小学校のキャリア教育とは?/学年別の学ぶ内容・目標・ねらい・実践例 | キャリアコンサルタントドットネット

小学校のキャリア教育とは?/学年別の学ぶ内容・目標・ねらい・実践例

[記事公開日]2022/10/16
[最終更新日]2022/10/31
小学校のキャリア教育とは?/学年別の学ぶ内容・目標・ねらい・実践例について

情報技術の著しい革新並びに発展が、日本の産業・職業界に構造的な変革をもたらしています。

構造的な変革は競争相手にも変化をもたらし、今までのように国内企業だけでの競争・争いだけではなくなり、国際的な企業との競争社会になりました。

つまり、いかなる業界・業種も国際的な競争にさらされ、社会経済・産業的環境の国際化・グローバリゼーションが叫ばれています。

情報技術の発展は、子どもたちの成長や発展にも影響を与えており、教育の目標はもちろん、教育環境にも大きな影響を与えています。

また、学生から職業人への移行に問題を抱える若者も増えており、上記の変化は雇用形態の多様化・流動化にも直結しており、大きな社会問題にもなっています。

このような社会環境や社会問題の変化の中で、国民へのキャリア教育の重要性が認識されています。

そんな中でも、子どもたちのキャリア教育の重要性が叫ばれるようになりました。

そんな、これからの子どもたちである小学校のキャリア教育とは?/学年別の学ぶ内容・目標・ねらい・実践例について、キャリア教育を受けてこなった大人世代にもわかりやすく説明致します。

 

キャリア教育とは?

キャリア教育とは?キャリア教育に力を入れてこなかった日本で教育を受けた今の大人の頭の中には「キャリア教育」という意味さえもわからないのではないでしょうか?

最近では「キャリア開発」「キャリア支援」という言葉も社会で頻繁に見かけるようになってはいますが正直なところ理解ができていない大人も多いはずです。

それでは、具体的にまずは「キャリア教育」について理解していきましょう。

 

 

キャリア教育の定義

キャリア教育の定義日本において「キャリア教育」という文言が公的機関で登場して、必要性が提唱されたのは、1999年(平成11年)12月の「中央教育審議会答申:初等中等教育と高等教育との接続の改善について」です。

この中で「キャリア教育を小学校段階から発達段階に応じて実施する必要がある」と提言されました。

また、キャリア教育とは2011年(平成23年)1月の中央教育審議会「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」の中で次のように定義されました。

一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育

 

もう少しわかりやすく噛み砕くと、児童や生徒一人ひとりの勤労観、職業観を育てる教育です。

 

主なキャリア教育推進施策の展開

なお、キャリア教育とは「連鎖」であり「累積」ではありません。

受けた教育を、「どのように活かすのか」「どのように発展させるのか」または修正していくのかという将来に向けた展望を含んだものです。

将来を考えていく上で、過去の行動や出来事を振り返り再構成して、現在の自分の行動をコントロールしつつ将来に向けて方向づけていくという意味が含まれています。

 

キャリア教育と職業教育は何が違うのか?

キャリア教育と職業教育は何が違うのか?キャリア教育と職業教育は何が違うのでしょうか?

簡単にいうと、キャリア教育は「土台」であり、職業教育は「専門性」を育てると言え、職業教育はキャリア教育の一部です。

職業教育では育成対象の能力について「特定の職業に従事するために必要な知識、技能、能力や態度を育成します」が、キャリア教育では「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育成します」。

つまり、今までの日本企業は職業教育を重点的にしてきました。キャリア教育はしてこなかったと言っても過言ではありません。

理由としては終身雇用という制度があったからです。その企業で定年まで働けるように知識、技術、能力を育成したのです。

しかし、その能力は他社では通用しない知識、技術、能力だったと言っても間違いではなかったのです。

このように考えると転職が当たり前になった昨今でのキャリア教育の重要性が認識できるのではないでしょうか?

 

”学習意欲が向上する”キャリア教育の効果について

”学習意欲が向上する”キャリア教育の効果についてここまでご覧頂いた方の中にはおそらく「キャリア教育の効果は将来的なもの」と思われた方も多いはずです。

しかし、充実した計画に基づいてキャリア教育をしている学校ほど、学習意欲も向上する傾向にあると言う結果が出ています。

つまり、キャリア教育を通じて、児童や生徒は「自分自身の将来」と「今、目の前にある学習」との関連性を見つけ出し学ぶという意欲をかきたてられているということになります。

”学習意欲が向上する”キャリア教育の効果について

※文部科学省 国立教育政策研究所 生徒指導・進路指導研究センター/平成26年3月キャリア教育・進路指導に関する総合的実態調査より

 

キャリア教育の基本的方向性/育む必要のある4つの能力

キャリア教育の基本的方向性/育む必要のある4つの能力文部科学省はキャリア教育の基本的方向性として生涯学習の視点に立ち、キャリア形成支援の充実を図るとしています。

また、育む必要のある次の4つの能力としてまとめています。

  • 人間関係形成・社会形成能力
  • 自己理解・自己管理能力
  • 課題対応能力
  • キャリアプランニング能力

それでは具体的に4つについて見ていきましょう。

 

人間関係形成・社会形成能力

人間関係形成・社会形成能力多種多様な様々な他社の考えや立場を理解する。それを踏まえた上で自分の考えを正確に伝えることができる。

自己の役割を果たしながら、自分の置かれている状況を受け止めて、他者と協働・協力し、これからの社会を積極的に形成し働きかける力です。

また、自己を理解し他者も理解し、自分の意見と他者の意見を個性だと認め尊重し互いに認め合う「自他の理解能力」も必要になります。

つまりは大まかにいうと「コミュニケーション能力」だと言えるのかもしれません。

他者の気持ちを理解しないままで責め立てるような発言はよくありません。

だからこそ、他者の意見をしっかりと聞き他者の意見が納得できなかったとしても、「他者はそう思っている。私とは意見が違う」とまずは認識することが重要になってきます。

このような考えがあれば、集団に属した時に望ましい人間関係を形成する力を育み、キャリア形成につながります。

 

自己理解・自己管理能力

自己理解・自己管理能力自分を理解する自己理解。つまりは、自分が「できること」「やりたいこと」「大切だとおもうこと」について理解する能力です。

また、上記を理解しながら社会と相互関係を保って、これからの自分自身の可能性を含めて肯定的に理解し、主体的に行動する力です。行動と同時に自分の思考や感情を律しながら、これからの更に成長するために自ら進んで学ぼうとする力です。

自己理解を深めるためには多くの出来事を経験させることが大切です。

学習活動はもちろんですが、例えば自然と触れるなどの経験により「私は植物や魚に興味がある」や「虫が苦手」などを認識することに繋がります。このような活動が自己理解を深める事に繋がります。

また、このような活動から将来の夢へ発展したり、自分の性格の分析などと組み合わせて行うと自らのことを直接見つめる機会にもなります。

同時に直接的に見るだけではなく客観的なものになるようにするために、児童や生徒の相互間で交流できる仕組み作りも重要です。

更に加えて、様々な活動において計画を立てさせて実践させるような指導をすることで自己管理能力の育成につながります。

上述した例に加えれば、植物の中でも「今日の目標はたんぽぽを重点的に探す」「たんぽぽを45分探して一つも見つからない場合は変更してテントウ虫を探す」などです。

これは高校生や大学生にも当然共通しています。受験勉強や部活動の計画はもちろん、就職活動計画なども自己管理能力の育成に繋がります。

 

課題対応能力

課題対応能力課題対応能力は課題や問題を対応するだけの能力ではありません。様々な問題や課題を発見して分析するという能力も含まれます。

つまり、問題をまずは発見し分析して計画を立てた上で処理し解決する能力を言います。

この能力は、基本的な生活習慣の形成で育まれます。

授業の準備、係活動、当番活動、整理整頓などの基盤的な能力が育まれるのです。

もちろん、部活動や修学旅行などの課外活動や運動会などの特別活動でも育まれます。

 

キャリアプランニング能力

キャリアプランニング能力多様な生き方の様々な情報を活用しながら取捨選択し、自ら主体的に判断してキャリア形成する力。

「働く」ということを担う意義を理解する力。

自らが果たすべき様々な役割や立場との関連を踏まえて「働くコト」を位置づける力を言います。

児童や生徒が、様々な立場の社会人と交流することだけではなく、自ら職場体験をする取り組みを企画するなどにより、キャリアプランニング能力の基盤を育むことが多いに期待出来ます。

また、将来の夢や目標を元に将来設計を立てさせる活動や発表も効果的です。

地元企業の経営者はもちろん、各種関係機関との連携を意識しておく事が重要です。

 

キャリア教育が目指すものについて

キャリア教育が目指すものについて上述した通りキャリア教育は「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」を言います。

すなわち、個々の子どもたちが社会の中で生きていくために不可欠な能力を育むことが、キャリア教育の目標です。

このことから、キャリア教育では、児童生徒の個性や発達段階、成長段階を踏まえて目標設定することが必要であり重要になります。

そんな、児童生徒の発達段階・成長段階を踏まえつつ、各段階においての文部科学省が示す目標例は以下のとおりです。

 

小学校

小学校

進路の探索・選択にかかる基盤を形成する時期

  • 自己及び他者への積極的関心の形成・発展
  • 身のまわりの仕事や環境への関心・意欲の向上
  • 夢や希望、憧れる自己のイメージの獲得
  • 勤労を重んじ目標に向かって努力する態度の育成

 

 

中学校

中学校

現実的探索と暫定的選択の時期

  • 肯定的自己理解と自己有用感の獲得
  • 興味・関心等に基づく勤労観・職業観の形成
  • 進路計画の立案と暫定的選択
  • 生き方や進路に関する現実的探索

 

 

高等学校

高等学校

現実的探索・試行と社会的移行準備の時期

  • 自己理解の深化と自己受容
  • 選択基準としての勤労観、職業観の確立
  • 将来設計の立案と社会的移行の準備
  • 進路の現実吟味と試行的参加

 

 

繰り返しにはなりますが、個々のキャリアは、一人の生涯にわたって形成されていくことが期待されています。

つまり、学校でのキャリア教育は卒業後も考えて行う必要があるということです。

また、同時に社会に出てからも活用できるような学校間はもちろん、学校と就職する企業間や、さらには非常に難しいとは思いますが学生時代のアルバイト先の企業との連携や接続することも考えて行うことが望ましいのではないでしょうか?

 

各学校段階(小学校・中学校など)におけるキャリア教育について

各学校段階(小学校・中学校など)におけるキャリア教育についてそれではここからは各学校段階(小学校・中学校など)におけるキャリア教育についてみていきましょう。

これは当然ですが、上述したように各段階においてキャリア教育が目指すものは違いますので、教育方法なども違ってきます。

また、高校1年生と中学3年生のわずか1年であってもアルバイトという働くコトが出来る学年と出来ない学年では「キャリアの」捉え方も違ってきます。

そのためにも、各段階におけるキャリア教育を理解しておくことは重要なのです。

 

小学校におけるキャリア教育について

小学校におけるキャリア教育について小学校におけるキャリア教育は、これからの社会的な自立・職業的自立に向けて基盤を形成するという意味で非常に重要な時期になります。

人、社会、自然、文化などにかかわる体験活動を少しずつ広げていく中で、自らの役割を果たしていこうとする意欲や態度を児童それぞれの発達に応じて、育てていくことが重要です。

それは、学校内での各種活動はもちろんのこと、家庭内での手伝いや友人との遊びを通じて、少しずつ人との関わり合いを広げながら、自らの役割を理解し、自らの働くこと、夢を持つことの大切さを理解し、「出来ること」「したいこと」「大切に思うこと」を理解して行動すること、そして、これらを学習意欲につなげていくことが必要です。

それでは、小学校におけるキャリア教育を低学年、中学年、高学年に分類して説明いたします。

 

小学校低学年のキャリア教育

小学校低学年のキャリア教育小学校低学年のキャリア教育として、まずは小学校に適応するということを念頭において考えなければなりません。また、同時に他者である身の回りの事象への関心を高めて、自分の好きなことを発見し活動するという視点が必要です。

それでは、上述した4つの視点に基づいて説明いたします。

 

人間関係形成・社会形成能力

児童は小学校に入学後、急速に人間関係という「社会」を広げていきます。

同級生だけではありません。先生、上級生、地域の人など関わる人が急速に広がります。

これは人との関わりの基盤となるコミュニケーション能力とともに、助け合うなどの育成が求められます。

と、低学年の子どもたちのコミュニケーション能力というのは難しいことではありません。

コミュニケーションの最も基礎である「おはようございます」のあいさつや「ありがとう・ごめんなさい」などからはじめましょう。

「ありがとう」を伝えることは自分を支えている人に感謝を伝えることに繋がり、「ごめんなさい」を伝えることは相手の気持ちを考えるということにも繋がります。

このように、社会に出てからはマナーと言われるような最も当たり前なことを学ばせる必要があります。

 

自己理解・自己管理能力

上述した社会に出てからはマナーと言われるような中に時間管理やルールを守るといったことがあります。

それは決められた時間を守り、決められた約束は守るといったことに繋がります。

なんでもやりたいしチャレンジしてみたいとなる時期ですので多くのことを体験させ、自信をもたせて活動する楽しさを味わわせるとともに、その体験で得た自分なりの感想や意見を伝えることの大切さを教えます。

また、「したくてもしてはいけないこと」や「したくなくてもしなければならないこと」があるのが社会だという認識も必要になります。

 

課題対応能力

新しいことをはじめると期待を膨らませる児童がいる反面、新しいことをはじめると不安を感じる児童もいます。

当初はその不安を周囲や先生が解決することが多いかもしれませんが、少しずつ「自分にもできることはある」と自力で解決する意識を持たせると意欲を持たせる必要もあります。

それは、大人が全てを計画や準備をするのではなく、計画や準備段階から関わらせて失敗や反省を経験させる必要があります。もちろん、その失敗や反省は次回の経験にことに繋げます。

計画や準備段階で必ず他者との意見の相違が発生すると思われますが、これは話し合いで解決する楽しさということにも繋がります。

 

キャリアプランニング能力

学校活動はもちろんですが、家庭や社会で、自分の役割を果たすことの価値を知ることで自己有用感を味わうことができます。

これは、自分はかけがえのないものだという感覚並びにそんな自分を大切にしていこうとする気持ちを育みます。

また、自分自身の成長に気づくことにも繋がり、自信を深めていくことにも繋がります。

学校での係や家庭内でのお手伝いなどを生かしましょう。また、他学級との交流会などの開催も良い試みです。

 

小学校中学年のキャリア教育

小学校中学年のキャリア教育小学校中学年のキャリア教育として、低学年時の小学校に適応するから友人関係に重点が変わります。

それは「友だちとの関わりを深める」「自らの良さを認識し発揮する。また役割を自覚する」という視点です。

それでは、上述した4つの視点に基づいて説明いたします。

 

人間関係形成・社会形成能力

低学年で個の学校生活への適応を果たした児童は、集団での物事の取り組みの姿が見られます。

この姿を集団の結束づくりを大切にしましょう。また、友達作りにも同様です。

中学年では、係活動や当番活動、掃除など様々な場面で自分たちで決めたきまりを守る姿を育てる必要があります。また、きまりを守ることは結束力も高まるとともに、自らが周囲に認められるということにも繋がります。

友人関係だけではなく、地域の人との交流や児童会活動、クラブ活動、学校の行事や地域の行事などを通しても人間関係を築く態度を育む必要があります。

互いの役割や役割分担の必要性がわかり、友人の良いところを認め励まし合ったり、自分の生活を支えてくれている人に感謝するなどが必要です。

 

自己理解・自己管理能力

中学年では最後までやり遂げる力を養い、自分自身のやりたいと思うことを考えて進んで取り組むと言う姿勢を育んだりすることが大切です。それは日常生活の日直や係活動などを活用して培われます。

また、自分の良い点を見つけ働くコトの楽しさがわかります。同時にしてはいけないことがわかり自制するという能力向上にも繋がります。

特に学級活動での話し合いを通して、集団思考後の意思決定により集団での自分の存在を認識し、自分の良さ並びに集団内での自分の役割を自覚させましょう。

 

課題対応能力

様々な課題を解決するためには、経験したこれまでのことを生かし、他者と話し合い、より良い簡潔方法を見出すことが大切です。

他者との話し合いの中で自分と他者との見方や考え方の違いを認識させながらもよさに気づかせて、より良い考え方を見いだすことができるようにすることが必要です。

また、他者である仲間との協力で課題解決できたという経験が、集団活動の意義やよさを体験し実感する時であり、中学年の自動のキャリアを発達させるのには重要です。

他者の気持ちを考えて理解しようとし、自分の気持ちや意見を分かりやすく表現し、学習や活動に協力して取り組むようにしましょう。

 

キャリアプランニング能力

中学年の時期には、学ぶことの意義と自己実現とのつながりを理解できる児童は僅かであり、難しいと言わざるを得ません。

そのため、中学年の時期には学習することの楽しさや価値に気づかせることが大切です。

また、学習を通して、見通しや振り返りの大切さを理解出来るようにするなどし、学ぶことが将来の夢を叶えるための自己実現につながっていくのかについて思考させましょう。

つまり、主体的に学習することができるようにすることが大切です。

各教科の学習が日常生活や将来に関連していることに気付く活動を積極的に設けましょう。

地域の方の暮らしを学び、協働的な体験活動も取り入れ、様々な職業や生き方があり、互いの役割、役割分担の必要性も理解できるようにします。

計画づくりの大切と必要性に気付かせ作業の手順を理解させ、自分の役割である仕事に対して責任を感じて、最後までやり通そうとするように努力させましょう。

 

小学校高学年のキャリア教育

小学校高学年のキャリア教育小学校の高学年のキャリア教育は、集団の中で自己を活かし、役に立つ喜びを体得する。また、社会と自己の関わりから、自分自身の夢や希望を膨らませることが大切です。

それでは、上述した4つの視点に基づいて説明いたします。

 

人間関係形成・社会形成能力

自己を生かすために、まずは他者の個性を尊重して、自己の個性を発揮しながら多くの様々な人々とコミュニケーションを取って協力し活動することが重要です。

自分はもちろん他者のよさ並びに個性を気付くことができる環境や場を設けることが大切です。また、その場では他者への思いやりの気持ちをもち、自分の考えや気持ちを適切な言葉や態度で伝えることができるようなコミュニケーション能力を育てることが重要になります。

自分が集団の中で置かれている状況を受け止めて、役割を果たしながらも積極的な他者との協力していく態度を形成していくことも大切になります

自分の思いや考えを、その場に応じた態度や表現で適切に伝え、規範意識を持って、社会のルールや相手との約束を守り信頼される行動をとる。また、人の役に立つことをしようとし、自分の考えを広めることができるようにしましょう。

 

自己理解・自己管理能力

高学年になると学校を代表する学年としての活動も多くなります。運動会などの学校行事はもちろん、児童会活動や異なる学年との集団活動です。

こういった活動の中で自分の役割や責任を自覚し活動するようになり、役立つ喜びなどを体得し、友人や先生など周囲から認められる経験をすることで自己肯定感をもつことができます。

また、失敗を恐れずに夢を大きく高い目標を掲げて多くの役割を担うことへチャレンジしようとする態度を育てられると考えられます。

児童それぞれが困難を乗り越えて目標を達成できるように、自立心や自律性を重視しながらも、準備段階から継続的な支援をすることで自己を生かす機会を保障することが求められます。

これは学校生活だけではありません。家庭内や社会の一員としての自分の役割を考えて、自分のできることを考えるようにすることも大切です。

自分の役割を認識し必要性を理解し、責任をもち役割を果たそうとしながらも、気持ちを律しコントロールしながら、前向きに考えて挑戦する必要があります。

 

課題対応能力

児童が働くことや学ぶことなど将来を考えることの大切さに気付き、様々な社会の情報を収集し探索する力も重要です。それは児童の生き方を選択したり課題を解決したりしていく中で決しておろそかにすることはできません。

体験活動を取り入れることで、実感を伴った勤労や職業に関する理解を深めることができるようになります。

インターネットやスマホの発達に伴い社会の情報化が著しく伸びています。そんな情報や情報手段を主体的に選択して活用する力を身に付けることも重要です。

電子機器の操作や図書、新聞などの効果的な活用により、より多くのより広い知識を得たりする活動を確実に経験できるようにする必要性もあります。しかし、電子機器の操作などは大人である我々の方が遅れている場合もありますので注意が必要かもしれません。

必要な情報を収集する手段を知り、探索し問題解決しようとする力が重要です。

 

キャリアプランニング能力

高学年になると学習においても、多くの職業に触れる機会が多くなります。

これは、自分の将来を考える機会が多くなることにも繋がり将来に目を向ける児童が多くなるということです。

働くことや自分の将来を考えることの大切さに気付く時期でもあります。

多様な生き方について理解し、目標を設定し実現に向けた行動や改善について、学校だけではなく家庭生活はもちろん、社会生活など多様な場で経験を通して気付かせるようにしましょう。

また、将来の夢や目標と関連づけを行い、中学生での目標を具体化させるなど効果的に活用すれば中学校生活への期待を膨らませることにも繋がります。

将来のことを考えるということの大切さを認識させ、夢や目標に向かって諦めることなく努力し続ける大切さがわかります。また、その夢や目標に向けて自分自身が必要な力を考えることも行いましょう。

 

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小学校のキャリア教育とは?/学年別の学ぶ内容・目標・ねらい・実践例についてのまとめ

小学校のキャリア教育とは?/学年別の学ぶ内容・目標・ねらい・実践例についてのまとめいかがだったでしょうか?

小学校のキャリア教育とは?/学年別の学ぶ内容・目標・ねらい・実践例についてでした。

キャリア教育を受けてこなかった大人には刺激的であったかもしれません。

また、このような教育を受けていれば自分の人生が違っていたなんて思った方も多いはずです。

しかし、これからを担う若者に対して同じ思いをさせない為にもキャリア教育を十分理解し、これからの教育や指導にお役立ていただければと思います。

同時に「人生100年時代」と言われています。

現在50才の方でもまだ半分50年もあります。人生を24時間で考えた時にまだお昼の12時ですランチを食べて昼からも頑張ろうかと考えている位です。

30才であれば残り70年で24時間で考えれば午前7:12です。休日ならまだ起きていないかもしれない時間です。

ようやく政府もリカレント教育(生涯を通じて学び続けていくこと)に力を入れつつある現在だからこそ、自分自身の人生を見つめなおすきっかけになったのならば幸いです。

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