《28才/女性・信用保証協会勤務》新卒で6年間勤務/今後のキャリアについて | キャリアコンサルタントドットネット

《28才/女性・信用保証協会勤務》新卒で6年間勤務/今後のキャリアについて

[相談日]2022/04/20

相談者

ニックネーム:ゆき

性別:女性

年齢:28才

 

相談内容

今後のキャリアについてです。

新卒で信用保証協会に6年間勤務しましまが、今後のキャリアについて悩んでいます。

信用保証協会での仕事は、事務仕事で休みも取りやすくとても働きやすい環境です。ただ、仕事内容に面白みややりがいを見いだせていません。

決められた要件に当てはまるか確認し、与信判断も決算書を眺めるものの基本的には融資を行うという判断に至っているのが当協会の現状です。

金融機関から仕事を持ち込まれ、ただ淡々と業務をこなしていますが、感謝されることもありません。

本当にこの融資が企業支援になっているのか疑問に思ったり、世の中のために有意義なお金の使い方であるのか分からないような案件の融資も私は手掛けている認識があります。

どうすれば私は仕事にやりがいを感じられるのかと考えてみました。

たまに企業訪問に行きますが、そこでお客さんから直接話を聞いたり、これまで1度だけ参加した起業塾で参加者の方にしたアドバイスで感謝され、やりがいを感じることがありました。

もう少しお客さんのお顔や状況の見える仕事だと、やりがいをもって働けるのではないかと思います。

現在のキャリアを生かすのであれば、商工会や中小企業の支援を行う公的組織などに転職することくらいしか私のアイデアでは浮かんできません。

私が思ってもみないような自分の経験の活かし方ができる仕事もあるのではないか、と思い何かないかここに相談してみることにしました。

何かキャリアに関するアドバイスありましたら、よろしくお願いします。

1 件の回答

  • ゆき 様

    はじめまして。
    キャリアコンサルタントの二森と申します。よろしくお願いいたします。

    今回のご相談はなかなか難しい問題だと思います。往々にして、多くの人は目に見える形での問題を前に悩まれています。それは、職場の人間関係であったり仕事の量や質のようなものです。しかし、ゆきさんのように「仕事のやりがいがもてない」というのも非常に深刻な問題であると思います。そこで、今回は私なりの考えに基づいて、少しでも解決の糸口につながればと思い回答させていただきます。

    まず、ここまで6年間従事されてきたことは立派であり、十分自信をもっていいことだと思います。日常の業務をしっかりと遂行できて、会社や取引先からの評価もあるからこそ、ここまで続けられているのではないかと思います。そこで、ここでは私なりのキャリアの考え方についてお話をさせていただきます。キャリアという概念には、広義のキャリアと狭義のキャリアとがあるといわれています。

    ・狭義のキャリア
    職業、職務内容、職務経歴、職業上の地位・役割など
    ⇒長期にわたる仕事上の自分の歩み(ヒストリー)⇒客観的キャリア

    ・広義のキャリア
    個人の人生とその生き方を表している
    ⇒単に職業や職務を意味するものではなく、より幅広く人生そのものとかかわっている⇒主観的キャリア

    以上のように、キャリアの概念にはいくつかの考え方があり、ほかにもまださまざまな考え方があるかと思われます。今回は、この広義と狭義のキャリアの考え方をもとに、ご自身が今直面している問題の解決につながればと思い、提供させていただきました。

    この広義のキャリアというのは、非常に柔軟な考え方ができます。ご自身の仕事への取り組む姿勢であったり、いつも心がけていることであったり、また、人生そのものであるわけですから、ご自身の日常の生活における取り組みや余暇の過ごし方、趣味、課題、考え、気持ちなどあらゆる要素が含まれます。このような考え方をさらに飛躍させると、ご自身の仕事への取り組む姿勢といった仕事の哲学、人生哲学ととらえ考えを巡らすことができるのではないでしょうか。

    そのうえで、現時点でご自身が思い浮かべる未来像とはどういったものでしょうか。ぼんやりとでも見えていますでしょうか、それとも全く何もみえないでしょうか。例えば、5年後の自分の姿はどういった姿がありますか。どのようになっていたいですか?自分はどのような仕事をしていて、その仕事にどのように取り組んでいたいですか。ご自分は今後、どのようになりたいですか。そういったことを今はわからなくても、なんとなくでも考えていくことによって次第に見えてくるのではないでしょうか。それが広義の意味でも狭義の意味でもある、働く目的であると私は思います。その、働く目的こそが、私たちになくてはならない人生そのものなのではと思うのです。

    これらをひっくるめたものが「ライフキャリア」と呼ばれるものです。

    よく、給与や休日、勤務地などの条件を優先されます。確かにまちがいではないのですが、それはおそらく「手段が目的化」してしまっているのだと思います。まずはその手段が重要ではありますが、その手段を行使した先は何があるのでしょうか。それこそが目的であり、自分の未来像なのではないでしょうか。

    おそらく、今のゆきさんは、仕事はできるが例えば職場で肯定的なフィードバックがないとかただ漫然と日々を暮らしている感覚が強く、やりがいに飢えている状況だと思います。まずは、職場の中にやりがいを求めるのとは別に、外にやりがいを見つけに出てみてはいかがでしょうか。そのためには、さまざまな経験をすることです。多くの人と出会い、さまざまな経験をつむことで新たな発見があるかもしれません。どこでどんな貴重な出会いがあるかわかりません。それをみすみす見過ごすのは人生もったいないですよね。そのようなことを一度、時間をかけてじっくりと考えてみてから転職を考えてみても遅くはないと思います。

    もしよろしければ参考にしていただき、ぜひ一度考えてみていただければ幸いです。かなり抽象的な話に終始してしまいましたが、もしご不明な点などございましたらお問い合わせいただければと思います。
    よろしくお願いいたします。

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