情報技術の著しい革新並びに発展が、日本の産業・職業界に構造的な変革をもたらしています。
構造的な変革は競争相手にも変化をもたらし、今までのように国内企業だけでの競争・争いだけではなくなり、国際的な企業との競争社会になりました。
つまり、いかなる業界・業種も国際的な競争にさらされ、社会経済・産業的環境の国際化・グローバリゼーションが叫ばれています。
情報技術の発展は、子どもたちの成長や発展にも影響を与えており、教育の目標はもちろん、教育環境にも大きな影響を与えています。
また、学生から職業人への移行に問題を抱える若者も増えており、上記の変化は雇用形態の多様化・流動化にも直結しており、大きな社会問題にもなっています。
このような社会環境や社会問題の変化の中で、国民へのキャリア教育の重要性が認識されています。
そんな中でも、子どもたちのキャリア教育の重要性が叫ばれるようになりました。
そんな、これからの子どもたちである中学校のキャリア教育とは?/学年別の学ぶ内容・目標・ねらい・実践例についてについて、キャリア教育を受けてこなった大人世代にもわかりやすく説明致します。
Contents
- 1 キャリア教育とは?
- 2 ”学習意欲が向上する”キャリア教育の効果について
- 3 キャリア教育の基本的方向性/育む必要のある4つの能力
- 4 キャリア教育が目指すものについて
- 5 各学校段階(小学校・中学校など)におけるキャリア教育について
- 6 中学校におけるキャリア教育について
- 7 中学校1年生の発達課題と取組の基本的な考え方
- 8 中学校2年生の発達課題と取組の基本的な考え方
- 9 中学校3年生の発達課題と取組の基本的な考え方
- 10 キャリア教育と進路指導の関わりや関係性について
- 11 中学校3年間の系統的なキャリア教育の取り組みについて
- 12 中学校のキャリア教育とは?/学年別の学ぶ内容・目標・ねらい・実践例についてのまとめ
キャリア教育とは?
キャリア教育に力を入れてこなかった日本で教育を受けた今の大人の頭の中には「キャリア教育」という意味さえもわからないのではないでしょうか?
最近では「キャリア開発」「キャリア支援」という言葉も社会で頻繁に見かけるようになってはいますが正直なところ理解ができていない大人も多いはずです。
それでは、具体的にまずは「キャリア教育」について理解していきましょう。
キャリア教育の定義
日本において「キャリア教育」という文言が公的機関で登場して、必要性が提唱されたのは、1999年(平成11年)12月の「中央教育審議会答申:初等中等教育と高等教育との接続の改善について」です。
この中で「キャリア教育を小学校段階から発達段階に応じて実施する必要がある」と提言されました。
また、キャリア教育とは2011年(平成23年)1月の中央教育審議会「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」の中で次のように定義されました。
一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育
もう少しわかりやすく噛み砕くと、児童や生徒一人ひとりの勤労観、職業観を育てる教育です。
なお、キャリア教育とは「連鎖」であり「累積」ではありません。
受けた教育を、「どのように活かすのか」「どのように発展させるのか」または修正していくのかという将来に向けた展望を含んだものです。
将来を考えていく上で、過去の行動や出来事を振り返り再構成して、現在の自分の行動をコントロールしつつ将来に向けて方向づけていくという意味が含まれています。
キャリア教育と職業教育は何が違うのか?
キャリア教育と職業教育は何が違いのでしょうか?
簡単にいうと、キャリア教育は「土台」であり、職業教育は「専門性」を育てると言え、職業教育はキャリア教育の一部です。
職業教育では育成対象の能力について「特定の職業に従事するために必要な知識、技能、能力や態度を育成します」が、キャリア教育では「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育成します」。
つまり、今までの日本企業は職業教育を重点的にしてきました。キャリア教育はしてこなかったと言っても過言ではありません。
理由としては終身雇用という制度があったからです。その企業で定年まで働けるように知識、技術、能力を育成したのです。
しかし、その能力は他社では通用しない知識、技術、能力だったと言っても間違いではなかったのです。
このように考えると転職が当たり前になった昨今でのキャリア教育の重要性が認識できるのではないでしょうか?
”学習意欲が向上する”キャリア教育の効果について
ここまでご覧頂いた方の中にはおそらく「キャリア教育の効果は将来的なもの」と思われた方も多いはずです。
しかし、充実した計画に基づいてキャリア教育をしている学校ほど、学習意欲も向上する傾向にあると言う結果が出ています。
つまり、キャリア教育を通じて、児童や生徒は「自分自身の将来」と「今、目の前にある学習」との関連性を見つけ出し学ぶという意欲をかきたてられているということになります。
※文部科学省 国立教育政策研究所 生徒指導・進路指導研究センター/平成26年3月キャリア教育・進路指導に関する総合的実態調査より
キャリア教育の基本的方向性/育む必要のある4つの能力
文部科学省はキャリア教育の基本的方向性として生涯学習の視点に立ち、キャリア形成支援の充実を図るとしています。
また、育む必要のある次の4つの能力としてまとめています。
- 人間関係形成・社会形成能力
- 自己理解・自己管理能力
- 課題対応能力
- キャリアプランニング能力
それでは具体的に4つについて見ていきましょう。
人間関係形成・社会形成能力
多種多様な様々な他社の考えや立場を理解する。それを踏まえた上で自分の考えを正確に伝えることができる。
自己の役割を果たしながら、自分の置かれている状況を受け止めて、他者と協働・協力し、これからの社会を積極的に形成し働きかける力です。
また、自己を理解し他者も理解し、自分の意見と他者の意見を個性だと認め尊重し互いに認め合う「自他の理解能力」も必要になります。
つまりは大まかにいうと「コミュニケーション能力」だと言えるのかもしれません。
他者の気持ちを理解しないままで責め立てるような発言はよくありません。
だからこそ、他者の意見をしっかりと聞き他者の意見が納得できなかったとしても、「他者はそう思っている。私とは意見が違う」とまずは認識することが重要になってきます。
このような考えがあれば、集団に属した時に望ましい人間関係を形成する力を育み、キャリア形成につながります。
自己理解・自己管理能力
自分を理解する自己理解。つまりは、自分が「できることこと」「やりたいこと」「大切だとおもうこと」について理解する能力です。
また、上記を理解しながら社会と相互関係を保って、これからの自分自身の可能性を含めて肯定的に理解し、主体的に行動する力です。行動と同時に自分の思考や感情を律しながら、これからの更に成長するために自ら進んで学ぼうとする力です。
自己理解を深めるためには多くの出来事を経験させることが大切です。
学習活動はもちろんですが、例えば自然と触れるなどの経験により「私は植物や魚に興味がある」や「虫が苦手」などを認識することに繋がります。このような活動が自己理解を深める事に繋がります。
また、このような活動から将来の夢へ発展したり、自分の性格の分析などと組み合わせて行うと自らのことを直接見つめる機会にもなります。
同時に直接的に見るだけではなく客観的なものになるようにするために、児童や生徒の相互間で交流できる仕組み作りも重要です。
更に加えて、様々な活動において計画を立てさせて実践させるような指導をすることで自己管理能力の育成につながります。
上述した例に加えれば、植物の中でも「今日の目標はたんぽぽを重点的に探す」「たんぽぽを45分探して一つも見つからない場合は変更してテントウ虫を探す」などです。
これは高校生や大学生にも当然共通しています。受験勉強や部活動の計画はもちろん、就職活動計画なども自己管理能力の育成に繋がります。
課題対応能力
課題対応能力は課題や問題を対応するだけの能力ではありません。様々な問題や課題を発見して分析するという能力も含まれます。
つまり、問題をまずは発見し分析して計画を立てた上で処理し解決する能力を言います。
この能力は、基本的な生活習慣の形成で育まれます。
授業の準備、係活動、当番活動、整理整頓などの基盤的な能力が育まれるのです。
もちろん、部活動や修学旅行などの課外活動や運動会などの特別活動でも育まれます。
キャリアプランニング能力
多様な生き方の様々な情報を活用しながら取捨選択し、自ら主体的に判断してキャリア形成する力。
「働く」ということを担う意義を理解する力。
自らが果たすべき様々な役割や立場との関連を踏まえて「働くコト」を位置づける力を言います。
児童や生徒が、様々な立場の社会人と交流することだけではなく、自ら職場体験をする取り組みを企画するなどにより、キャリアプランニング能力の基盤を育むことが多いに期待出来ます。
また、将来の夢や目標を元に将来設計を立てさせる活動や発表も効果的です。
地元企業の経営者はもちろん、各種関係機関との連携を意識しておく事が重要です。
キャリア教育が目指すものについて
上述した通りキャリア教育は「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」を言います。
すなわち、個々の子どもたちが社会の中で生きていくために不可欠な能力を育むことが、キャリア教育の目標です。
このことから、キャリア教育では、児童生徒の個性や発達段階、成長段階を踏まえて目標設定することが必要であり重要になります。
そんな、児童生徒の発達段階・成長段階を踏まえつつ、各段階おいての文部科学省が示す目標例は以下のとおりです。
小学校
進路の探索・選択にかかる基盤を形成する時期
- 自己及び他者への積極的関心の形成・発展
- 身のまわりの仕事や環境への関心・意欲の向上
- 夢や希望、憧れる自己のイメージの獲得
- 勤労を重んじ目標に向かって努力する態度の育成
中学校
現実的探索と暫定的選択の時期
- 肯定的自己理解と自己有用感の獲得
- 興味・関心等に基づく勤労観・職業観の形成
- 進路計画の立案と暫定的選択
- 生き方や進路に関する現実的探索
高等学校
現実的探索・試行と社会的移行準備の時期
- 自己理解の深化と自己受容
- 選択基準としての勤労観、職業観の確立
- 将来設計の立案と社会的移行の準備
- 進路の現実吟味と試行的参加
繰り返しにはなりますが、個々のキャリアは、一人の生涯にわたって形成されていくことが期待されています。
つまり、学校でのキャリア教育は卒業後も考えて行う必要があるということです。
また、同時に社会に出てからも活用できるような学校間はもちろん、学校と就職する企業間や、さらには非常に難しいとは思いますが学生時代のアルバイト先の企業との連携や接続することも考えて行うことが望ましいのではないでしょうか?
各学校段階(小学校・中学校など)におけるキャリア教育について
それではここからは各学校段階(小学校・中学校など)におけるキャリア教育についてみていきましょう。
これは当然ですが、上述したように各段階おいてキャリア教育が目指すものは違いますので、教育方法なども違ってきます。
また、高校1年生と中学3年生のわずか1年であってもアルバイトという働くコトが出来る学年と出来ない学年では「キャリア」の捉え方も違ってきます。
そのためにも、各段階におけるキャリア教育を理解しておくことは重要なのです。
中学校におけるキャリア教育について
キャリアは段階をおって発達するものです。そのため、各学校段階での取組を考えることが重要です。
中学校におけるキャリアの発達段階の特質については、「現実的探索と暫定性的選択の時期」だと言われていて、中学校のキャリア教育の目標でもあります。
各学校の実態を踏まえた上で、各学年段階でどのような能力や態度を身につけさせるかを考えることが重要になります。
また、どのような学習や活動でなのかも同時に考えなければなりません。
繰り返しになりますが中学校のキャリア発達段階は「現実的探索と暫定性的選択の時期」です。また、中学校の「キャリア発達課題」は以下の点です。
- 肯定的自己理解と自己有用感の獲得
- 興味・関心等に基づく勤労観・職業観の形成
- 進路計画の立案と暫定的選択
- 生き方や進路に関する現実的探索
それでは中学校の各学年におけるキャリア発達課題の例を見ていきましょう。
中学校1年生のキャリア発達課題の例
- 自分の良さや個性が分かる。
- 自己と他者の違いに気付き、尊重しようとする。
- 集団の一員としての役割を理解し果たそうとする。
- 将来に対する漠然とした夢やあこがれを抱く。
中学校2年生のキャリア発達課題の例
- 自分の言動が他者に及ぼす影響について理解する。
- 社会の一員としての自覚が芽生えるとともに社会や大人を客観的にとらえる。
- 将来への夢を達成する上での現実の問題に直面し、模索する。
中学校3年生のキャリア発達課題の例
- 自己と他者の個性を尊重し、人間関係を円滑に進める。
- 社会の一員としての参加には義務と責任が伴うことを理解する。
- 将来設計を達成するための困難を理解し、それを克服するための努力に向かう。
※文部科学省『小学校・中学校・高等学校 キャリア教育推進の手引』より
それでは、具体的に中学校の各学年の発達課題と取組の基本的な考え方を見ていきましょう。
中学校1年生の発達課題と取組の基本的な考え方
中学校1年生の生徒は、当然新しい学校生活への期待を大きく抱き入学してきます。
また、部活動はもちろん、教科担任制や中間テストや期末テストの定期考査など小学校とは大きく違った学校生活への不安もあります。
世間では「中1ギャップ」といわれている現象ですが、この「中1ギャップ」の問題解決のためにも、中学校生活への円滑な適応を図る必要があります。
同時に、クラスだけの人間関係が多かった役割から、部活などの先輩後輩関係、生徒会活動や学校行事など集団の中で役割を担って活動する場面が多くなり人間関係を大きく拡大していく時期でもあります。
他者の個性を理解し尊重することはもちろんですが、他者とのかかわりの中で自分自身を理解することを前提に、より良い人間関係を構築する能力や態度を育てていくことが重要です。
また、社会の様々な職業についての視野を広めるとともに、将来の夢を描き、実現に向けて努力する態度を育てていくことも大切になります。
それでは、具体的に見ていきましょう。
自分自身の良さや個性がわかるために
中学校生活のガイダンスや諸検査、学級活動などを通し、中学校生活に適応できる環境や自分自身の良さを知る機会をつくる。
自己と他者の違いに気付き尊重しようとするために
各教科などでの学習を中心として、自分の考えを適切に伝えることのできる能力を身に付けるとともに、相手の考えを受け止める態度を養う。
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集団の一員としての役割を理解し果たそうとするために
学級や委員会、生徒会等の諸活動を通し、自主性を高める。
将来に対する大まかな夢やあこがれを抱くために
職業調べや職場訪問などの活動を通し、将来の生き方に興味をもたせる。
中学校2年生の発達課題と取組の基本的な考え方
中学校2年生は学校生活にもなれ、中学生活にやりがいを感じ、中堅の学年として充実した生活を送ることができる学年です。
そんな中学校2年制には中堅学年としての立場や役割を自覚させて、新しい希望や抱負をもちつつ、有意義な学校生活を送れるようにすることが大切です。
部活動では、新入生も迎えて3年生の引退があり自分たちの学年がトップとなることもあり、自分の特性や能力を生かし、充実した学校生活を意欲的に取り組むという心構えをもたせる必要もあります。
充実した学校生活を自ら考えてデザインした上で、社会と自分とのつながりについても考えさせる必要もあります。
自分の言動が,他者に及ぼす影響について理解するために
様々な人とかかわりながら、より良い生活や学習、進路、生き方などを目指すことの大切さを理解する。
社会の一員としての自覚が芽生えるとともに社会や大人を客観的にとらえるために
職場体験やボランティア活動等を通し、勤労の意義や働く人々の思いを理解する。
将来の夢を達成する上での現実の問題に直面し模索するために
キャリアカウンセリングなどを通し、自分の適性を知り、諸活動に生かしていく。
中学校3年生の発達課題と取組の基本的な考え方
中学校3年生は義務教育の最終学年です。
自分の将来を深く真剣に考える学年になります。
夢や目標に基づいた自分の将来設計を具体的に選択する時期を迎え意思決定を迫られます。
このような人生の中でも非常に重要な選択の時期ですので、精神的な余裕がもてない生徒もいることが考えられます。
そこで、最上級生の3年生であるという自覚をもち、自らの課題に積極的に取り組んで主体的に解決しようとする姿勢が大切です。
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自己と他者の個性を尊重し、人間関係を円滑に進めるために
今までの諸活動で得たことを自らの学習や生活に生かそうとする。
社会の一員としての義務と責任を理解するために
体験活動を通し、社会における様々な役割を理解するとともに、社会と自己のかかわりから自分の特徴に気付き、自分らしい生き方について考える。
将来設計を達成するための困難を理解し、それを克服する努力に向かうために
様々な人からの意見などを参考に、自らの進路計画を立て、目標の実現に向かい努力を続けることの大切さが分かる。
キャリア教育と進路指導の関わりや関係性について
キャリア教育と進路指導は、差異はないように思えます。
定義や概念、ねらいに関しても中学校におけるキャリア教育とほとんどかわりがないと言えるかもしれません。
しかし、キャリア教育は「就学前段階から体系的に取り組んでいくべきものである」のと違い、進路指導は「限られた一定期間」限定で行われる教育です。
また、キャリア教育は、学校から社会への移行に困難を抱える若者(若年無業者など)を支援する様々な機関においても実践されることもあります。
実際に行われている進路指導は、一人一人の発達を組織的・体系的に支援するといった意識や姿勢、指導計画における各活動の関連性や系統性等が希薄であるとの指摘があります。
つまり、進路指導は、子どもたちの意識の変容や能力や態度の育成に十分結びついていないことが問題視されています。
だからこそ、進路指導とキャリア教育を同じものだと考えることは好ましくありません。
進路指導とキャリア教育は違ったものだという認識のもとで混同しないように注意が必要です。
中学校3年間の系統的なキャリア教育の取り組みについて
キャリア教育を指導する側の大人のキャリア教育に対しての誤りのない認識が、生徒の成長・発達を支援する活動には必須です。
同時に学校での勉強はもちろん、社会的な活動やクラブ活動など様々な活動でつながりをもたせて、3年間を通して系統的なキャリア教育を行っていく必要があります。
つまり、「個に応じた指導・支援とカウンセリング」「体験的な学びを生かした取組」「各教科における学びを断片化させない工夫」などが重要になります。
中学校の時期では、生徒は自己の個性や能力、適正な理解を深めます。
同時に興味・関心は自己から他者、そして社会全般へと広がりつつ、社会の中で自分が果たすべき役割や責任の自覚が芽生える時期になります。
そんな時期だからこそ、自己と他者・自己と社会との適切な関係を構築するためにも必要な力を身につけるサポートが大切です。
キャリア教育関連の書籍一覧
- 学級活動を核とした中学校キャリア教育/埼玉県中学校進路指導研究会
- 「目的思考」で学びが変わる—千代田区立麹町中学校長・工藤勇一の挑戦/多田慎介
- これぞプロの技! 中学校進路指導・キャリア教育Q&A/公益財団法人日本進路指導協会
- ゼロからはじめる小中一貫キャリア教育/藤田晃之監修
- キャリア教育の進路指導資料集 中学校1年/桑原憲一
コラム関連で活躍中の国家資格キャリアコンサルタント
キャリア教育関連サイト一覧
中学校のキャリア教育とは?/学年別の学ぶ内容・目標・ねらい・実践例についてのまとめ
いかがだったでしょうか?中学校のキャリア教育とは?/学年別の学ぶ内容・目標・ねらい・実践例についてでした。
キャリア教育を受けてこなかった大人には刺激的であったかもしれません。
また、このような教育を受けていれば自分の人生が違っていたなんて思った方も多いはずです。
しかし、これからを担う若者に対して同じ思いをさせない為にもキャリア教育を十分理解し、これからの教育や指導にお役立ていただければと思います。
同時に「人生100年時代」と言われています。
現在50才の方でもまだ半分50年もあります。人生を24時間で考えた時にまだお昼の12時です。ランチを食べて昼からも頑張ろうかと考えている位です。
30才であれば残り70年で24時間で考えれば午前7:12です。休日ならまだ起きていないかもしれない時間です。
ようやく政府もリカレント教育(生涯を通じて学び続けていくこと)に力を入れつつある現在だからこそ、自分自身の人生を見つめなおすきっかけになったのならば幸いです。