[相談日]2022/09/05
相談者
ニックネーム:定年間際
性別:男性
年齢:59才
相談内容
お世話になります。
59歳男性です。
来年3月に定年を迎えます。
来年7月の国家試験を目指し、近々にキャリアコンサルタント養成講座を受講することを考えております。
定年後は、クラウドソーシングでパートタイムに仕事をしながら、国家試験に向けて学習継続し、キャリアコンサルタント資格取得後は、人材派遣や就職支援に関わる仕事で業務経験をつみながらキャリアコンサルタントとしての仕事を受けられるようになることを目標として考えておるのですが、
①年齢的に(60歳以降)、キャリアコンサルタントとしての需要はありますでしょうか
②需要がある場合、課題や注意点などありましたらご教示いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
3 件の回答
定年間際 様
はじめまして。キャリアコンサルタントの二森と申します。
私の個人的な意見ではありますが、参考にしていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
まず、①ですが、これはクライアントからすれば、CCの年齢がいくつかというのはそれほど問題ではないのではないでしょうか。それよりも、これから学習されるとは思いますが、CLへの基本的な姿勢や自己一致といったものが重要なように思います。年齢について、CLからすればより人生経験豊富な人の方が安心感が得られると感じる人も少なくないと思います。需要があるかないかと言えば、あるというのが私なりの考えです。
次に、②についてですが、課題について把握する前に、ご自身がどのような属性の人への支援を考えているのかを明確化することが重要です。CLは年齢、性別はもちろん、無業者への支援か在職者への支援か、また、若年者から現役世代、高齢者、シングルマザー・ファザー、生活困窮者、障害者等、それぞれの立場にある人たちの、背景や問題・課題はさまざまです。どのような問題を抱えていて、どうしたいと考えているのかをつかみ取ることが必要です。そういう意味で、ご自身がこれからどのような人に支援をしようとするのか、ある程度は考えておいた方がいいように私は思います。
そのうえで、ご自身が対象とするCLへの支援に必要なものとして、情報収集能力が必要になってきます。例えば、現在どのような雇用・労働の問題に対する支援施策があるのか、協業できる関係機関はどのようなものがあるのかなど、今のうちから情報源を確保しておくことが必要に思います。養成講座では、CLとの関係構築を徹底して叩き込まれますが、実際の現場では、そのあとの支援のプロセスの進め方や手段の講じ方にCCの力量の差が出てくるように私は考えています。
これからの日本は少子高齢化にともなう人口減少で労働力の強化がより求められます。労働人口を増加させるという命題に対して、CCの果たす役割がより大きくなってきていると言われてきています。ご自身のこれまでの豊富な人生経験はもちろん生かすことができると思います。
これらのことは、私の個人的な意見ではありますが、実際に現場で痛感させられていることでもあり、これまで経験してきたことを少しでもこれからCCとして活躍したいと思われている人の力になればと思い、回答しました。
参考になりましたでしょうか。
もし、ご不明な点などありましたら、またご質問ください。
二森様
とてもご丁寧なコメントをたいへん有難うございます。
二森様のご助言、とても参考になります。
今まさに受験に向けて通学中で、二森さんのご指摘通りCLへの寄り添いの難しさを実感しながら日々学んでおります。
そんな中で、まだぼやっとですが教育機関の領域で未来ある若年層に向けた支援をしていきたいなと今考えております。
まずは学びが最優先ですが、この領域でどんな支援が出来るのか、学びながら情報収集し、自身のキャリアビジョンを明確にしていきたいと思います。
ありがとうございました。
定年間際 様
コメントをいただきまして、ありがとうございます。
キャリアコンサルタントの二森です。
教育の領域で支援をご検討のこと、とても良いことだと思います。
ある程度の方向性を念頭に置いて学ばれると、より理解が深まると思います。
資格取得と、その後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
こちらこそ、ありがとうございました。