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自己研鑽の意味と使い方とは?/自己啓発と違う?自分に活かす方法と解説を例文で紹介

[記事公開日]2021/10/17
[最終更新日]2022/05/19
自己研鑽の意味と使い方とは?/自己啓発と違う?自分に活かす方法と解説を例文で紹介

「就職」するにしても「転職」するにしても”はたらくヒト”にとって自分の能力を高めるコトは必要です。

能力を高めることの代表として自己啓発と自己研鑽という言葉がありますが、自己啓発と自己研鑽の違いってなんだろう?

そんなことを考えている方も多いはずです。

そんな方のために自己研鑽の意味と使い方とは?/自己啓発と違う?自分に活かす方法と解説を例文で紹介をわかりやすく説明いたします。

 

Contents

自己研鑽とは?自己研鑽について

自己研鑽とは?自己研鑽について

自己研鑽とは、当たり前のことですが「自己」と「研鑽」から成っている言葉です。

ということで、まずは「自己」と「研鑽」という言葉から説明致します。

「自己」「研鑽」を分けて考えたときと「自己研鑽」となったときの違いはあるのでしょうか?

わかり易く説明致します。

 

自己とは?自己について

自己とは?自己について「自己」とは心理学では、自分によって経験または意識される自分自身をいいます。

また、精神分析学で「自己」とは「私」に近く、「自己イメージ」という方が正確かもしれません。

自己心理学の「自己」は、心的構造の上部構造として意識に近いものだと考えられているが、精神分析学の「私」という感覚に近いとも言えます。

臨床心理学の「自己」は、私達は必ず誰でも持っているから、存在することが前提として語られます。

英語では「self」であり、飲食店やガソリンスタンドの”セルフ”サービス(self service)で使用されている「セルフ」と同様です。

”セルフ”サービスは、客である自分自身が商品を直接選び手にとることで、低価格かつ短時間の買い物ができる販売形態であり、「自分自身」でするサービスという意味合いで使われています。

つまり、自己研鑽の「自己」と同じような意味合いであると言え、自己研鑽の自己とは「自分で」「自分自身で」などという言い方がベターではないかと推測します。

 

研鑽とは?研鑽について

研鑽とは?研鑽について「研鑽」とは、学問などのものごとを深く追求して究めることを言います。

「研鑽」は、高い境地や深遠な真理を追求することですので、誰もができるようなものに対して使用するのはおかしく、基本的なコトやモノ、知識が身についていない初心者が用いることは不自然です。

また、おこがましく受け取られることも考えられます。

つまり、「研鑽」を用いるのであれば、一定程度その学問や技術等が高度なものであるかや、習熟度合いがどれくらいなのかを考えた上で、これからも長くじっくりと取り組んでいく気概を持ってからのほうが良い言葉です。

権威のある賞のスピーチで「今後も研鑽を重ねる」などと言うように、学問や技術等を極めたいと考えている人は未熟さを謙虚に自覚しているということからも理解できると思います。

このように「研鑽」を使うときは、自分はまだ完成していないという自戒を込めて、まだまだ努力を続けるということを決意するためにも使用する言葉なのです。

 

自己研鑽とは?自己研鑽についてのまとめ

自己研鑽とは?自己研鑽についてのまとめつまり、「自己」「研鑽」の言葉の意味からも分かる通り自己研鑽とは、「自分自身を鍛えて磨くことを言います。学問や技術または仕事など特定の分野をさらに向上させたり、知識を深く究める努力すること」です。

「自己研鑚を怠らずに」とは、自分自身の学問や技術または仕事など特定の分野の能力を鍛えることを怠けずに努めることを言います。

また、「自己研鑚に努める所存」とは、自分自身の学問や技術または仕事など特定の分野の能力を鍛えることを尽くそうと思うことを言います。

その他の具体的な自己研鑽の例文は以下のとおりです。

自己研鑽の例文

自己研鑽の例文

  • 読書をして自己研鑽に努める。
  • スポーツ選手として自己研鑽を積む。
  • 自己研鑽の怠らず日々邁進する。
  • 日々の自己研鑽のおかげで、学習の効率が上がった。
  • 最新の出来事を知るために自己研鑽に励む。
  • 現状に満足することなくこれからも自己研鑽に努める所存です。
  • 自己研鑽と続けて目標を達成させます。
  • 自分では言わないけどあの人はきっと自己研鑽を積んでいると思う。
  • あの人がいくつになっても自己研鑽を続ける姿勢に対して、私は心から敬服する。
  • 新しい技術が開発する必要がある業界で生き残るために、自己研鑽に努める必要がある。

 

自己啓発とは?自己啓発について

自己啓発とは?自己啓発について自己研鑽と同様に社会で多く使用される言葉として”自己啓発”があります。

しかし、自己研鑽と自己啓発って何か違うような感じがすると感じておられる方も多いはずです。

それでは続いて、自己研鑽と同じような意味合いで使用されることも多い”自己啓発”についてわかりやすく説明いたします。

 

自己啓発とは?

自己啓発とは?自己啓発とは、自らの意思で自らの能力を高めるという事が大きく捉えた意味になります。

自らの能力という意味の中には以下のようなモノやコトが含まれます。

  • 今の自分とは違う考え方や知識を学ぶ
  • ビジネススキルやビジネス関連の知識の向上
  • 精神的な成長

それでは具体的に説明いたします。

 

今の自分とは違う考え方や知識を学ぶ

今の自分とは違う考え方や知識を学ぶ考え方が固定化されてしまうと新しい何かをするにしても前に進むことが難しい場合が多くあります。

例えば、3+3+3=9の場合に、掛け算を知らなくても足し算で問題を解決することは可能です。

時間がかかったとしても掛け算を知らなくても足し算だけで回答(問題解決)にたどり着くことが出来るのです。

つまり、足し算しか知らない人はと足し算という考え方から、新しい掛け算という考え方を学ぶことが自己啓発なのです。

 

ビジネススキルやビジネス関連の知識の向上

ビジネススキルやビジネス関連の知識の向上ビジネス=仕事ですが仕事関連の成長は、自分の生活力向上に多いに役立ちます。

生活力を向上させるために自己啓発をしている人も多くいたりします。

しかし、これには注意点が必要です。

仕事とは一定の成果を求められます。その成果の一つが営業の場合には売上の向上です。

「売上の向上」がとにかく自分の成長に繋がるのだという認識の元で、売上向上だけを目的として取り組めば、購入者を嘘の情報で騙したりして販売してしまう場合があるからです。

これは次に説明する「精神的な成長」な反する行為であり、決して人を騙して売上向上が出来たとしても決して自己啓発になることはありません。

 

精神的な成長

精神的な成長上述した例えですが掛け算を覚えることで新しい考え方を得ることが出来る可能性があります。

その新しい考え方は、精神的な成長にも繋がります。

これは、自分自身の能力が向上したことにより、新しい価値観が生まれ視野が広がる事で、自分が成長したことを実感することが出来るからです。

自分自身の成長を実感することは自己肯定感を向上させ、なんにでも前向きに取り組む姿勢にも繋がります。

前向きに取り組む姿勢は、業務改善はもちろん、人間関係など人生の多くにおいてプラスに働きます。

そんなプラスな気持ちは「安定的に過ごすことが出来るそんな自分の成長」を実感することが出来るのです。

ただ、この精神的な成長向上を巧みに利用し効果がない商材を売ろうとする「自己啓発セミナー」や運が良くなるという商品の売り込むことだけを目的とした宗教団体が開催している「自己啓発セミナー」もあるのが現状ですので注意が必要です。

もちろん、すべての「自己啓発セミナー」が悪いのではありません。「自己啓発セミナー」に参加される際には開催団体をしっかりと確認する必要があるということです。

 

自己啓発とは?自己啓発についてのまとめ

自己啓発とは?自己啓発についてのまとめつまり、自己啓発とは「精神的な成長により関連した能力の向上」という事が出来ます。

自己啓発本を読むや自己啓発セミナーを受講するなどし、自分自身の精神的な(心の)成長を促し、その精神的な(心の)成長を仕事に繋げていく事を自己啓発と言えます。

自己啓発の第一は、精神的な成長であり心の成長だという事も出来ます。

ただ、この精神的な成長にも2種類あります。

  • 自分の人生や仕事における理想や目的を見つけるためのもの
  • 理想や目的を実現するのために役立つもの

それでは具体的に説明いたします。

 

自分の人生や仕事における理想や目的を見つけるためのもの

自分の人生や仕事における理想や目的を見つけるためのものこれは、「自分が何をしたいのか?」「理想としている人生とは何か?」などと人生の目的地(指針)を示してくれるものです。

自分で自分の人生の理想や目的が何もなく見つけるのは非常に難しいのが現状です。

また、その理想や目的がなければ前に進むことが出来ないのも事実です。

より充実した人生を送る為に、自分自身がどのような理想を持っているのか、どのような目的を必要としているのかを知る事は非常に重要なことなのです。

 

理想や目的を実現するのために役立つもの

理想や目的を実現するのために役立つものこれは、上述した「自分の人生や仕事における理想や目的を見つけるためのもの」が見つかっている人向けです。

つまり、「自分の人生や仕事における理想や目的を見つけるためのもの」の次のステップと言えます。

理想や目的が見つかっていたとしても、必要なプロセスや必要な知識がなければ達成することは困難です。それを具体的に示してくれます。

自分の人生や仕事における理想や目的がはっきりとしている人向けの精神的な成長と言えます。

 

自己啓発の具体的なテーマ例

自己啓発の具体的なテーマ例

  • 思考法
    「ロジカルシンキング」「クリティカルシンキング」「クリエイティブシンキング」「ラテラルシンキング」「論点思考」「仮説思考」「デザイン思考」「エッセンシャル思考」等
  • 自制心
    自身の感情をコントロールする力です。
    俗に言われる客からの叱責などで「キレる」ことがないようにする力です。
  • 能力開発
    自身がまだ知らない能力を見つけることです。
    野球をしたことがない人は自分の野球の能力はわかりません。より豊かな人生へ導く為の指針となります。
  • リーダーシップ
    その名のとおり、周囲を人間をまとまる力です。
  • モチベーション
    モチベーションとは動機づけとも言います。
    モチベーションの向上は自発的に行動を起こさせることに繋がります。
  • 人脈
    浅く、広く人脈を広げ、その中から選抜していき深く付き合える人を見つけましょう。
  • 行動力
    自分が思い描いた道をまっすぐに進めるように行動できるようになりましょう。
    行動力は、「人脈作り」「能力開発」など様々なモノにも役立ちます。
  • 生きがい
    上述した「自分の人生や仕事における理想や目的を見つけるためのもの」と同様です。

 

自己啓発の具体例

自己啓発の具体例

  • 本を読む
    1000円ちょっとで多くのことを学ぶ事が出来るので非常にお勧めです。
  • 勉強会・スクールや自己啓発セミナーへの参加
    周囲にも同じ目的を持った人がいるのでモチベーションの維持にも繋がります。ただし、上述した通り怪しいセミナーもあるので開催団体に注意が必要です。
  • 自分の目的を達成した人の成功事例を研究し真似をする
    成功事例の研究は多いに役立ちます。
    真似を出来る所は真似をし物理的に不可能な場合などは代替案を考えます。
  • 経営者に話を聞く
    上記の「自分の目的を達成した人の成功事例を研究し真似をする」と似ている事ですが、他の経営者に話を聞くことも効果的です。
    より多くの経験を積んでいる経営者の話を聞くことで得られることが多くあり、より豊かに成功している経営者ほど自身の失敗談の話をしてくれます。
    失敗は成功の元と言われる通り、その失敗談を活かして自分の成功に繋げることが出来るのです。
  • 国家資格キャリアコンサルタントに相談する
    国家資格キャリアコンサルタントは国が認めている相談のプロです。料金は発生しますがより効果的なアドバイスが欲しい場合には活用をお勧めします。
    また、アドバイスだけではなく実践面の相談も可能です。
    面談を重ねて自分の性格にあった道筋を立ててもらいより短期間で目的達成を目指してみてはいかがでしょうか?

 

「自己研鑽」と「自己啓発」の違いとは?違いについて

「自己研鑽」と「自己啓発」の違いとは?違いについて「自己研鑽」「自己啓発」共に自分自身を成長させるという点では同じように思えます。

が、「自己研鑽」「自己啓発」の具体的な明確な違いは何でしょうか?

それは、「目的が違う」という点にあります。

それでは具体的に「自己研鑽」「自己啓発」の違いについて説明いたします。

 

自己研鑽の目的

自己研鑽の目的自己研鑽の目的は「スキルの向上」です。

つまり、自分自身が”今”持っているスキルや能力を向上させることが目的です。

その目的を達成する為の手段として「学習」「鍛錬」などがあります。

 

自己啓発の目的

自己啓発の目的

自己啓発の目的は「精神的な成長」です。心の成長とも言い換えることが出来ます。

つまり、心を成長させてさらに大人になることが目的です。

その目的を達成するために手段として「スキルの向上」があります。

そうです。自己啓発の目的を達成させる手段が自己研鑽なのです。

今持っている能力(スキル)を自己研鑽でアップさせることが、自分の精神的な成長(自己啓発)に繋がる自己啓発になると考える事が出来るのです。

 

「自己研鑽」と「自己啓発」のメリットデメリット

「自己研鑽」と「自己啓発」のメリットデメリット「自己研鑽」と「自己啓発」の違いを理解できたとは思いますが、自分の能力を高めていくという点だけを見ればメリットや良い点しかないように思えます。

しかし、「自己研鑽」と「自己啓発」にも当然メリットとデメリットがあります。

それでは具体的に「自己研鑽」と「自己啓発」のメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

 

自己研鑽のメリット

メリット繰り返しになりますが自己研鑽の目的は「スキルの向上」です。

スキルが向上すれば単純に多角的にモノを見ることが出来るようになります。

例えば、多角的にモノを見ることでスピード力の向上にも役立ちます。

今までは一つしか問題解決の手段がなかったとしても、問題解決手段が2つ3つと増えていけば、その中でこの問題解決に至るプロセスが早いのはどれだろうかという考えに至ることが出来るからです。

また、単純にスキルの向上が新しい分野での活躍に結びつく事があり得ます。

例えば、社内で数値化されたお客様への接客度が1番になったとします。このような場合に売上が一番ではなくても接客度を向上させるための管理を任されるなんて事は容易に想像できます。

お客様へのスキル向上により新しい管理という分野での活躍に結びついた良い例です。

 

自己研鑽のデメリット

デメリット

自己研鑽とはあくまでも自分の過去と比較して行うコトやモノです。

しかし、自己研鑽を他人との比較で行ってしまう場合が多く見受けられます。

つまり、「あの人は出来たのに私は出来ない」などと思ってしまっていては自己研鑽に繋がりません。

もちろん、その気持ちから「なにくそ根性」でさらに自己研鑽に繋げるという強い気持ちをお持ちならば良いのかもしれませんが、それほど強い気持ちをお持ちの方は多くないのが実情です。

過去の自分と比較で誰が見ても理解できる数値での比較がお勧めです。

 

自己啓発のメリット

メリット自己啓発のメリットは、仕事だけではなく人生においても目的を達成させるための時間を短くすることが出来ることです。

これはジョギングやランニングの1kmを走る時間が短くなれば10㎞を走る時間も短くなるとの同じです。

また、ジョギングやランニングの例で説明をすれば、自己啓発は走り方の改善も含まれます。自分に適している楽な走りかたを知る為の知識の習得も出来ます。その知識は健康にも役立つことが考えられ、健康は生活全般の能力向上に繋がります。

このように自己啓発のメリットは、人生の多くの部分の能力向上に繋がり、目的達成までの近道を教えてくれるそのように言い換えることも出来るのです。

 

自己啓発のデメリット

デメリット自己啓発のデメリットは、学ぶことに重点を置きすぎた時に起こります。

それは知識を詰め込むことだけに集中し、何も実践せずにいた場合、俗に言われる「頭でっかち」になってしまう事です。

また、同時に自分の目的とは違うモノやコトを学んでしまい遠回りしてしまう事が考えられます。

しかし、上記で示した2つ共に、「学んだ知識はいつか役立つんだ」このような気持ちさえ持っていさえすれば、遠回りであっても頭でっかちであっても、ポジティブにさえ捉えることが出来る為にデメリットと言えないのかもしれません。

「遠回りすれば時間が無駄になる」という人も多いかもしれません。しかし、遠回りしなければ見ることが出来ない風景も必ずあります。

このようなポジティブな思考にたどり着くことも自己啓発の一つなのかもしれません。

ただし、ここで注意が必要です。

いつかは役に立つ知識ですが、貯めこみすぎるのではなく適度に実践することは必須です。

実践するのはあなたしかいないのです。

自己啓発本を読んでいるだけで満足している方や、自己啓発セミナーに参加するだけで満足している方は多く見受けられます。

これは「水泳の知識はすべて頭に入れた。私は北島康介、入江陵介、池江璃花子などすべての水泳選手の泳ぎも100%研究したので私が泳げば世界新記録を出せる」と言ってる人と何ら変わりありません。

頭にいれた知識を少しずつ実践して、頭に入れたことが実践できるかを試してみなければ、「自分が成長しているのか」「頭でっかちになっているだけなのか」を確かめることは出来ないのです。

 

自己研鑽は就職や転職で効果的にアピールとして活用可能

自己研鑽は就職や転職で効果的にアピールとして活用可能自己研鑽とは、自己啓発の手段であることは前述した通りです。

つまり、自己研鑽をしていれば自己啓発にも繋がりますので自己啓発をしているとアピールすることも可能になります。

このように自己研鑽と自己啓発は就職や転職で効果的にアピールとして活用可能なのです。

 

自己研鑽が就職・転職にアピールとして活用できる理由

自己研鑽が効果的にアピールとして活用できる理由就職や転職の際に最も必要なことは前向きな気持ちです。

難しいことにチャレンジするという前向きな気持ちはもちろんですが、毎日同じことを繰り返す仕事であっても「改善できる点はないか?」「効率的に出来る方法はないか?」と前向きな気持ちがあるかないかという点が重要です。

これは転職の際にはもちろんですが、新卒の就職面接の際にも必要なことです。

楽しい仕事よりも辛い仕事が多い仕事も多くあるのが現実ですので、辛い仕事ばかりが続く日々であっても前向きに感じる何かをもっているかという点が大切なのです。

そんな気持ちを持っているかの判断の基準の一つが「自己研鑽をしているか」という事も出来ます。

常に社会の新情報や関連技術の新情報に精通していることが採用の可否を判断することも多いに考えられます。

また、同時にプロジェクトメンバーの社内選考等でも「彼は自分の弱点を克服しようとして自己研鑽に励んでいる」という話があれば、自分を高めようとしているという評価に繋がることはお分かりいただけると思います。

ただ、人脈を広げるために異業種交流会などに良く参加している等には注意が必要です。

異業種交流会などはマルチ商法などの勧誘も多く、自己研鑽しているというプラスの印象だけではなく、「怪しい副業をしているのではないか?」などとネガティブなマイナスの印象を持っている人も少なからずいるからです。

 

自己研鑽を具体的に進めていく方法

自己研鑽を具体的に進めていく方法上述した通り自己研鑽の方法が多くあります。

しかし、なにをどのように始めればよいのか、またどのように進めていけばよいのかがわからない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

自己研鑽を具体的に進めていく方法は次のとおりです。

  • 自己理解を深めて自分を分析する
  • 目的達成の強い意識を持ち行動する
  • 自分に適した手法での行動

それではわかりやすく説明いたします。

 

自己理解を深めて自分を分析する

自己理解を深めて自分を分析する自己理解とは「自分を知る」という事です。

  • 得意・不得意
  • 好き・嫌い
  • 性格
  • 苦手なヒトやモノ・コト

等などから自分を分析し理解してみましょう。

上記を分析した後に、自己研鑽をするならば弱点を克服する方がベターです。

もちろん、得意分野の能力をさらに向上させるという場合も自己研鑽になります。

しかし、就職や転職の面接で効果的にアピールする際には不得意分野を克服しようしたような説明の方が、相手に与える印象は更に良くなるでしょう。

この理由は簡単で、「得意分野を伸ばす」と「不得意分野を克服する」の場合は、誰でも間違いなく「不得意分野を克服する」の方が困難で難しいからです。

しっかりと、自己分析を行ったうえで不得意分野の克服に向けての自己研鑽のアピールに繋がるようにしてみることをお勧めします。

 

目的達成の強い意識を持ち行動する

目的達成の強い意識を持ち行動する自己研鑽とは、一般的に短期的に出来ることを指す言葉ではありません。

比較的に長期的な努力が必要であり長ければ10年などという期間、励まなければ達成できない事もあり得ます。

そのような長期間であっても必ず目的を達成させるのだという強い意識を自分自身がしっかりと持つと同時に行動するようにしましょう。

 

自分に適した手法での行動

自分に適した手法での行動目標達成に向けて継続する為には、自分に適した手法での行動が必要です。

例えば「筋トレ」で100kgのベンチプレスを目標としているとします。

「毎日ジムに行けば目標達成は可能だ」と思われていたとしても、ジムに行く準備が面倒だと思っている場合には継続することは難しいでしょう。

これは、筋トレという目標が難しい訳でなく自分に適した手法での行動をしていないから目標達成が難しくなります。

筋トレは楽しくどれだけ辛いトレーニングも楽しいと感じていたとしても、自分の性格が準備が面倒だと考えていてそれを考えていない手法に問題があります。

この例の場合は、家に筋トレマシンを買うなどが自分に適した手法ナノではないでしょうか?

もちろん、設置場所や費用面など様々な問題はあります。

しかし、家でトレーニングが出来ればジムに行く準備をしなくても良く、ジムに行く準備が面倒な自分の性格を分析した上で適した手法での行動だと考える事が出来ます。

 

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自己研鑽の意味と使い方とは?/自己啓発と違う?自分に活かす方法と解説を例文で紹介のまとめ

自己研鑽の意味と使い方とは?/自己啓発と違う?自分に活かす方法と解説を例文で紹介のまとめいかがだったでしょうか?

自己研鑽の意味と使い方とは?/自己啓発と違う?自分に活かす方法と解説を例文で紹介でした。

このコラムがあなたの素晴らしい人生のお役に立てたのなら幸いです。

ご自身の目的に向かって自己研鑽に励み素晴らしい人生をお送りください。

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