ビジネスモデルキャンバス(BMC)とは?/価値あるサービスや商品を顧客に提供する方法 | キャリアコンサルタントドットネット

ビジネスモデルキャンバス(BMC)とは?/価値あるサービスや商品を顧客に提供する方法

[記事公開日]2021/03/29
[最終更新日]2022/08/03
business-model-canvas

社会人になってから上司や先輩から「ビジネスモデルキャンバスも知らないのか!」なんて言われた事がある人も多いはずです。

またこれから、スタートアップ企業にてビジネスモデルを考えようと思っている方や、社内ベンチャー制度などを利用して起業を検討している方も多いはずです。

そんな「社会人になってから知っておいて方が良かった」と思われるビジネスモデルキャンバスを初心者向けにわかりやすく説明いたします。

 

ビジネスモデル(business model)とは?

ビジネスモデル(business-model)とは?

ビジネスモデル(business model)とは、「企業や団体が継続的にビジネスを展開していく為に利益を生み出す仕組み」のことを言います。

もう少しわかりやすく説明しますと、「会社が収益を生み出す仕組み」と言えます。

また、言葉通りで考えてもわかりやすくなるのではないでしょうか?

ビジネスは商売、モデルは体系ですので「商売の体系」と捉える事が出来ます。

例えば、商売をする際には顧客を考えなければなりません。

若者を顧客と考える場合と、定年後の年配の方を顧客と考える場合には提供する価値や商品は違います。これは、食べる為の食品であっても好む「味」などが違う為に売れる商品も違ったものになります。

このように、企業が顧客と考える人に対して、商品またはサービスなど何らかの価値を提供する対価として顧客から金銭を得る持続的な仕組みをビジネスモデル(商売の体系)と言うのです。

「価値を創造し、価値を提供する」ための設計図とも言えるのかもしれません。

ただ、最近ではフリーミアムや広告モデルなどのように、無償で提供し、違う経路から収益を得る仕組みなどの企業が増えてきているために収益の仕組みだけをビジネスモデルと呼ぶことも出てきています。

 

ビジネスモデルの概要

ビジネスモデルの概要

ビジネスモデルという用語は、アメリカで発展しました。1990年代にIT技術により普及します。

日本では2000年10月にビジネスモデル学会の発足で注目されはじめ、現在では研究成果の発表などもされており、活発な研究や議論がなされています。

ビジネスモデルという用語は、IT技術が発展し、調達から決済配送までの行為をシステム化した事業が収益性を高めて注目されました。

また、その仕組みを独占する特許を「ビジネスモデル特許」という制度が制定された事で更に注目されて話題になり定着しました。

ただ、この「ビジネスモデル特許」は、良い面だけではなく「問題の多い制度という点」でも話題になった面もあります。

 

ビジネスモデル作成のメリットについて

ビジネスモデル作成のメリットについて

ビジネスモデルを作成することにメリットは何があるのでしょうか?

現在ビジネスモデルは、企業価値を高めたり、事業で収益を上げるなどの実現のために効果的だと多くの経営者層から注目を集め作成することが流行しています。

そんな注目を集めているビジネスモデルを作成するメリットについてわかりやすく説明いたします。

 

事業の原点を思い出し立ち返ることが出来る

事業の原点を思い出し立ち返ることが出来る

ビジネスモデルは社会の変化はもちろん、企業の成長と共に変化します。

そんな中で新ビジネスモデルを考える際に、初期のビジネスモデルは参考になります。

起業した理由や夢などを思い出すことも可能になるはずです。

ビジネス展開をしている上で必ず何らかのトラブルが間違いなく起こります。

そんなトラブルを解決するためにも、初期のビジネスモデルを思い出して事業の原点を思い出し立ち返ることでどのような解決手段がベストなのかを従業員一同で推し進めることが可能になります。

 

事業の理解が深まる

事業の理解が深まるビジネスモデルを構築する際に、現在の事業分析をする必要があります。

企業全体の強みと弱みはもちろん、特徴や他社との差別化出来ている点など全体像を把握し、総合的な理解に繋がります。

多角的視点で分析し考察することが、自社の認識や把握が進みます。

 

問題点が見つけやすくなる

問題点が見つけやすくなるビジネスモデルを構築することで、現在の収益構造の問題点を見つけることが可能となります。

ビジネスモデルの構築過程を言い換えると、収益構造を体系化する作業だからです。

収益構造の問題点がどこなのかを考える作業は、従業員など周囲の関係者から問題点の指摘を受ける作業とも同じ意味を持つために、問題点の把握に繋がるのです。

 

事業内容の話題の共有がしやすくなる

事業内容の話題の共有がしやすくなる

ビジネスモデル構築には、従業員など関係者と議論をする必要があります。

議論の前提課題として参加者すべてが一定の事業内容を把握してもらう必要があります。

その結果、事業内容の話題を共有しやすくなるのです。

また、事業内容を把握することが意識の向上にも繋がり、意見交換が活発になるという副次的な効果も考えられます。

 

ビジネスモデルの柱とは?

ビジネスモデルの柱とは?

ビジネスモデルは大きな柱で構成されています。

その柱は以下の4つにまとめることが出来ます。

  • WHO(誰)
  • WHAT(何)
  • HOW(どのように)
  • WHY(なぜ)

古くからの事業形態の企業であってもビジネスモデルはありますので、その面を理解した上で読み進めていただいた方が理解しやすくなります。

また、ビジネスとは「会社がうまく機能する方法を説明するストーリー」と定義しているハーバード大学の経営大学院であるハーバード・ビジネススクールで教鞭をとるジョアン・マグレッタは、「成功するビジネスモデルとは何かを明確にすることを難しいが、少なくとも失敗するビジネスモデルとは『話の筋道が通っているのか?』『収支が合っているのか?』のどちらにも合致しないものである」と述べています。

それでは、「WHO(誰)」「WHAT(何)」「HOW(どのように)」「WHY(なぜ)」の4つを詳しく説明致します。

 

WHO(誰)/ビジネスモデルの柱

WHO(誰)/ビジネスモデルの柱

WHOは顧客をイメージします。

商品やサービスを買ってもらったり利用してもらう顧客です。

潜在的な顧客にも着目してターゲットを明確にします。

また、自社や自身がサービス提供することが基本だとは思いますが、最近では仲介するビジネスモデルも多くありますので自社サービスのエンドユーザーのWHO(誰)も考える必要があります。

当サイトは、「国家資格キャリアコンサルタント」とキャリアの悩みを抱えている「クライエント(予備軍を含む)」を繋ぐことを目的として運営しています。

その為に当サイトは、キャリアコンサルタントとクライエント共に顧客です。

クライエントには相談できるキャリアコンサルタントを見つけるという価値を提供しています。また、悩み解決の価値は直接的には提供していませんが登録キャリアコンサルタントが提供してくれています。

また、キャリアコンサルタントはクライエント(予備軍を含む)との接点をもってもらえるという価値を提供しクライエントからの相談業務を当サイト経由で得ることが出来るという価値を提供しています。

このように様々な面でWHO(誰)は非常に重要になります。

同時にこのWHOを絞り込めば絞り込むほどに、他のWHAT、HOW、WHYなどが明確になります。

反面、絞りすぎるとターゲットが少なくなり過ぎるために注意が必要です。

例えば、男性向け商品であれば人口の約半分がターゲットになりますが、100才以上の男性向けとなると人口比で考えればわずかしかいなくなります。

 

WHAT(何)/ビジネスモデルの柱

WHAT(何)/ビジネスモデルの柱

WHATは、何を提供するかです。

この「何」とは「商品」はもちろん、サービスなどの何らかの「価値」の提供をすることも含まれます。

WHO(誰)のターゲットを設定した後に、ターゲットにWHAT(何)の価値を提供するのかということです。

また、逆から考えれば何を提供すれば対価を得られるのかと考える事も出来ます。

ただ、何を提供すれば対価を得られるかと考えてしまうと「対価」に重点を置き過ぎてしまう為に注意が必要かもしれません。

例えば、商売の基本は「安く買って高く売る」です。

しかし、これが度を越してしまうと悪徳宗教のような100円の壺を10万円で売るなどと考えてしまうからです。もちろん、宗教を否定しているわけではありません。

ただ、信仰することで幸せになどなれずその壺に10万円に見合う価値がないと感じているにも関わらず、10万円を儲けたいがために嘘の価値(幸せになれる)を提供して対価を得ようと考えてしまう場合があるからです。

また、こういった価値の提供には非常に難しい問題として、自分が信じていても相手がそのように思わない場合などもある為に、このような商品やサービスの提供は慎重に行う必要があるでしょう。

つまり、スタートアップ企業やビジネスモデルをはじめて考える人は一般的な商品やサービス展開がお勧めです。

 

HOW(どのように)/ビジネスモデルの柱

HOW(どのように)/ビジネスモデルの柱

HOWは、どのようにその価値をターゲットに提供するかです。

例えば、ある商品を販売することに決めた場合です。

  • 「商品をどのようにして作るのか?」という生産方法
    自社で生産するのか?他社に生産を委託するのか?
  • 「商品をどのように知ってもらうか」という集客方法
    ネットで宣伝するのか?紙媒体で宣伝するのか?試供品を配り知ってもらうのか?
  • 「商品をどのように提供するか」という販売方法
    店舗を構えて販売する?通販で販売?代理店に販売してもらう?

などです。

これはビジネスモデルにおいて重要なポイントです。

例えば、「東京の女子高生向けの商品で見た目は他の商品と変わらずに手に取ってもらってこそ価値がわかる商品」を、「地方の高校生が3人、しかも女性は1人しかいない村」で販売しても全く売れないからです。

 

WHY(なぜ)/ビジネスモデルの柱

WHY(なぜ)/ビジネスモデルの柱

WHYは、なぜ収益に結び付き収益を生みだすのかです。

ビジネスモデルは、この収益を考える事で完結します。

ターゲットを決め、ある商品の価値を提供するだけではなく、収益を生み出してこそ完結するのです。

ターゲットに価値を提供する流れの中で「収益を上げるためには」「どのように収益に繋がるのか」のプロセスを考えてこそのビジネスモデルです。

 

ビジネスモデルの柱のまとめ

ビジネスモデルの柱のまとめ

収益を得ない場合にはそのターゲットを決めて商品を提供していても、それはボランティア活動です。

ビジネスモデルはあくまでも収益を得ることを目的としているが、収益だけが目的だけになってしまうと、上記で述べた通り商品やサービスの価値を誤ってしまうことがありますので注意する必要があるでしょう。

ただ、収益がなければ事業の継続は出来ませんので収益もやはり大切です。

 

【ビジネスモデル】具体的な10つの例

【ビジネスモデル】具体的な10つの例ここまでお読みいただいた上でも、身近にあるビジネスモデルが浮かんだ人も多いのではないでしょうか?

それではここからは数あるビジネスモデルの中でも、具体的な10の例をわかりやすく解説いたします。

 

小売モデル

小売モデル

一番身近なビジネスモデルの一つが小売モデルです。

セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン等のコンビニエンスストア、イオン、マックスバリュやイトーヨーカドーなどのスーパーマーケット、三越、大丸、高島屋、阪急などの百貨店など、商品を仕入れて販売するビジネスモデルのことです。

これは顧客が店舗に直接訪れて販売する形態だけではなありません。

ネット通販なども商品を仕入れて販売している店舗も多くありますのでネット通販の中にも小売モデルの場合もあります。

次の項目、「物販モデル」との違いは独自に商品開発をしないという点ですが、最近では「セブンプレミアム」や「トップバリュ」などに見られるように、小売モデルだった企業が物販モデルも行っていることも多くなっています。

 

物販モデル

物販モデル物販モデルは、農家をイメージすればとてもわかりやすいのではないでしょうか?

レタスを作ってレタスを売って対価を得る。

このビジネスモデルが物販モデルです。もちろん、農作物だけではありません。

iPhoneを販売しているAppleや飲食店、Panasonicやソニーなどの電機メーカーも同様です。

ユニクロを展開するファーストリテイリングなど多くの業種で物販モデルのビジネスモデルが増えてはきていますが、農業に代表される第一次産業が物販モデルの代表と言えるかもしれません。

 

消耗品モデル

消耗品モデル消耗品モデルは、高価な本体となる商品は抑えた価格で販売し、消耗品やメンテナンスの費用などで収益をあげるビジネスモデルです。

消耗品モデルは本体を多く普及させることが第一であり、次に消耗品を効率的に販売するかがポイントです。

消耗品モデルの代表はプリンタです。

プリンタの本体は比較的安く購入できますが、本体価格に比べればインク代は高く感じる方も多いはずです。

また、他にもエレベーターの保守管理費用も同じです。

エレベーターを購入される方は極稀ですが比較的安い価格で販売しています。しかし、使用し続ける限り保守管理しなければならず、マンション等へエレベーターの導入さえ出来れば長期間保守仮費用を得ることが可能となります。

他には、HP制作後の保守管理費用です。最近ではHPの制作費がゼロ円なんて業者もありますが、数年間保守管理費用の契約が義務つけられている契約内容の場合がほとんどです。

消耗品モデルは、最初に購入さえしてもらえれば売上が継続的に見込めますので魅力的なビジネスモデルと言えます。

 

マッチングモデル

マッチングモデルマッチングモデルとは、サービスを提供する側とサービスを提供される側を仲介するというビジネスモデルです。

結婚相談所などがこのビジネスモデルの典型になります。

しかし、最近ではIT技術の進歩で様々なマッチングモデルがサービス提供しています。

例えば、キャリアコンサルタントドットネット(当サイト)もその一つです。

国家資格化されたばかりのキャリアコンサルタントの知名度が低いのが現状です。しかし、キャリア相談したい相談者(クライエント)は増える一方です。

そんな国家資格キャリアコンサルタントとクライエントをマッチングさせるビジネスモデルが当サイトなのです。

他にも有名なマッチングモデルは多くあります。

  • UberEats
  • メルカリ
  • akippa
  • ビザスク
  • ランサーズ
  • coconala

シェアリングエコノミーもマッチングモデルの一つと言えるかもしれません。

 

継続課金モデル

継続課金モデル継続課金モデルとは、一定の料金で継続的に利用や使用してもらうビジネスモデルです。

新聞や雑誌の定期購読、ウォーターサーバーなど家庭の中でも探せば見つけることが出来ると思います。

最近ではサブスクリプションとも言われています。

「モノを所有する」ことから「モノを利用する」ことへ消費者の価値が変化していることもあり、次のように多くのサブスクリプションモデルのサービスが提供されています。

 

広告モデル

広告モデル広告モデルとは、新聞やテレビ、ラジオ、インターネットなど様々な媒体に、広告を掲載させて掲載料を得るビジネスモデルです。

例えば、テレビ局はスポンサーから広告料を得ています。広告をより多くの視聴者に見てもらうことが目的で面白い番組や勉強になる番組などが、高い視聴率を目指して作成されています。

これはテレビだけではなくラジオ、新聞なども同じです。

また、インターネットの登場で従来より媒体の増加はもちろん広告の種類も大きく増加しました。

しかし、FacebookやGoogleなどはターゲッティング広告で個人情報取り扱いについて問題が出てきており今後は変化することも考えられます。

 

フリーミアムモデル

フリーミアムモデル

フリーミアムモデルとは、一部のサービスを無料で提供し追加サービスを希望する顧客に有料で提供するビジネスモデルです。

詳しくは「フリーミアムビジネスモデルの戦略的なサービス・製品事例とは?/成功させる価値提供」をご確認ください。

最近のビジネスモデルは、フリーミアムモデルが非常に多くなっているのも特徴です。

 

合計モデル

合計モデル合計モデルとは、最終的に支払ってもらう金額を一般的な金額と同じにするというビジネスモデルです。

例えば、スーパーの安売りです。

牛乳1本10円という破格の値段で客を呼び、それ以外の商品もついでに購入してもらうのが合計モデルです。

商店街のドラッグストアで人通りが多い目につく店舗前にお菓子などを激安価格で販売しているのも同じです。

他にも、激安旅行のオプションのツアー、プリンターの周辺機器なども同様です。

ただ、合計モデルは他のビジネスモデルと組み合わせて使われている場合が多いのが特徴と言えます。

 

2次利用・ライセンスモデル

2次利用・ライセンスモデル2次利用・ライセンスモデルとは、テレビのドラマをDVD化して販売するなどを言います。

マンガや小説のテレビドラマ化や、映画化も2次利用・ライセンスモデルです。

2次利用・ライセンスモデルは著作権等の法律が絡んでいるので一部業界での利用に限られているとも言えます。

しかし、セミナーを開催している講師などは、講演内容をDVD化したり有料コンテンツとして販売したりして利用している場合もあります。

 

コレクションモデル

コレクションモデルコレクションモデルは説明するのが少し難しいのですが、テレビCMで見たこともある「デアゴスティーニ」と言えば理解していただけると思います。

ある商品をパーツごとに販売し、購入者に完成を目指してもらうビジネスモデルです。バイク、船、車など様々なモノが対象になっています。

パーツ事での販売なので、一つ当たりの単価は低く抑えることが出来る為、継続することが出来ます。

 

現在成功しているビジネスモデルの事例

現在成功しているビジネスモデルの事例それでは、ここからは具体的に成功しているビジネスモデルです。

様々なビジネスモデルがある中で現在までに成功している事例を5つを紹介いたします。

成功しているビジネスモデルから、自社のビジネスモデルを構築する参考になると思います。

成功事例から多くのことを学びより良いビジネスモデルを構築してください。

 

Google&Facebook

Google&Facebookまずは世界の成功事例としてトップと言えるGoogleとFacebookです。

GoogleとFacebookはビジネスモデルの分類では広告モデルです。

両社ともに無料でサービスを提供し、その利用者に広告を配信するというモデルです。新聞やテレビなどの広告モデルとの大きな違いはターゲットをより絞ることが可能になった点です。

例えば、「品川区に住んでいる30代の独身者男性の外国車に興味がある」などより細かくターゲットを絞るターゲッティング広告の効果を高めています。

最近では、既存メディアの広告費をネット広告費が超えています。

ただ、最近ではネット事業者が個人情報を知りすぎている点が問題になっています。Google chromeでは2022年までにサードパーティー製のクッキーのサポートを廃止します。

その為、今後のターゲッティング広告は大きく影響が受けると考えられており、GoogleやFacebookも新しいビジネスモデルの創出に力を注いでいます。

 

メルカリ

メルカリコロナ禍においても利用者が伸びている企業としても有名なメルカリです。

いらなくなったモノを出品する人とそれを必要として購入する人を繋ぐプラットフォームサービスです。

メルカリは利用料自体は無料です。取引が成立した際に売上金に販売手数料が発生してメルカリの収入となります。

購入者の料金の未払いや出品者の商品未発送などのトラブル防止に役立っています。また、匿名での発送が可能な点で昨今の社会問題にもなっている個人情報の保護に役立ちます。

また、本のバーコードを読み取るだけで出品が出来るなどより手軽に出品が出来るなどのサービス向上で成長を続けています。

 

Amazon

Amazon今や誰もが知っている通販大手Amazonですが、世界最大のネット通販のプラットフォームです。

オンラインの書店から開始したAmazonですが今や何でも揃うといっても過言ではありません。

今ではネット通販のみではなく、Amazon Web Serviceや実店舗などにも進出しています。アマゾンプライムなどサブスクリプションサービスも手掛けています。

Amazonの特徴として顧客の追跡システムがあります。Aという商品を検索したら次に検索する商品はBである場合が多いとデータを元に表示するのです。

また、他にもシステムの改善スピードが早く、常に顧客目線でニーズに合致しているからこそ世界最大にまでなったと言えます。

 

Airbnb

AirbnbAirbnbは民泊といえばわかりやすいのではないでしょうか?

世界で191カ国、6万5000の地域に300万以上の宿泊施設が掲載されている、空き家や空き部屋を持つ人と旅行者を繋げるマッチングサービスです。

登録料や利用料は無料で契約が成立した時に手数料が発生します。

ただ、Airbnbは世界各地で日本の旅館業法のような法律との問題があります。

各国で訴訟などにも発展していますが、この問題さえ解決できれば更に広がっていくのではないでしょうか?

 

俺の株式会社

俺の株式会社俺の株式会社は「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」「俺のやきとり」「俺の焼肉」などの店舗を展開しています。

俺の株式会社は「俺のフレンチ」で開業しました。

「高級フレンチを手軽に食べることが出来るように」というコンセプトの元、店の回転率を上げるために立ち食いスタイルにするなどの工夫で解決しました。

一般の店では原価率が20%以下なのに対して、「俺のフレンチ」は60%です。このように俺のフレンチでの成功を「イタリアン」や「焼肉」など様々な業種に広げています。

 

ビジネスモデルキャンバスについて

ビジネスモデルキャンバスについてビジネスモデルキャンバスとは、ビジネスモデルを検討するために代表的なフレームワークです。

ビジネスモデルキャンバスは9つの要素からビジネスの全体像を可視化して現状を確認します。

強みや弱みの発見が出来るのでよりよいビジネスモデルにブラッシュアップすることが可能になります。

ビジネスモデルキャンバスの9つの要素は以下の通りです。

  1. 価値提案(VP/Value Proposition)
  2. 顧客セグメント(CS/Customer Segment)
  3. チャネル(CH/Channels)
  4. 顧客との関係(CR/Customer Relationships)
  5. 収益の流れ(RS/Revenue Streams)
  6. 主要リソース(KR/Key Resources)
  7. 主要活動(KA/Key Activities)
  8. 主要パートナー(KP/Key Partners)
  9. コスト構造(CS/Cost Structure)

ビジネスモデルキャンバスはstrategyzer | The Business Model Canvasからダウンロードすることが可能です。

可視化して現状確認し弱みや強みを理解しブラッシュアップするためにお役立てください。

 

コラム関連で活躍中の国家資格キャリアコンサルタント

古田文子(ふるたふみこ)

個人相談は下記からも申込可能

個人面談/2時間
4,400円(税込)
※打合せ、お見積もり無料
 
メール相談/1カ月
6,600円(税込)
※送信数制限なし
 
キャリコンサーチ
みんなのキャリア相談

ビジネスモデルキャンバスの関連サイト

 

ビジネスモデルキャンバス(BMC)とは?/価値あるサービスや商品を顧客に提供する方法のまとめ

ビジネスモデルキャンバス(BMC)とは?/価値あるサービスや商品を顧客に提供する方法のまとめビジネスモデルキャンバスは競合のビジネスモデルなどを解析することにも役立ちます。

競合ビジネスモデルを解析することで、弱点を見つけ自社を差別化する方法がわかりやすくなります。

自社のビジネスモデルを考える時にはもちろん、競合ビジネスモデルの解析にも役立てより良いビジネスモデル構築にお役立てください。

サイトマップはこちら