「いつでも」「どこでも」「いかなるときでも」自分以外の誰かといる時に必要なのがコミュニケーションです。
就職する際にもコミュニケーションは必要です。入社した後も必要です。
また、プライベートでも友人や恋人とのコミュニケーションは必須です。
しかし、仕事のコミュニケーションとプライベートのコミュニケーションは何か違うように感じる方も多いはずです。
それではコミュニケーションとは一体何なのでしょうか?
わかりやすく説明いたします。
Contents
コミュニケーション(communication)とは?
コミュニケーション(communication)とは、世間一般的に非常に頻繁に使用されている言葉です。
しかし、具体的にはどのような意味なのでしょうか?
コミュニケーションとは、広辞苑によると以下の通りです。
社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達。言語・文字その他視覚・聴覚に訴える各種のものを媒介とする。 引用:広辞苑無料検索/コミュニケーション【communication】
つまり、コミュニケーションとは、自分の伝えたい意思や感情、気持ち、考えなどを言葉(言語的)だけではなく非言語的な手段を使って自分以外の第三者に伝えることと言うことができます。
ただし、現代では伝えるだけでは、コミュニケーションが成立したとは言えません。
現代のコミュニケーションについて
第三者との間で意思の疎通が行われ、心や感情、気持ちの通い合うことが行われたり、お互いが理解しあえたりしてコミュニケーションが成立したという事が出来ます。
つまり、「対人間で情報共有や意思の疎通が出来たこと」がコミュニケーションの成立と言えます。
また、良くある勘違いですが、「コミュニケーションとは話すだけ」でしか成立しないと思われている場合があります。しかし、そうではありません。
手紙やメールなど文字でもコミュニケーションは成立します。
スマホのアプリなどで頻繁に使用されている絵文字やスタンプなどを使用してもコミュニケーションは成立すると言えます。
同時に相手にリアルに接触するコミュニケーションもあります。
接触するコミュニケーションの代表例が握手です。握手は初対面の人と会った時に行いますし、別れの時にも行います。
初対面の場合の握手のコミュニケーションの意味は「初めましてこれからよろしくお願いします」という意味で行います。
別れの場合の握手のコミュニケーションの意味は「今までありがとう。違う場所でも頑張れよ」という意味だと言えます。
他にもスポーツのボーリングでストライクを出した時にすることがある「ハイタッチ」も接触するコミュニケーションという事が出来ます。
非言語的コミュニケーション代表例 赤ちゃん
赤ちゃんを含む乳児や幼児などとの間でのコミュニケーションは、基本的に非言語的な表現で行われます。代表例が「泣く」ことです。
その為、大人は赤ちゃんの「泣く」という非言語的な表現と動作、鳴き声や仕草などで何を要求しているのかを理解する能力が必要となります。
ただ、赤ちゃんからの要求の種類それほど多くありません。
「おむつ」「おっぱいやミルク」「抱っこ」「眠い」などを一つずつ確認していけば良い場合がほとんどです。それでも泣き止まない場合には病気などを疑う必要があります。
しかし、大人の非言語的コミュニケーションは赤ちゃんと違い多くの要望がありますので理解するのは難しいと言わざるを得ません。
コミュニケーションの原則について
それではコミュニケーションはなぜ行う必要があるのでしょうか?
また、コミュニケーションはいつどのように行うえば良いのかなど原則はあるのでしょうか?
ここからは、コミュニケーションの原則についてわかりやすく説明いたします。
合目的性の原則について
合目的性の原則とは「目的を持って行うコミュニケーション」と「目的に沿って行うコミュニケーション」に分類することが出来ます。
- 目的を持って行うコミュニケーション
目的を持って行うコミュニケーションには次のようなコトがあります。
打ち合わせ・交渉・問題解決・報告・連絡・相談・意見具申・提案・苦情処理・会議・教育・訓練・叱責・称賛・忠告・助言・指示・ - 目的に沿って行うコミュニケーション
コミュニケーションの方法/メール・LINE・文書・視聴覚・面接・面談・集会・ヒアリング・ミーティング・webミーティング・電話
正確性の原則
コミュニケーションをする場合に、正確性の原則を確保する必要があります。
正確性の原則とは、現時点で、事実、状況、実態のわかる内容を明確に表現するという意味です。
また、5W1Hをしっかりと理解した上で明確な意思疎通を行う必要があります。
当然ですが嘘をつく事は問題です。
しかし、現時点で確かだと信じるに値する情報の場合は後に誤りだったとしても訂正は必要ですが問題はありません。
適時・適切性の原則
コミュニケーションは次の4つを考えて行う必要があります。
- 適時性
コミュニケーションを取るタイミングは問題ないのか? - 適切性
コミュニケーションの内容に合致している適切な手段や方法を用いているのか? - 適度性
コミュニケーションの内容に合致している回数や量を用いているのか? - 適用性
コミュニケーションの内容の目的や対象にマッチし効果的に行っているか?
経済性の原則
コミュニケーションは、経済性の原則を考えて行う必要があります。
経済性の原則とは、現代風の言い方かをすると「コスパが良い」のかどうかです。
時間や労力を考え、費用対効果、効率面を検討し、経済性と効率性の高い媒体を選択する必要があります。
報告を行う際には標準化し、ルールを設けた上で言葉の規格化も必要です。
コミュニケーションの原則についてのまとめ
コミュニケーションの原則についてはご理解いただけたでしょうか?
このようにコミュニケーションの原則で考えた場合でも、コミュニケーションは双方向で行う事が当然であると言えます。
つまり、コミュニケーションを良くするためには双方向型の接し方が重要になってくるのです。
相手の気持ちを考えたコミュニケーションがコミュニケーションなのであり、相手の気持ちを考えないコミュニケーションとは、もはやコミュニケーションということさえ出来ないのです。
相手の表情が飽きているにも関わらずひたすらとしゃべり続けて「私はコミュニケーション能力が高い」などと言っている人を見たことがある方も多いはずです。
しかし、それはコミュニケーションではなくただ相手の貴重な時間を浪費しているだけなのです。
コミュニケーションで得ることができるメリット
それではコミュニケーションの成功では何を得ることができるのでしょうか?
何も得ることが出来ないことに努力したいと考える人はいないはずです。
それでは、ここからは具体的にコミュニケーションの成功で得ることができるメリットをわかりやすく説明いたします。
相手の理解を深める事が出来る/自分の理解を深めてもらう事が出来る
コミュニケーションを取る事で、相手を理解したいや理解を深めたいという思いを達成することができます。
自分の感情を相手に伝える事で相手の意見や考えを聞く事が出来ます。
これは相手の価値観を理解する為には重要です。また、その理解を深めることにも繋がります。
同時に、自分を理解してもらう手段としても効果的です。
お互いの理解が深まることは感情の表現方法や価値観で、間違いや勘違いなど相違がなくなることに繋がりますので、人間関係のトラブル防止にも役立ちますので大きなメリットと言えます。
信頼関係を築き上げる事が出来る(信頼関係構築)
コミュニケーションは、上述した通り相互理解に繋がります。
相互理解は信頼関係の構築にも繋がります。
信頼関係の構築は、安心感を持って同じ時間を楽しむことが出来ると同時に、悩みなどの相談やアドバイスをくれるなど様々な面で有効的に活用されることが考えらるのです。
生産性の向上・効率的な運営
コミュニケーションは、個人間でのやり取りでのメリットだけではなありません。
仕事の面でも大きなメリットが考えられます。
それが生産性の向上です。
作業効率の向上はもちろん、新しいアイデアの創出などにも効果が期待できます。
例えば、繰り返しにはなりますがコミュニケーションを取る事は信頼関係の構築に繋がります。
それは冗談を言い合える関係になると言え、雑談も多くなるでしょう。
そんな雑談や冗談がきっかけとなり新しい事業の創出につながったという話を少なからず聞いたことがあるのではないでしょうか?
また、コミュニケーションを取ることで問題となる部分の意見の出し合い等が出来るという面で効率的な運営も可能となるのです。
コミュニケーションを通してやり取りする情報の種類
コミュニケーションを通してやり取りする情報の種類は、大きく分類すれば次の3つです。
- 意見・意思・考え・価値観
- 知識・知恵・情報
- 感情
それでは、「意見・意思・考え・価値観」「知識・知恵・情報」「感情」を具体的に見ていきましょう。
意見・意思・考え・価値観
意見、意思、考え、価値観とは、その人自身が頭の中で考えたり、思ったりしている意見などを言います。
また、大切にしている価値観や体験なども含まれます。
大切にしている体験を知ることは、相手の価値観を知ることに繋がり、信頼関係の構築に役立つ事はおわかりいただけると思います。
知識・知恵・情報
学校で学んだことはもちろん、生活の知恵や成長に必要な情報などが含まれます。
ただ、意図的な嘘は違いますがが、そのコミュニケーションを取る瞬間には真実だと思われる情報も含まれます。
このように情報が誤っていた場合でも、その瞬間のコミュニケーションは成功だと感じ信頼関係が構築出来る場合があります。
ただ、あなた自身が誤った情報だと知り相手に伝えた場合を除き、相手が他者から誤った情報だと知った場合にはその信頼関係はなくなる場合がほとんどです。
感情
喜怒哀楽が主になります。
ただし、喜怒哀楽の嬉しい、楽しい、悲しい、怒りだけではなく、興味、不安、恐怖、諦め、驚き、嫌悪などの感情も含まれます。
また、その感情の起伏が大きければ大きいほどコミュニケーションの度合いも深くなる場合がありますが、負の感情の場合はコミュニケーションが失敗することもあります。
相手との距離感や親密度を考慮した上で、やり取りする感情の度合いは注意する必要があります。
コミュニケーションの目的について
それでは、コミュニケーションの目的とは何なのでしょうか?
プライベートでのコミュニケーションの場合と仕事の場合のコミュニケーションの場合の目的は違うのでしょうか?
そんな事はありません。プライベートでのコミュニケーションも仕事でのコミュニケーションであっても目的は同じです。
ただ、プライベートでのコミュニケーションと仕事でのコミュニケーションの場合は、その使用される目的の頻度は違ってきます。
それでは、具体的にコミュニケーションの目的を説明致します。
報告・伝達/コミュニケーションの目的①
仕事やプラベートでのコミュニケーションの目的1つ目は、報告・伝達です。
仕事上での報告は、部下から上司、後輩から先輩へなど、経過や結果を知らせることを言います。
また、伝達は上司から部下、先輩から部下へなど、命令や連絡事項等を伝えることです。
プライベートでは、仕事のように難しい場面で使用することは少ないと思います。しかし、ある出来事の経過や結果を伝えると考えて問題はありません。
つまり、コミュニケーションの目的である報告・伝達は「ある事柄を相手に知らせること」です。
説明/コミュニケーションの目的②
仕事やプライベとでのコミュニケーションの目的の2つ目は、説明です。
説明とは、ある事柄の内容・理由・意義などを、相手によくわかるように述べることを言います。
これは仕事であってもプライベートで合ってもほぼ同じ意味です。
つまり、コミュニケーションの目的である説明は「ある事柄について相手にわからせること」です。
問題解決/コミュニケーションの目的③
仕事やプライベとでのコミュニケーションの目的の3つ目は、問題解決です。
問題解決とは、問題の解を見つけることを言います。
仕事の場合の問題であってもプライベートの問題であっても内容は違いますが同じ意味合いです。
つまり、コミュニケーションの目的である問題解決は「問題点や改善点を解決すること」です。
指示・命令/コミュニケーションの目的④
仕事やプライベとでのコミュニケーションの目的の4つ目は、指示・命令です。
指示とは、人に指図することです。命令とは、上の者が下の者に対して、やるべきことを言い付けることです。
仕事では上司や先輩が行うことがほとんどです。
プライベートでは親などが行うことがほとんどです。
つまり、コミュニケーションの目的である指示・命令は「ある事柄をやらせることであり、指示したりすること」です。
相談・カウンセリング/コミュニケーションの目的⑤
仕事やプライベとでのコミュニケーションの目的の5つ目は、相談・カウンセリングです。
相談とは、問題の解決のために話し合ったり、他人の意見を聞いたりすることです。
カウンセリングとは、悩みや苦しみを抱えている人の相談に乗り、援助や助言、指導を通じ相談者の成長や発達、問題の解決をサポートすることを言います。
つまり、コミュニケーションの目的である相談・カウンセリングは「リーダーが部下やメンバーの一人ひとりの理解を深めること」です。
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挨拶・会話/コミュニケーションの目的⑥
仕事やプライベとでのコミュニケーションの目的の6つ目は、挨拶・会話です。
これは最も当たり前であり最も活用されているコミュニケーションの目的ではないでしょうか?
挨拶することで会話のきっかけに繋がり、会話は相手を知るためには非常に効果的です。
つまり、コミュニケーションの目的である挨拶・会話は「親しい人間関係をつくる」ことです。
忠告・説教/コミュニケーションの目的⑦
仕事やプライベとでのコミュニケーションの目的の7つ目は、忠告・説教です。
これは、相手からすればあまり嬉しくないコミュニケーションかもしれません。
しかし、相手から忠告してもらえる、説教してもらえるという面に喜びを得ることが出来ればその人の成長は間違いないと言っても過言ではありません。
つまり、コミュニケーションの目的である忠告・説教は「ある事柄などをやめさせて、心からの反省をさせる」ことです。
コミュニケーションの目的についてのまとめ
コミュニケーションの目的は一つだけという訳ではありません。
複数の目的の為にコミュニケーションを活用するということは多々訪れます。
挨拶を行い雑談という会話を行い、ある問題解決のために説明し、指示命令を行います。また、途中では報告伝達を求めます。また、相談やカウンセリングを行い忠告や説教を行うことも考えらるのです。
その為、一つの目的の為だけにコミュニケーションを取らなければならないというような思い込みには注意が必要です。
コミュニケーションを上達させるテクニック&コミュニケーションスキルを鍛える方法
コミュニケーションは一方通行では成り立ちません。
コミュニケーションは「相互のもの」でありキャッチボールと同じだと捉える事も出来ます。
その為に、一人で上達させるという事は出来ないと言うことも出来ます。
それでは、どのようにすればコミュニケーションを上達させることが出来るのでしょうか?
また、コミュニケーションをスキルとして鍛える方法はあるのでしょうか?
具体的に説明致します。
傾聴する
コミュニケーションでは相手に自分の気持を伝えることが大切であるということで”喋ること”が大切であると勘違いしている方が多くいらっしゃいます。
しかし、コミュニケーションで大切な事は話すことよりも聞く力が大切です。
ただ聞くではなく”傾聴”することが大切です。
傾聴とは、相手の話すことを否定せずに耳だけではなく気持ち、心を傾けて話を聞くことを言います。
聴くという漢字は「耳」「+」「目」「心」です。
つまり、耳だけではなく目も心も全てで相手の話を聞くということです。
コミュニケーションの目的を相手に満足してもらう事とした場合に大切な事は、相手が話をした時間です。
また、その時間を相手がしっかりと話を聞いてくれていれば満足度は増加します。
つまり、傾聴した時間が長ければ長いほどに相手は満足するのです。
頷きを交えながら、相手を受け入れる「受容」、話を聞いてその通りだと思う「共感」を意識ししっかりと傾聴を行いましょう。
経済産業省が定めている「社会人基礎力の要素」にも「傾聴力」が含まれているので、大切だということが認識していただけるのではないでしょうか?
>>企業で役立つ社会人基礎力「3つの能力と12の能力要素」を向上させる方法
相手に合わせた会話をする
相手に合わせた会話とは、会話の内容だけと意味ではありません。
相手が低くゆっくりと話すなら、自分も低くゆっくりと会話を行います。また、動きなども同様です。
言動や仕草をミラー(鏡)のように真似をすることで相手に親近感を持たせ好感を抱かせる心理テクニックがあります。
これを「ミラーリング効果」と言います。
このテクニックを活用することでコミュニケーションが成功に繋がります。
コミュニケーションの成功の為には、相手の自分に対する印象が重要です。
つまり、印象を良くすることで、この人とコミュニケーションを取っても良いと思ってもらえることが出来るのです。
相手を観察するという意味でも目を見て話すことを意識しましょう。
目を見て話すことで自分の思いも伝えることが出来るのです。
まずは相手の話を受け入れる/共感する
どのような内容であっても、どのような話であったとしても、まずは相手の話を受け入れることが重要です。
これを共感と言います。
自分の考えや意見と違っていたとしても、または常識とは違っていたとしても「相手はそのように考えている」「相手の認識はそのようになっているだ」ということを受け入れます。
誰もがそうですが自分の意見や考えを「違う」と言われることに対して良い感情は芽生えません。
上述した通りコミュニケーションの成功の為には、相手の自分に対する印象が重要です。
この事からもまずは「相手の意見や感情、考えをそのまま受け入れる」ことを行います。
また、相手の意見や感情、考えとは自分は違っていたとしても「そのような考えもありますね」と肯定した上で、「ただ、私の考え(意見・感情)は少し違ってこうなんだけどね」と伝えるようにしましょう。
否定する際にも相手の考え(意見・感情)を認めた上で会話を続けるということを意識するようにしましょう。
伝える力を鍛える
伝える力は鍛えることが出来ます。
伝える力は言語化能力と言えます。
言語化能力は、頭で考えていることを脳で言葉に変え、その言葉を相手によりわかりやすく理解できる表現で伝える力の事です。
言語化することで意見や提案は通りやすくなります。
また、自分の考えを客観的にチェックし冷静に振り返ることにも役立ちます。
この冷静なチェックは問題などを構造的に考えるようになる傾向にあります。
なお、言語化能力には「観察力」「思考力」「語彙力」「要約力」が必要です。
どのような順番で鍛えればよいかわからない場合には、一つずつ鍛えていくことをお勧め致します。
PICKUPキャリコン
コミュニケーションを上達させるテクニック&コミュニケーションスキルを鍛える方法のまとめ
上述した内容をコミュニケーションを上達させスキルを鍛えることにお役立ていただければと思います。
ただ、一つだけ注意して置かなければならないことがあります。
それは、コミュニケーションを上達させたり鍛えることはそれほど難しいことではないということです。
それはコミュニケーションは誰もが生まれた後に身につけた能力だからです。ただ、人によって練習の場所や頻度や回数などが少なかっただけです。
また、同時にコミュニケーションは対人だけで行うことだと考えがちです。
しかし、これにも若干の誤りがあります。
「自分の感情を押し殺して我慢」していたりする場合に、自分はなぜこのような感情になっているのか?自分はなぜ我慢しているのか?などをしっかりと考えて「自分自信の本音」とのコミュニケーションを取るようなことも大切にしてみることもコミュニケーション上達の手段です。
コミュニケーションを成功させコーチングに活かす方法・ポイント
それではここまでコミュニケーションについて説明してきました。
そんな理解したコミュニケーションも実践させて成功させなければ理解した意味がありません。
その理解したコミュニケーションを成功させて、これからのコーチングに活かす方法とポイントをわかりやすく説明致します。
コミュニケーションを始めると強く決意する
コミュニケーションを成功させる為には、まずは強い決意を持つことが大切です。
繰り返しにはなりますが、コミュニケーションはキャッチボールと同じです。
キャッチボールをしようと思わないままでキャッチボールをはじめても上手く行かないのと同じです。
この成功させようと思う強い決意がなければコミュニケーションの成功に繋がりません。
強い決意を持ちコミュニケーションの成功をイメージしてください。
コミュニケーションを取る相手の同意がある
これは当たり前のようですが忘れてしまう事が多いのが実情です。
これはキャッチボールで考えれば非常にわかりやすくなります。
相手の同意もない状態で突然準備もしていないのに、ボールを投げられればキャッチボールが上手くいくはずがありません。
しっかりと相手を観察し同意を得れているのかを確認した上でコミュニケーションを開始させましょう。
適度な距離が取れている
コミュニケーションで距離は非常に重要です。
これは、物理的な距離だけではありません。
心理的な距離も含まれますので注意が必要です。
上述した相手の同意は得れているとは思いますが、心理的な距離がどれほどまで受け入れられるのかはわかりません。
これもキャッチボールで考えれば非常にわかりやすくなります。
遠くに投げたいと思っているのに近すぎたキャッチボールは楽しくありません。逆に遠すぎても同じですし、キャッチボールが成功しないことさえも考えられます。
また、これは自分にも当てはめて考える必要があります。
自分の考えている距離感と相手が考えている距離感とが一致しているのかを考えた上でコミュニケーションを行いましょう。
相手を受け入れる
受け入れるとは共感するという意味です。
繰り返しになりますが共感とは、相手が話していることが、自分の考えや意見と違っていたとしても、または常識とは違っていたとしても「相手はそのように考えている」「相手の認識はそのようになっているだ」ということを受け入れることを言います。
相手の言っていることに何にでも完全に同意するのでは、違った意見の場合には自分の気持ちが辛くなることが考えられます。
コミュニケーションは、双方向のキャッチボールですから自分がつらい気持ちでは成功するとは思えません。
ただ、相手の意見に反対意見を述べては相手が楽しくなく成功できるとは思えません。
だからこそ、相手の話に共感することが大切なのです。
コミュニケーション関連書籍一覧
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- コミュニケーション大百科/戸田久実
- 仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?/安達裕哉
- 言えない 聞けない 伝わらない コミュニケーションのもどかしさがなくなる本/中村青瑚
- ハーバード・ビジネス・レビュー コミュニケーション論文ベスト10 コミュニケーションの教科書/ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
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- コミュニケーション能力とは?高い人の特徴と鍛えるべき4つのスキル/GLOBIS CAREER NOTE
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- コミュニケーションとは?/しごとのみらい
コミュニケーションとは?/自分の能力・スキルを理解しコーチングに活かすテクニックのまとめ
いかがだったでしょうか?
コミュニケーションとは?/自分の能力・スキルを理解しコーチングに活かすテクニックでした。
コミュニケーションは双方向のキャッチボールです。
これを頭に入れれば悩んだときにもわかりやすくおもいだせると思いますので、コミュニケーション成功の為に活用していただければと幸いです。