[相談日]2020/11/18
相談者
ニックネーム:きゃべつ
性別:男性
年齢:37才
相談内容
引っ越しを伴う距離で異動の内示がありました。
今は妻の実家から近く、義母の手伝いがあって何とか子育ても出来ている状態です。
上記のような状態ですので妻への負担を考えて単身赴任で引っ越しを検討しています。
ただ、恥ずかしながら私自身が一人暮らしが初めてになりますので不安です。繰り返しになりますが現在も義母の手伝いがあっての生活ですので、私自身は家事育児はノータッチの状態です。
この不安を妻に言えば、不安にさせると思うので相談できる環境がありません。
転職も頭の中では検討はしているのですが、転職が一番妻への負担が増すと思いますので無しかなと思っています。
何か良いアドバイスをお願いいたします。
1 件の回答
きゃべつ 様
はじめまして。
キャリアコンサルタントの二森です。ご相談への回答をさせていただきます。
今回、引越をともなう異動の内示があったということで、心労が絶えない状況で大変ですね。特にご家族への思いと、ご自身の一人暮らしへの不安が重なり、何かと心配が絶えない毎日だと思います。少しでもその心労が軽くなるように、できるだけの助言ができればと思っています。
さっそくですが、今回のご相談のポイントは二つあると思います。ひとつは義理のお母さん含むご家族の方への思い、もうひとつはご自身の一人暮らしへの不安といったところでしょうか。順に整理していきたいと思います。
まず、ご家族への実際の負担や不安についてですが、身もふたもないことかもしれませんが、現在異動がある企業に勤務されている以上、避けては通れないことだとは思います。ただ、一方ではそのようなご自身の負担を負われることによって、ご自身含めご家族の方の生活が成り立っているとも言えます。そのような意味では、ご自身はこれまで十分に役割を果たされてきたと思います。今回は、引越が必要になってくるということで単身赴任も視野に考えられているようですから、いずれ奥様はじめ、ご家族の方には早めにご相談されたほうがいいと思われます。むしろ、早くご家族のかたに相談をされるほうが、よりご家族の気持ちの面での負担は軽くなるのではないでしょうか。やはり、ご家族なわけですから心配事はみんなで分け合って、喜ばしいことはみんなで喜び合うということが、個人的にはいいなと思います。何もご自身で抱え込む必要はないです。「今、このような状態で心配になってて悩んでいるから少し話を聴いてほしい」などと打ち明けられれば、きっと話をきいてくださるはずです。
もうひとつの、ご自身の単身での引越、一人暮らしですが、これも早めの相談が必要ではありますが、より具体的な早めの準備が必要です。実際に住むところはすでに会社が用意してくれるのか、それとも自分で探さないといけないのかによっても、準備の大変さが変わってきます。生活をする上でのさまざまな細々したことの準備も大変だと思います。ご自分の周りで、一人暮らしをされている人にアドバイスをもらうということもいいと思います。引越しの準備は早いにこしたことはないです。引越しや一人暮らしについて、奥様のアドバイスは欠かせないものです。もし、賃貸契約についての手続き等について疑問があるのであれば、実際に仲介業者の店舗に行って直接確認をされるほうがいいと思います。ネットの情報は不正確なものもありますので注意が必要です。
子育てに関しては、これまであまり関与されてこなかったようですが、今回単身赴任になることで、引き続き奥様に負担をかけることになるのは仕方がないですね。そのようになることに対して、実際にご自身が子育てを分担してすることは難しいと思います。ですが、奥様の子育て等の心労を慮って、その苦労や心配を理解し、共感することは可能だと思います。そのような意味で、心理的な側面から奥様をサポートする姿勢でいいのではないかと私は思います。
ここまで読んでいただいて、何かお気づきになりませんか。それは、ご自身の不安については、奥様はじめご家族の方に早く打ち明けることによって、少しでも軽減できること。また奥様の家事や子育てに関する心労については可能な限り陰ながらでもサポートできれば、お互いに補い合い、助け合うことができるのではないでしょうか。ご家族の方の誰かが大変な状況になれば、ご家族みんなで助け合うことが重要です。
私は、ご自身もおっしゃっているように、今は転職は選択肢にはないと思います。現在のコロナ禍もあり、あくまで部外者の意見ではありますが、今転職を選択することはますます状況が混乱することにつながることが予想されます。ですので、今は転職について検討するタイミングではないと思います。
奥様に相談することが負担になるという気持ちも十分にわかりますが、もうすでにその期日が決まっていて目前にせまっているのであれば、遅かれ早かれ相談することが必要になってきますので早めに相談するのがいいと思います。きっと、ご自身の心配について理解を示してくれると思います。もし今後、心配がぬぐえないなど、ありましたらまたご質問してください。