[相談日]2021/02/05
相談者
ニックネーム:まいご
性別:女性
年齢:42才
相談内容
42歳独身女性です。
現在、電機メーカーのコールセンターに人材派遣会社の社員として派遣されて、10年経ち、スーパーバイザー業務と兼務しています。
しかし、直接雇用ではないため、スーパーバイザーと言っても、補助業務のみの担当となっており、管理業務を担当できません。
そこで直接雇用の転職を考えました。経験のあるコールセンターでは、正社員雇用も少ないので別の職種への転職を考えました。未経験で無資格で中高年なので、何か強みになる資格を取得しようと考え、かねてより興味のあった社会保険労務士試験を勉強し、合格しました。実務経験がないので、事務指定講習を受講中、転職活動を始めようと考えています。
しかし、未経験で高年齢のため求人数が少なく現実の厳しさを痛感しています。
そこでどのような働き方が良いか検討中です。
- 正社員雇用のコールセンターヘ転職する
- 今の仕事を続けながら、アルバイトやパートで未経験でも可の社労士事務所でバイトさせていただきながら経験を積んでから本格的に転職するまたは開業する
- とりあえず未経験可の社労士求人にたくさん応募して気長に転職活動する
年齢が年齢なので、今後のキャリア形成にあたってどういう働き方が良いか、アドバイスをお願いします。
1 件の回答
まいご様
はじめまして、キャリアコンサルタントの鈴木でございます。
電機メーカーのコールセンターで10年派遣社員としてお勤めされており、更には、かねてより興味のあった難しい社労士の資格を取られて、頑張り屋さんなのですね。
年齢などを鑑み転職は難しいが、正規雇用のコールセンターに転職するか、又はアルバイトでの社労士事務所での経験実績を積んで将来は開業しようかと悩まれていらっしゃるのですね。
コールセンターのお仕事は今まで10年という経験をお持ちですが、そこでのお仕事は、ご自分に合っていますか。楽しいと感じられますか。
もし、そのようにお感じになるのでしたら、継続あるいは正規雇用という方向も考えられますね。「労働者派遣法」で「3年ルール」というのがあり、同一の派遣社員を派遣先事業所における同一の組織単位(課)に対して派遣できる期間は3年が限度となっています。もしこれを過ぎるようでしたら、
①派遣先への直接雇用依頼、
②派遣元での(派遣労働者以外としての)無期雇用
などの申し出をすることが出来ます。
また、同法「5年ルール」もあり、5年経った時点で派遣社員からの申し入れがあれば、派遣会社は無期労働契約にする義務が生じる。とも規定されています。
いずれにしても、まいご様が今の企業で継続的に勤務をしたいと思われるのでしたら、現在の職場の担当上司、あるいは派遣元にご相談をしてはいかがでしょうか。
一方で、42歳で高年齢と表現されていますが、果たしてそうでしょうか。実を言いますと、私は、50代後半で独立・起業いたしました。それまでは、組織で長いこと働いておりましたが、その経験を活かし、そして資格も取ってセカンドライフを歩み始めた経験を持っております。歳は必然的に積み重なっていきます。でも、やりたいことがあれば前に踏み出すことも必要ですし、「よし!」と思った時が好機ということかもしれません。
まいご様は、「かねてより興味のあった社会労務士試験」に合格し、資格をお取りになったのです。その努力は自慢して良いですね。しかも、事務指定講習も受講していらっしゃいます。是非、その資格に様々な経験を付与して行ってはいかがですか。もし、生活の不安があるのでしたら、今の仕事を継続しつつ社労士事務所で勉強をさせていただくのも良いと思います。その時は、今の仕事は社労士経験をつけるための生活のツールとして理解し納得しても良いかと思います。未経験でも可とする社労士事務所はあります。将来開業することもお気持ちの中にはあるようですので、まいご様にとって、「将来どうなりたいか、どうなっていたいか」をよく考えてみてください。それを目標に、歩みを進めてみてはいかがでしょうか。
私の気持ちが届きますように!
ご活躍をお祈り申し上げます。