外にもプライベートで効果的に活用できるパレートの法則パレートの法則はビジネスや仕事だけしか活用出来ないのでしょうか?

そんなことは決してありません。

パレートの法則は、上述した例にあるようにプライベートでも活用することが可能です。

それでは、どのようにしてプライベートで活用できるのでしょうか?

具体的に見ていきましょう。

 

80%の完成を20%の時間で

80%の完成を20%の時間で料理や掃除などをする場合に、80を完成をさせるために20%の時間で完成を目指してみましょう。

そうすると残りの時間を料理であれば見た目に力を注ぐことが可能になります。

現代風にいうと残りの時間を活用して「映える料理」に進化させることが可能になります。

掃除に関して言えば残りの時間は、普段は目が届かない場所の掃除に当てることができるようになります。

このようにパレートの法則を活用すれば、掃除も料理もしっかりとすることができるのです。

 

コミュニケーションを円滑にするために活用する

コミュニケーションを円滑にするために活用する家族でも友人でも恋人などでも同じですが意見の相違は必ず訪れます。

そんなときには予め自分の意見を100%通そうとするのではなく、80%を目標として話し合いを行うことが良いでしょう。

また、その際には20%のリソースで80%の意見を通すという気持ちで話し合いを行えば余計な言い争いはもちろん、お互い気持ちにわだかまりがなく納得ができる結果となります。

 

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残りたった20点、しかしまだ20点もあるという意識を持つ

残りたった20点、しかしまだ20点もあるという意識を持つパレートの法則では80点で一定の成果だといえます。

しかし、80%の成果で100%満足していてはプロフェッショナルということは出来ません。

80%の成果を少しずつでも向上させることがプロフェッショナルとして大切なところです。

つまり、残りはたった20点と思うのか、20点をゼロにする事ができるとするのかです。

少し話はそれますが「ポジティブ」と「ネガティブ」と「ナルシスト」の違いをご存知ですか?

テストの結果が80点で全体で1位を取れた「ネガティブ」な人はこう言います。「80点”しか”取れなかった。私はだめだ。」

同じ結果で「ナルシスト」な人はこう言います。「私は1位だ。私はやっぱり凄いのだ。」

同じ結果で「ポジティブ」な人はこう言います。「私は1位だった。良かった。しかし、まだ20点も取ることができるからこれからも頑張ろう!」

このようにポジティブな意識を持った行動が、さらなる高みにたどり着くためには重要で、自分自身のレベルアップやキャリアアップに繋がるのです。

 

パレートの法則関連書籍一覧

 

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パレート(ニッパチ・28)の法則とは?/仕事・人生の事例は嘘?わかりやすく解説のまとめ

パレート(ニッパチ・28)の法則とは?/仕事・人生の事例は嘘?わかりやすく解説のまとめいかがだったでしょうか?

パレート(ニッパチ・28)の法則とは?/仕事・人生の事例は嘘?わかりやすく解説でした。

お読みいただいたとおりビジネスや仕事ではもちろんですが、プライベートでも効果的に活用することが可能なものがパレートの法則です。

ビジネスや仕事で活用して売上向上や費用削減により利益の向上に役立てたり、プライベートでも無駄な言い争いをしないようにパレートの法則を活用することをオススメしています。

パレートの法則の効果的な活用が人生を豊かにしてくれること間違いありません。

あなたの素敵な人生のお役に立てたのならば幸いです。

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