キャッシュ・フロー計算書とは?/初心者向けに会計の基礎知識と管理・読み方を解説 | キャリアコンサルタントドットネット

キャッシュ・フロー計算書とは?/初心者向けに会計の基礎知識と管理・読み方を解説

[記事公開日]2020/11/20
[最終更新日]2022/07/27
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社会人になってから上司や先輩から「キャッシュ・フロー計算書も知らないのか!」なんて言われた事がある人も多いはずです。

そんな「社会人になってから知っておいて方が良かった」と思われるキャッシュ・フロー計算書を初心者向けにわかりやすく説明いたします。

 

Contents

キャッシュ・フロー計算書(CF)は財務諸表の一つ

貸借対照表は財務諸表の一つキャッシュ・フロー計算書(CF)は財務諸表の一つです。

財務諸表は、企業が一定期間、一定時点の経営成績や経営状態を示すために作成します。現貯金や資産や売り上げや費用などの財務状況等を株主や債権者などの関係者に対して示すためです。

一般的には財務諸表のことを決算書(決算報告書)と呼ばれています。

日本における会計基準では、財務諸表には「貸借対照表(Balance sheet、略称B/S)」「損益計算書(Profit and Loss Statement、略称P/L)」「キャッシュ・フロー計算書(C/F、cash flow statement)」「株主資本等変動計算書(S/S、Statements of Shareholders’ Equity)」が含まれます。

 

貸借対照表(Balance sheet、略称B/S)

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貸借対照表(Balance sheet、略称B/S)は、企業の一定時点(決算日/例:3月31日)の財政状態を表している書類です。

貸借対照表は、左側の「資産の部」と右側の「負債の部」と「純資産の部」に分けられます。

左側の「資産の部」には、どのようにお金を使ったのか、お金の使い方が書かれています。

右側の「負債の部」と「純資産の部」には、左側の資産を得る為にどのように資金を集めたのかが書かれています。

>>【初心者向け】貸借対照表・バランスシート(BS/balance-sheet)とは

 

損益計算書(Profit and Loss Statementt、略称P/L)

損益計算書 Profit and Loss Statement(PL)の初歩損益計算書(Profit and Loss Statementt、略称P/L)は、企業の一定期間(例/4月~3月)の収益と費用等の状態を表す数値を記しています。

新聞やテレビなどで経常利益、純利益等とよばれる数値など経営成績に関する情報が計算されています。

損益計算書には以下のような項目があります。

  • 売上高
  • 売上原価
  • 売上総利益(または売上総損失)
  • 販売費及び一般管理費
  • 営業利益(または営業損失)
  • 営業外収益(受取利息、配当金、その他の営業外収益)
  • 営業外費用(支払利息、その他の営業外費用)
  • 経常利益(または経常損失)
  • 特別利益(固定資産売却益等)
  • 特別損失(災害損失等)
  • 税引前当期純利益(または税引前当期純損失)
  • 法人税等
  • 法人税等調整額
  • 当期純利益(または当期純損失)

>>【初心者向け】損益計算書 Profit and Loss Statement(P/L)とは

 

 

株主資本等変動計算書(Statements of Shareholders’ Equity,略称S/S)

株主資本等変動計算書(S/S、Statements of Shareholders’ Equity)とは、貸借対照表の純資産の企業の一定期間(例/4月~3月)における変動額のうち、株主資本の各項目の変動事由を報告するために作成されます。

株主資本等変動計算書は、純資産を株主資本、評価・換算差額、新株予約権、非支配株主持分(連結株主資本等変動計算書においてのみ作成)に分けて表します。

 

キャッシュ・フロー計算書-cash flow statement(CF)-とは?

キャッシュ・フロー計算書-cash flow statement(CF)-とは?キャッシュ・フロー計算書(CF)とは、企業の会計期間(例:4/1~3/31)のキャッシュの増減をまとめた書類です。

簡単にいうと1年間の「現金の流れ」がわかる書類です。

企業は商品やサービスの提供とその代金の回収に時間差があることが多くあります。

売上から商品の仕入金額を差し引いた金額が利益であっても現金がないと支払いをすることが出来ないなんて事がありえます。

このような危険性がないかを確認出来る書類がキャッシュ・フロー計算書です。

 

キャッシュ・フロー計算書の「キャッシュ」とは?

キャッシュ・フロー計算書の「キャッシュ」とは?キャッシュとは、主に現金や貯金のことを言います。

貯金の主な例としては、普通預金、当座預金、通知預金です。

また、キャッシュには現金や貯金だけではなく「現金同等物」も含まれます。

現金同等物の具体例は、定期預金や譲渡性預金、コマーシャル・ペーパー、売戻し条件付現先、公社債投資信託などです。

容易に換金が可能でかつ価値変動が僅かなリスクしか負わないと考えられる「取得日から満期日又は償還日までの期間が3か月以内の短期投資である上記のモノ」です。

ただし、以下の点に注意が必要です。

現金同等物として具体的に何を含めるかについては、各企業の資金管理活動により異なることが予想されるため、経営者の判断に委ねることが適当と考えられている。したがって、資金の範囲に含めた現金及び現金同等物の内容に関しては会計方針として記載するとともに、その期末残高と貸借対照表上の科目別残高との関係について調整が必要な場合は、その調整を注記する。

参照:日本公認会計士協会/連結財務諸表等におけるキャッシュ・フロー計算書の作成に関する実務指針 

 

キャッシュ・フロー計算書が重要な理由

キャッシュ・フロー計算書が重要な理由企業は赤字でも倒産はしません。

赤字であっても誰かがキャッシュを貸してくれれば倒産せずに存続することが可能です。

しかし、一人で経営している会社が100億円の黒字であっても、キャッシュがなければ支払いが出来ずに倒産します。

それほどキャッシュは企業にとって大切なのです。

ちなみに、黒字でキャッシュがなくなり倒産することを「黒字倒産」と言います。

 

キャッシュ・フロー計算書の3つの表示区分

キャッシュ・フロー計算書の3つの表示区分キャッシュ・フロー計算書は次のような構造です。

 

「期首のキャッシュ残高」+「期中のキャッシュ増額分」-「期中のキャッシュ減少分」=「期末のキャッシュ残高」

 

例 4月1日〜3月31日の会計期間の場合

10万円(4月1日にあった現金)+5万円(1年間に増えた現金)−3万円(1年間に減った現金)=12万円

 

このように構造自体は特に難しいものではありません。一般的な家庭内での1年間の現金収支を考える場合と同じです。

 

企業会計で使用するキャッシュフロー計算書は「営業活動によるキャッシュ・フロー」、「投資活動によるキャッシュ・フロー」「財務活動によるキャッシュ・フロー」の3つの区分で表示されています。

なお、「投資活動によるキャッシュ・フロー」と「財務活動によるキャッシュ・フロー」に分類されないモノは「営業活動によるキャッシュ・フロー」に分類されます。

3つの区分も理解すれば特に難しい区分でも有りません。

 

営業活動によるキャッシュ・フロー

営業活動によるキャッシュ・フロー営業活動によるキャッシュ・フローとは、企業の主とする営業活動(本業)でキャッシュをいくら使用しいくら生み出しているのかを示しています。

つまり、本業で稼いだお金のことを言います。

企業が外部からの資金調達に頼らずに、営業する能力を維持して、新規投資を行って、様々なところからの借入金を返済した上で、配当金を支払うために、どれくらいの資金を主たる営業活動から獲得したかを示す主要な情報となります。

主とする営業活動ですのでプラスになっている事が望ましいと言えます。

プラスであれば本業でキャッシュが残っているということで問題有りませんが、マイナスの場合は利益が出ない商品を売っているや代金回収が出来ていないなどの原因が考えられます。

「売れ残りの商品を仕入れより安い値段で販売した」「代金回収する前に相手が倒産した」など様々な場合が考えられます。

営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスの場合の対応策としては、「売掛金回収期間を短縮」「買掛金の支払を延期」や「在庫を圧縮する」などが考えられます。

なお、営業活動によるキャッシュ・フローの記載方法は「直接法」と「間接法」があります。

 

営業活動によるキャッシュ・フローの分類

営業活動によるキャッシュ・フローは「貸倒引当金の増加額」「棚卸資産の減少額」「売上債権の減少額」「仕入債務の増加額」「利子利息の支払額」がプラス、「貸倒引当金の減少額」「棚卸資産の増加額」「売上債権の増加額」「仕入債務の減少額」「利子利息の受取額」「法人税等の支払額」がマイナスとなり以下のように分類されます。

  • 税引前当期純利益
  • 減価償却費
  • 投資有価証券売却損益
  • 固定資産売却損益
  • 売上債権の増加額
  • 棚卸資産の減少額
  • 仕入債務の増加額
  • そのほかの試算、負債の増加額
  • 法人税等の支払額

 

投資活動によるキャッシュ・フロー

投資活動によるキャッシュ・フロー「投資活動によるキャッシュフロー」とは、株や債券など投資するキャッシュの流れを言います。投資には不動産などの固定資産や株の売買も含まれますし、企業の成長には欠かせない設備投資も含まれます。

「投資活動によるキャッシュ・フロー」の表示には注意が必要で、投資(購入)すればキャッシュはマイナス、売却すればプラスとなります。

つまり、成長する為の投資をする余裕がある企業(現金が豊富な企業)はマイナス、今キャッシュ(現金)がない企業は不動産を売却するなどしてプラスとなるのです。

なお、「投資活動によるキャッシュ・フロー」は直接法で記載します。

 

投資活動によるキャッシュ・フローの分類

「投資活動によるキャッシュ・フロー」は以下のように分類されます。

  • 定期預金の純増減額(プラスorマイナス)
  • 固定資産売却による収入(プラス)
  • 固定資産取得による支出(マイナス)
  • 投資・有価証券取得による支出(マイナス)
  • 投資・有価証券売却による支出(プラス)

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

財務活動によるキャッシュ・フロー「財務活動によるキャッシュ・フロー」とは、企業がどのようにして資金調達したかを示しています。

例えば、銀行などからの借り入れや株主への配当金の支払いなどです。

財務活動によるキャッシュ・フローも投資活動によるキャッシュ・フローと同じく表示には注意が必要です。銀行から借り入れを行えばキャッシュはプラス、返済すればマイナスとなります。

株の発行を行い投資家から資金を集めた場合はプラス、配当金の支払いはマイナス表示となります。

設備投資などを積極的に行っている企業は、銀行からの借り入れを行っているので「財務活動によるキャッシュ・フロー」がプラスになります。

また、投資する余裕がなく借入金を返すことだけの企業は、「財務活動によるキャッシュ・フロー」はマイナスとなります。

 

財務活動によるキャッシュ・フローの分類

「財務活動によるキャッシュ・フロー」は以下のように分類されます。

  • 借入金の返済による支出(マイナス)
  • 借入による収入(プラス)
  • 自己株式の取得による支出(マイナス)
  • 自己株式の売却による収入(プラス)
  • 株式の発行による収入(プラス)
  • 配当金の支払による支出(マイナス)

なお、財務活動によるキャッシュ・フローは直接法で記載します。

 

フリー・キャッシュ・フローについて

フリー・キャッシュ・フローについて「営業活動によるキャッシュ・フロー」と「投資活動によるキャッシュ・フロー」の合計を「フリー・キャッシュ・フロー」と言います。

 

「フリーキャッシュフロー」=「営業活動によるキャッシュ・フロー」+「投資活動によるキャッシュ・フロー」

 

「フリー・キャッシュ・フロー」は企業が自由に使うことが可能な現金であり、フリー・キャッシュ・フローが多いほど経営状態は良いと言えます。

また、逆にゼロやマイナスの場合は資金が不足しており資金調達し経営改善する必要がありということになります。「営業活動によるキャッシュ・フロー」を増加させるか、「投資活動によるキャッシュ・フロー」を減少させる必要があります。

 

 

キャッシュ・フロー計算書(CF)と損益計算書(PL)・貸借対照表(BS)の関係性

キャッシュ・フロー計算書(CF)と損益計算書(PL)・貸借対照表(BS)の関係性繰り返しになりますが、キャッシュ・フロー計算書(CF)は財務諸表の一つです。

他の財務諸表である損益計算書(PL)・貸借対照表(BS)とは互いに連動しているので同時に見る事でその企業のより詳しい経営状態を理解することが可能です。

それでは、具体的にキャッシュ・フロー計算書(CF)と損益計算書(PL)・貸借対照表(BS)はどのような関係性があるのでしょうか?

 

キャッシュ・フロー計算書(CF)と貸借対照表(BS)

貸借対照表(Balance sheet、略称B/S)は、企業の一定時点(決算日/例:3月31日)の財政状態を表している書類です。

そして、ある期間内のキャッシュの動きを表したものがキャッシュ・フロー計算書で、その期間終了時点の状況を表したものが貸借対照表ということです。

また、「営業活動によるキャッシュ・フロー」は貸借対照表の流動資産や流動負債に対応する等、貸借対照表の資産・負債の増減は、キャッシュ・フロー計算書のプラスやマイナスに直結します。

つまり、貸借対照表の増減があった場合にその増減は、本業で稼いだのか銀行からの借り入れなのかなどがわかりようにしているのがキャッシュ・フロー計算書です。

 

キャッシュ・フロー計算書(CF)と損益計算書(PL)

損益計算書(PL)とは、企業のある一定期間(例:4/1~3/31)の収益と費用の損益計算をまとめた書類です。

損益計算書と「営業活動によるキャッシュ・フロー」は非常に高い関係性にあります。

損益計算書の営業利益(本業でどれだけ儲けたかの数字)ではプラスであっても「営業活動によるキャッシュ・フロー」がマイナスの企業は、代金回収が遅れていたり社内在庫が多くなっていたりします。

このような場合はキャッシュの減少で最悪の場合には、倒産になる場合がありますので早急に対策を考えなければなりません。

損益計算書は利益を稼ぐ力で、キャッシュ・フロー計算書は現金を稼ぐ力ということが出来ます。

 

キャッシュ・フロー計算書の活用する為の方法

キャッシュ・フロー計算書の活用する為の方法

キャッシュ・フロー計算書は、上場企業はルールにより作成義務があります。非上場企業については作成義務がありません

しかし、上述通り「赤字であっても倒産しないがキャッシュがなければ倒産」しますのでキャッシュを把握しておく事は非常に大切なことです。最悪「黒字倒産」になってしまうかもしれません。

そのような状態を防止する為にも、中小企業であっても、また個人事業主であってもキャッシュ・フロー計算書の作成が必要ではないでしょうか?

キャッシュフロー計算書の作成をする事で、キャッシュの出入りを把握することが可能となり、キャッシュへの意識を強くすることにも繋がります。

他にも、損益計算書や貸借対照表など財務諸表との関連性を理解することが出来れば、企業の経営状態を見極めることで、「投資活動によるキャッシュ・フロー」に活かしてキャッシュをさらに増やすことが出来るのではないでしょうか?

 

キャッシュ・フロー計算書のチェックポイント

各項目の理解が進んだところで、実際にはキャッシュ・フロー計算書をチェックするポイントはどこなのでしょうか?

「営業活動によるキャッシュ・フロー」がプラスかチェックする

「営業活動によるキャッシュ・フロー」がプラスかチェックするまずは単純に「営業活動によるキャッシュ・フロー」がプラスであるかどうかです。

本業で稼いだお金ですのでプラスであることが望ましいのは当然です。

と、同時に損益計算書の利益の確認も大切です。損益計算書の利益はプラスで「営業活動によるキャッシュ・フロー」はマイナスの場合は黒字倒産も考えられます。

「儲かっているから大丈夫」と思うのではなくキャッシュ・フロー計算書でキャッシュもしっかりとチェックしましょう。

 

「投資活動によるキャッシュ・フロー」の中身をチェックする

「投資活動によるキャッシュ・フロー」の中身をチェックする企業の成長段階により「投資活動によるキャッシュ・フロー」はプラスが良い場合とマイナスが良い場合とがありますので、プラスマイナスで一概に判断することは出来ません。

しかし、企業の成長の為には一定の投資活動は必要です。

また、同時に将来の成長に対する投資である必要があり、利益がマイナスである赤字なのに将来の儲けにつながらない本社建設資金などに投資している場合には問題有りと考えることが出来ます。

同時に株や仮想通貨などに投資している場合は経営者に問題があるかもしれません。

 

「営業活動によるキャッシュ・フロー」マイナス「投資活動によるキャッシュ・フロー」は黒字かをチェックする(フリーキャッシュ・フロー)

「営業活動によるキャッシュ・フロー」プラス「投資活動によるキャッシュ・フロー」は黒字かをチェックする(フリーキャッシュ・フロー)

本業で儲けたキャッシュから投資活動に使用したキャッシュを引いて黒字ということは手元にキャッシュが残っていると考えられます。

有り余るキャッシュを手元に置いておくなら将来の為に投資する必要があります。

また、手元にキャッシュが無くなるくらいの投資活動は、新型コロナウイルスのような不測の事態に対応出来ません。

企業の規模や企業の成長段階で違いますので、一律には良いという訳ではありませんがチェックポイントとおきましょう。

 

企業の成長段階による各キャッシュ・フローの例

具体的に企業の成長段階で各キャッシュ・フローはプラス・マイナスは以下のようになります。

優良企業型

キャッシュ・フローの理想形

営業活動によるキャッシュ・フロー +(プラス)
投資活動によるキャッシュ・フロー −(マイナス)
財務活動によるキャッシュ・フロー −(マイナス)

本業で儲けて投資をし返済もしている

ベンチャー企業型

ベンチャー企業など成長中の企業など

営業活動によるキャッシュ・フロー +(プラス)
投資活動によるキャッシュ・フロー −(マイナス)
財務活動によるキャッシュ・フロー +(プラス)

本業で儲けて借り入れも行うしっかりと投資をしている

事業転換中企業型

事業転換をしている企業など

営業活動によるキャッシュ・フロー +(プラス)
投資活動によるキャッシュ・フロー +(プラス)
財務活動によるキャッシュ・フロー +(プラス)

本業で儲けて借入金を行い保有資産を売却し転換する事業に投資をしている

事業検討企業型

過去に実績があるが現在は低調な企業など

営業活動によるキャッシュ・フロー −(マイナス)
投資活動によるキャッシュ・フロー −(マイナス)
財務活動によるキャッシュ・フロー −(マイナス)

本業でも儲けが出ず、過去のキャッシュでの投資ならびに返済を行っている

再建中企業型

再建中の企業など

営業活動によるキャッシュ・フロー −(マイナス)
投資活動によるキャッシュ・フロー −(マイナス)
財務活動によるキャッシュ・フロー +(プラス)

本業で儲けが出ず、借り入れたキャッシュで投資をしている

事業縮小企業型

事業縮小を図ろうとする企業など

営業活動によるキャッシュ・フロー +(プラス)
投資活動によるキャッシュ・フロー +(プラス)
財務活動によるキャッシュ・フロー −(マイナス)

本業で儲けがわずかに出ておらず、返済を重視し資産売却している

注意企業型

金融機関からの融資が途絶えた可能性がある企業など

営業活動によるキャッシュ・フロー −(マイナス)
投資活動によるキャッシュ・フロー +(プラス)
財務活動によるキャッシュ・フロー −(マイナス)

本業で儲けが出ず、資産売却でキャッシュを生み出している。借り入れが出来なくなった可能性がある。

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要注意企業型

最も注意が必要な企業

営業活動によるキャッシュ・フロー −(マイナス)
投資活動によるキャッシュ・フロー +(プラス)
財務活動によるキャッシュ・フロー +(プラス)

本業で儲けが出ず、資産を売却し返信している

 

キャッシュ・フロー計算書の関連サイト

  1. 連結財務諸表等におけるキャッシュ・フロー計算書の作成に関する実務指針/日本公認会計士協会
  2. キャッシュフロー計算書とは?キャッシュフローの基礎知識と活用法/ビジドラ
  3. キャッシュ・フローとは|3分で分かるキャッシュ・フロー計算書の基本/経理COMPASS
  4. 5分でわかるキャッシュフロー計算書(C/F) 基礎と読み方・作り方/創業手帳
  5. キャッシュ・フロー計算書/Wikipedia

 

キャッシュ・フロー計算書のまとめ

キャッシュ・フロー計算書のまとめいかがだったでしょうか?

キャッシュ・フロー計算書は、企業の会計期間のキャッシュの増減をまとめた書類です。

自社や関係会社のキャッシュ・フロー計算書であっても、数字を見ることで経営状況を客観的に把握することが出来ます。

経営者目線のリスクや課題を発見し、改善することも可能です。

キャッシュ・フロー計算書など財務諸表は、一見難しいと思われがちです。

しかし、ポイントを押さえてしまえば、比較的容易に読み解くことが可能ですので、今回ご紹介したポイントを参考にして、ぜひキャッシュ・フロー計算書に目を通してみてください。

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