[最終更新日]2020/08/26

「面接」という事は、基本的な採用の手順を考えれば履歴書・職務経歴書などの提出が終わり応募種類審査は終了している訳ですので、経歴についての評価は得たという事になります。その「経歴」についての評価を得たという事については、まず経歴に自信を持って面接に臨みましょう。
ただ、転職採用の応募者が多い人気企業の採用試験もあります。
応募者が多い採用試験の場合は、書類選考を通過しても、そこからさらに競争を勝ち抜かなくてはならない訳ですので、緊張感を維持したままで、決して油断しないようにすることが大切です。
書類選考を通過した事には自信を持ち自己肯定感を高め、面接対策をしっかりとと準備し面接に臨むようにしましょう。
では、具体的にどういったスタイルで面接に挑めばよいのでしょうか?
わかりやすく説明させていただきます。
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活躍中の国家資格キャリアコンサルタント(CC)
- 宮治有希乃(みやじゆきの)CC
https://career-cc.net/profile/miyaji-yukino/ - プロフィール
キャリアコンサルタント・講師として民間企業や行政機関、教育機関にて、人材開発・組織開発領域を中心に活動中。
特にキャリアトランプなどの効果的なツールや独自メソッドを活用した体験型ワークショップを得意とする。
またコンサルタント/カウンセラーとして対応したHR・キャリア系の対人支援人数は、延べ6,800人を超える。 - 相談可能地域
全国 - 相談の方法
「直接面談」
「ウェブ・オンライン相談/電話相談」
「セミナー/講師」

一つだけでも何かが”光る”人材
転職採用の応募者が多い人気企業へ転職する時は「平凡な人材」では、多くの転職応募者の中の一人になってしまいます。
応募者が多い人気企業の場合は、企業側は面接後に当然、採用会議を行います。
採用会議で面接時に「平凡な人材」であった場合には「○○さんはどうでした?」という質問を採用会議出席者が言ったとしても、採用会議出席者の誰も「良かった」と言ってくれることはないでしょう。
つまり「平凡な人材」では、面接を勝ち残り次の面接や採用というゴールまで進むことは出来ないのです。
しっかりとした考えを持ち、何か光るものを持っている人材だと人事採用面接担当者が感じられるように、自分という商品を人事採用面接担当者にアピールすることが重要です。
その為には、自分自身のヒューマンスキル、コンセプチュアルスキル、テクニカルスキルを認識し、自己理解を深めてから面接に臨むようにしましょう。
活躍中の国家資格キャリアコンサルタント(CC)
- 川本優子(かわもとゆうこ)CC
https://career-cc.net/profile/kawamoto-yuuko/ - プロフィール
人材サービス業界を経て、上場IT企業2社の人事部に約10年勤務。
キャリアカウンセラーとして16年に渡り、企業で働く従業員のキャリア面談をはじめ、大学・専門学校での学生のキャリア支援、ニートや引きこもりなど就職弱者の就労支援に従事。
多様な属性の方々がイキイキと活躍出来るキャリア支援を行っている。 - 相談可能地域
関東全域(茨城県/栃木県/群馬県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県) - 相談の方法
「直接面談」
「ウェブ・オンライン相談/電話相談」
「セミナー/講師」

個性的でありながらバランスのとれた人材
応募者数が多い人気企業へ応募する時は、非常に厳しい競争を勝ち抜かなくてはなりません。
その中に先ほどお伝えした通り、何かが光る人材でなければなりません。
それは、他の応募者の中に埋もれてしまわないような個性です。
しかし、この個性には注意が必要です。
「個性が強い人」は「我が強い人」という印象につながりやすい傾向にあります。
「我の強さ」は強烈なアピールにつながる反面、チームワークを乱すという印象になり、仕事においてチームワークを乱す人間となってしまうのではないかという面で、面接の際に評価されないのはお分かりいただけると思います。
転職者の場合は特に、上司や同僚、先輩、後輩など周囲と協調できるかどうかが重要となってきます。また、管理職として転職する場合は、部下を差配できる力量など「バランス感覚」が問われてきます。
個性的で光るモノを持ってはいるが、その個性を周囲と上手に融合させることが出来る応募者が、確実に面接を通り次の面接へ、そして、採用というゴールへたどり着けるのです。
活躍中の国家資格キャリアコンサルタント(CC)
- 田中良一(たなかりょういち)CC
https://career-cc.net/profile/tanaka-ryouichi/ - プロフィール
キャリコン歴17年、キャリアコンサルタント資格取得後、NPO法人を設立、キャリコンスキル向上と多くの皆さんにキャリア形成の相談をしてきました。
企業では、技術者、管理、人材育成と人事・採用・面接を経験しました。現在は、職業教育に携わっています。
企業内キャリア、転職、就職等の相談に対応します - 相談可能地域
埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県 - 相談の方法
「直接面談」
「セミナー/講師」

面接の日までに整理しておくべき事・すべき事
活躍中の国家資格キャリアコンサルタント(CC)
- 嶋田由紀子(しまだゆきこ)CC
https://career-cc.net/profile/shimada-yukiko/ - プロフィール
結婚するまでは重電機メーカーで事務職として就業。専業主婦を経て総合人材ビジネス会社のコーディネーターとして勤務し、200人以上の面談を行う。
その後研修講師としても活動し、現在は「Office Lale(ラーレ)」の代表としてキャリア相談とビジネスマナーなどの講師として活動中。 - 相談可能地域
全国 - 相談の方法
「直接面談」
「セミナー/講師」

転職理由を考える
転職理由はよく整理しておきましょう。面接の際にはほぼ聞かれる事柄であるので必ず考えておきましょう。
前職の愚痴や不満に意識を向けるのではなく、面接を受ける企業でやりたい事やれる事を考えるとスムーズに整理できます。つまり、過去の経験を活かして未来に向かってどのように進むかです。
自分の思いをよく整理して、じっくりとその思いに向き合うと、「志望動機」や「今後の夢」など面接で必須の質問への回答もみつかると思います。
提出書類を再チェックしましょう
履歴書に書いている志望動機と面接時に話した志望動機の内容で違っていたら、面接官に良い印象はもたれません。つまり、履歴書に書いた内容を覚えておかないと面接時に違った志望動機を面接官に伝えてしまいます。
履歴書・職務経歴書を提出する前には必ずコピーし、提出後もチェックできるようにしましょう。
よくある質問の回答の準備をしましょう
面接でよく聞かれる質問はネットなどで調べて準備をしておきましょう。
また、志望動機などの必ず聞かれる質問だけではなく、聞かれるであろう質問への回答の準備もしておけば面接の時に落ち着いていられるでしょう。
企業の下調べと面接場所や企業への下見をしましょう
志望動機にも役立ち、面接の際にも企業研究のアピールにもつながりますので企業の下調べを行いましょう。転職者の中途採用の場合は、特に経営方針やどのような人材を募集しているのかどうかを把握して面接に臨むと良いでしょう。
面接までの日にちが少ない場合でも、企業のHPは必ず見ておきましょう。
企業のHPはしっかりとした情報が掲載されている場合が多くありますので、通勤の電車内などでも良いのでしっかりと読み込んでおきましょう。
また、面接当日に道に迷って遅れる事は、当然の事ながらマイナス評価に繋がります。交通機関が遅れても間に合うような時間設定をするように注意しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
高卒会社員が人気企業へ転職したい場合の面接準備ポイントでした。
自己理解を深めて、面接の際に何かが光る人材という事をアピールできるようになっていただければ幸いです。
この記事はキャリアコンサルタントドットネット運営事務局が作成
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