【登録キャリアコンサルタント向け】コラムを書いていただく理由と書き方について | キャリアコンサルタントドットネット

【登録キャリアコンサルタント向け】コラムを書いていただく理由と書き方について

[記事公開日]2019/04/25
[最終更新日]2021/09/14
記事

登録キャリアコンサルタントの方には、任意で当サイトへコラムを書いていただく事に協力をお願いしています。

しかし、なぜ当サイトではキャリアコンサルタントの方にコラムを書く事への協力をお願いしているのでしょうか?

また、どのようにしてキャリアコンサルタントとしてコラムを書けばよいのでしょうか?

この二点をわかりやすく説明いたします。

 

キャリアで悩んでいる「見えないクライエント」の為に・・・

記事を書く理由当サイトへコラムは何のために書くのでしょうか?

当サイトへ登録キャリアコンサルタントがコラムを書く事は、クライエント予備軍としてキャリアの事で悩んでいる事の解決の為の手段や考え方の参考にしていただく為であり、キャリアの解決策の助言等の為です。

キャリアコンサルタント養成講座内の言葉で説明しますと「自己理解」と「仕事理解」を促すためです。

もちろん、キャリアの悩みについてすべての人に効く特効薬がある訳ではありません。

風邪をひいたら「暖かくして寝る」といった知識は常識ですが、私たちが知っている「キャリアの知識」はまだまだ一般には知れ渡っていません。

この知識を広く一般の方に知ってい頂く為と同時に、こういった情報をキャリアコンサルタントは知っているという事を、世間に知っていただく為の方法が当サイトのコラムになります。

しかし、キャリアコンサルタント養成講座を受講後に試験(学科試験と実技試験論述・面接)に合格し、指定登録機関へキャリアコンサルタントとして登録した方であっても、どのような事をコラムにすればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか?

では、どのようなコラムを掲載すればよいのかというお悩みをお持ちのキャリアコンサルタント向けに、コラムの書き方を分かりやすく説明させていただきます。

当然ながら、キャリアコンサルタント倫理綱領第2条の「公序良俗に反する行為」ですので他サイトのコピー等は禁止です。プロのキャリアコンサルタントとしてコラムをお書きください。

と、同時に「自身のブログなど」に掲載しているコラムに関しても、同じ文章の場合はお断りさせていただきます。良質なHPの作成の為にオリジナル文章でご協力をお願いいたします。

また、万が一他のサイトのコピー等が発見された場合は規約に定めてあります通り、法的措置を含めて厳正な対処を行います。

コラムは大きく分けて3種類

キャリアコンサルタントがクライエント向けのコラムは、大きく分けて3種類に分類されます。

  1. 知っている事を伝えるコラム
  2. 悩みを解決する為に役立つコラム
  3. 自分自身の経験を掲載するコラム

それでは、具体的にどのようなコラムなのを説明いたします。

1.知っている事を伝えるコラム

知っている事を知っている事を伝えるコラムとは、キャリアや発達に関する理論について説明するコラム等です。

キャリアコンサルタント養成講座を受講していた際の自分を思い出してみてください。

様々な理論を勉強した時に「へ~!この理論知っていたらあの時自分は悩まなかったな~!」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな様々な理論を分かりやすく説明をしてみましょう。

理論と言えばたくさんありましたが覚えていますか?

  • マズローの特性因子理論
  • ホランドの職業選択理論
  • スーパーの自己概念やライフロール、ライフキャリアレインボー
  • シャインのキャリアアンカー、組織の3次元モデル(キャリアコーン)、キャリアサバイバル
  • クルンボルツの社会学習理論、計画された偶発性理論
  • シュロスバーグの転機
  • ブロンフェンブレンナーの生態学的スステム理論
  • ハンセンの総合的人生設計論
  • バンデューラの自己効力感、機会遭遇理論
  • ジェラッドの意思決定理論
  • ティードマンの意思決定理論
  • サビカスのキャリア構築理論、社会構成主義、ナラティブアプローチ
  • ダグラス・ホールのプロティアン・キャリア
  • ディングレッジの8つの意思決定スタイル
  • エルクソンの8つの発達段階、アイデンティティ
  • レヴィンソンの移行期に焦点をあてた発達段階、トランジション、人生の四季
  • ブリッジスの3段階理論

等がありましたよね?

こういった理論を自身の言葉でわかりやすく説明をしてみてください。

そうすればキャリアコンサルタント養成講座受講時のあなたのように「うわ~この考え方を知ったから仕事を頑張って続けられる。」と思われる方もいらっしゃるはずです。

そんな思いをより多くの方の為に体験していただく為にコラムを書いていただきたいのです。

と、5万人近くのキャリアコンサルタントがいる中で、「同じ理論について書いてしまったら意味がないんじゃないか?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。

しかし、同じ内容であっても必ず書いている人の特徴が出るので安心してください。

一つの理論について各キャリアコンサルタントの方が、それぞれの書き方で書いていただく事で、例えば「ホランドの職業選択理論はAさんというキャリアコンサルタントのコラムは理解出来なかったけど、Bさんというキャリアコンサルタントのコラムは理解できた」と思われる方もいらっしゃるはずです。

そして、わかりにくかったという意見をもらう事は、キャリアコンサルタントとしてPDCAサイクルの一つとして活用していただけるとも考えています。

また、キャリアコンサルタント養成講座でも説明されたので覚えている方も多いとは思いますが、ドイツの心理学者エビングハウスが発見した「忘却曲線」によると、たった20分で42%が、1か月後には79%を忘れているといいます。

つまり、私たちが学んだ知識は間違いなく忘れてしまっています。

そんな忘れてしまったなと思われている方は、自身の復習と同時にしっかりと自分の記憶に定着させるためにも活用出来るのではとも考えています。

コラムを書いていただく事は、クライエントにも効果があると同時にキャリアコンサルタントの方も活用できると考えています。

2.悩みを解決する為に役立つコラム

悩みを解決するこれは分かりやすく言いますと「カウンセリング理論」や「アセスメントツール」に関する事を説明するコラム等です。

例えば、行動療法の実施方法を掲載する事で行動療法を実施してみようと思われる方もいらっしゃいます。また、アセスメントツールの紹介と共にその結果をどのように判断し分析するのか等を掲載するコラムの事を言います。

そうする事で、クライエント予備軍の自己理解と仕事理解を促すことに役立つ事は間違いありません。

また、「カウンセリング理論」や「アセスメントツール」の認知度向上でより多くのキャリアの事で悩まれている方のお役に立つことが出来るのです。

※事務局作成のアセスメントツールのコラム
>>自分を知る(自己理解)為のアセスメントツール一覧

他にも行政機関などが発表する情報を、分かりやすく説明するコラムも悩みを解決する為の記事になります。

例えば、「月間有効求人倍率」や「新規求職申込件数」等を一覧にして、厚生労働省職業安定局雇用政策課が毎月発表しています。その資料を基にして分析した結果も併せればコラムになります。

厚生労働省職業安定局が発表する資料は、ほとんどが数字のみを掲載している形ですので、解説と一緒に「主要産業別、規模別一般新規求人状況」「産業別一般新規求人状況(新規学卒者を除く)」「産業別一般新規求人状況(新規学卒者及びパートタイムを除く)」「一般職業紹介状況(全数)(新規学卒者を除きパートタイムを含む)」「季節調整済新規求人倍率(新規学卒者を除きパートタイムを含む)」「季節調整済有効求人倍率(新規学卒者を除きパートタイムを含む)」「都道府県・地域別有効求人倍率(就業地別・季節調整値)(新規学卒者を除きパートタイムを含む)」「都道府県・地域別有効求人倍率(受理地別・季節調整値)(新規学卒者を除きパートタイムを含む)」の数字を掲載してみると良いのではないでしょうか?

他にも「外国人雇用状況の届出状況」等も、今後は需要があるのではないでしょうか?

一つでも多くのコラムを書く事で、キャリアの事で悩んでいるクライエント予備軍の方が、キャリアコンサルタントとしてのあなたを発見する確率は間違いなく上がります。

今後、ニーズがあり必要となる情報を自分自身で考えて掲載する事で、キャリアコンサルタントとしてキャリアアップに繋がるビジネス力も身についていくのではないかとも思います。

3.自分自身の経験を掲載するコラム

自分自身の経験を伝えるこれはあなた自身の経験を掲載します。自分自身の経験を伝える事はとても大切です。

同じような境遇にいらっしゃるクライエントのお役に立て、先が見えず悩んでいるクライエント予備軍の方にほんの少しでも光を指すことができるかもしれません。

また、同じ境遇にいるという事で文面だけでラポール形成に役立つことも考えられます。

性別・出身地・業種・部署・会社規模・売上・従業員数など同じというだけでラポール形成があるかもしれません。

また、アドラー心理学で言われていますが、人間の悩みはすべて「人間関係」です。

そんな人間関係での悩みを「過去に経験しているキャリアコンサルタント」の方は、その当時のコラムを書く事で同じような悩みを抱えている目に見えないクライエントのお役に立てると考えています。

コラムの文字数やコラムを書いた後の掲載方法

コラムの文字数

文字数は3000文字以上です。

長文だから良いという訳ではありませんが、あまりに短文ですと内容が伝わりません。ターゲットとしている方に伝わりやすい語句や表現を利用して、コラム作成にご協力をお願いいたします。

掲載方法

掲載方法コラム内容はワードでの作成をお願いいたします。

作成完了後は添付する形で「登録時の当事務局の返信メールのアドレス」へご連絡をお願いいたします。

その後、当事務局スタッフによりコラムページを作成を開始し、完成後ご連絡いたします。

通常ですと作成完了までは2週間~3週間を予定しております。しかし、他の作業との関係もあり、それ以上の期間となる場合もありますのでご了承ください。

また、コラムを作成する際にHP閲覧者が「より見やすく」「より読みやすく」を目的として、当事務局によりイラストや写真等を掲載いたします。そういったコラム内のイラストや写真等に関してのご意見はお申し付けいただけません。悪しからずご了承ください。

誤字脱字等は当事務局では確認を行いません。

掲載後に誤字脱字や文章の変更に関してはメールにてご連絡をお願いいたします。

 

まとめ

コラムの最後にはそのコラムを書いた「キャリアコンサルタント名」「簡易プロフィール文」「SNS等のリンク」を掲載いたします。

プロフィールページへのリンクにもなっており、クライエントとの接点や接触頻度の増加に繋がり、直接のアピールとなります。

コラムの掲載に関する利用料は無料です。積極的な活用で相談依頼に繋げていただければと思います。

 

コラム関連で活躍中の国家資格キャリアコンサルタント

嶋田由紀子(しまだゆきこ)

個人相談は下記からも申込可能

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そんな世の中だからこそ、我々キャリアコンサルタントを今以上に活用してもらい、ストレスのない、より良い世界を目指すためにもキャリアコンサルタントとしてのお力をお貸しください。

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