[相談日]2021/09/26
相談者
ニックネーム:最近うつ気味
性別:男性
年齢:20才
相談内容
今年の8月から物作りをしてみたくて、営業から、製造業に転職しました。
最初は、ここならやって行けるかもと思っていましたが約2ヶ月たった今もっと早く作業をしろ、なんで?そんなに難しい?などと毎日のように言われ気が滅入ってしまい、自然と明日も仕事だと考えると涙が出てきたりとにかく毎日が憂鬱です。
まだ1年も務めてないので、もし今辞めても次が決まらない気がして、でも辞めたくてなんとも言えない気持ちで胸が痛いです。
あまり相談出来る人もいないので、今回相談させて頂きたいと思いました。
1 件の回答
最近うつ気味 様
はじめまして。
キャリアコンサルタントの二森と申します。よろしくお願いいたします。
体調のほうはいかがですか?文面を読ませていただいた限り、とても心配な状況のように思います。もし可能でしたら医療機関に受診されることも考えてみてはどうでしょうか。
いくつか不明な点があるのですが、今回営業職から製造職へなぜキャリアチェンジされたのかについてもう少し詳細をお聞きしたいところです。営業から製造へはまったくの畑違いの職種になりますので、相応の準備と対策が必要に思うのですが、ご年齢がまだ20歳ということでなんとかなったのかもしれませんね。
重要なことは、まずは営業職になぜ従事しようとしたのかです。そして、ご自分で営業の仕事を振り返ってみてどのように考えているのかということです。それらの振り返りと効果検証をしっかり行うことが重要な道筋になります。
その上で、なぜ、今回製造職に就いたのかです。ご自分では製造職に従事してみたかったというようなことをおっしゃっていますが、なぜ、物作りをしたいと思ったのかです。たとえば、営業職に嫌気がさして、物作りならなんとかできるかもと考えたのか、それとも、営業は自分には向いていなくて、製造なら…という理由なのかによってまったく方向性が変わってくると思います。他にも、もともとものづくりが好きだからという理由があるかもしれませんね。
職種でいえば、製造業とひとくくりでいえますが、業種で言えばさまざまです。金属・非鉄、機械、電器、食品等挙げればきりがないほど多くの業種があります。「ものづくりに携わりたい」という気持ちも重要ですが、「何を作りたいのか」も同様に重要です。そういう戦略的な考え方をもつことが重要なように思います。
何よりも、現在の体調が心配です。単なる抑うつ状態から、生理的身体的症状が出始めているように思われます。また行動面にも何かしらの反応が出始めているかもしれません。メンタルヘルス不調に陥る前に、早めの受診、対策が何よりも重要です。ストレッサー(ストレスの原因)の特定とストレス反応(身体的行動的反応)の関係におけるメンタルヘルスのマネジメントはあまり知られていないため、不調が進行してから医療機関に受診すると、鬱と診断されることが多くあります。それを未然に防ぐためにも早めに医療機関への受診をおすすめいたします。それで空振りに終われば、それに越したことはないです。
あと、社内に産業医や産業カウンセラーといった部署や担当がいるかどうかです。社内で相談できるところがあるのでしたら、まずはそちらに相談されるのがベストです。そのほかでいえば、お住まいの地域のハローワークや労働基準監督署、状況等によってはお住まいの役所の窓口への相談に行ってみてもいいかもしれませんね。
これからのことを考えると不安なのは非常によくわかります。しかし、現時点における喫緊の課題はご自分の体調です。より悪化するということでしたら、(可能なら)休職やむしろ退職することが何よりの対策になるかもしれません。体調が何よりも優先されるべきことです。今後のことについてはそれほど悲観視することもないように私は思います。まだ20歳という年齢は、まだまだ多くの可能性を秘めています。何度もチャレンジできます。しかし、一度、精神的に不調に陥ってしまうと、そこからの脱却に相当のエネルギーを要します。早め早めの対策が重要です。無理は禁物です。長い人生、案外なんとかなるものですよ。そのように言えるのも健康あってのことです。これからのことを考えるにあたって、仮に無職に陥ってしまったとしても、それをむしろ自分だけの武器にすることも可能です。それは、要するに物事の考え方、捉え方しだいということです。
以上、参考になればと思い、回答させていただきました。
また何かありましたらご連絡ください。