[相談日]2022/01/04
相談者
ニックネーム:独身女
性別:女性
年齢:33才
相談内容
ここで相談するべきことなのか悩みましたが仕事にもやる気がでませんので相談させてもらいます。
周りの友人の結婚ラッシュがコロナになってから急に起こりました。
コロナ前には「別れようと思ってる」なんて話をしていた友人もコロナになってから「やっぱり結婚することにした」と言い出して突然結婚しました。
また、他の周囲の友人たちもマッチングアプリなどを使い結婚をしていっています。
元々、友人も少ないので周囲と言っても3人ですがなんだか置いてけぼりされた感じがとてもしています。
かといっても結婚なんてすぐに出来る訳でもなく、マッチングアプリには抵抗がありますし、職場には女性ばかりで出会いなどありません。
ただ、寂しいの一言で正月も明けて仕事に身が入っていないのが自分でもわかります。
どうしたら良いでしょうか?
仕事自体は嫌いではなく、自分に合っているとも思っています。
だけど、家に帰れば一人で今までは友人に連絡を毎日のようにしていましたが、結婚してからは私が気が引けて連絡を控えています。
お酒の量も増えているのが現状です。
1 件の回答
独身女 様
はじめまして。キャリアコンサルタントの二森と申します。
私でよければ、可能な範囲で答えさせていただきます。よろしくお願いします。
文面を読んで私なりに持った印象ですと、独身女さんはどちらかといえば他人の世界に生きているのかなと思いました。主語主体が自分ではなく「友達が」であることがその表れです。すなわち、自分の人生で「自分がどう生きるか」ではなく「他人がこのように生きている」に影響されているということです。
確かに、人生において結婚や出産、育児などは私たちが生きていく上でとても尊いものです。しかしそれは、自分が望めば手に入るものでもないように思います。また、それを「幸せ」とラベルづけし、それを追い求めることもまた違うような気がします。結婚=幸せではないように思います。必ずそこには「自分がどう生きるか」が介在すると私は思います。
社会(世間)に目を向けると、さまざまなメディアなどでそのような「幸せ」や結婚や恋愛にまつわること、友人関係についての言説があります。一方では正しく、もう一方では正しくないものも多くあります。また、それらの多くの情報のほとんどが結果に過ぎないということです。仮に、その「幸せ」に至った経緯はどうだったのか、そのプロセスはひとつとして同じものはないはずです。そういう意味でも、他者や物事の表層だけを見ていると、羨望でしか見えないような気がします。
また、そのような羨望のまなざしは、自分の自信のなさの表れのようにも思います。そのような自信のなさが他者を羨望の眼差しで見、どうすればいいかを他者にゆだねてしまうと思います。占いや宗教にはまるのもそういうことです。しかし、それもしかたがないことです。今回、相談する場所がちがうかもしれないと思いながらこちらに相談されたことは大きな一歩です。大きな前進です。そのようなことをご自身の勇気に変え、行動を導くやる気に変えてほしいと思います。
重要なことは、自分がどう生きるかです。それは、今の仕事にどう向き合うか、漫然と毎日をすごすのではなく、一日一日をどう生き、自分とどう向き合い生きていくかを考えるということです。抽象的でわかりにくいかもしれませんが、具体的には今できることを着実に粛々とこなすことです。ただ機械的でなく、自分なりの考え、気持ちを自分の行動に反映させることが重要です。
まずは今の仕事をしっかりと頑張りましょう。そして家族や友達は大事にしましょう。そのようなことの積み重ねが、あなたの人となり、「あなたらしさ」につながってくると思います。もしかしたら、「自分の世界で自分はどう生きるか」を大事にしていることで、他者からしたらそれが魅力的に見えるかもしれません。仕事や対人関係であなたらしく一生けん命に生きていると、どこでどんな出会いや発見があるかわかりません。
「友達が○○だ。だから自分も…」という順接ではなく、「友達は○○だ。しかし自分はこう生きる」という逆接で考えることが重要です。そこに必ず、あなたらしさがあらわれてくると私は思います。それが他者から見える魅力になるとも思います。ぜひ一度、友達・他者でなく自分と向き合う時間をつくってみてください。きっと何か新しい発見があると思います。