《34才/男性》鬱が悪化し退職休養中・この先どのような職に就けばよい? | キャリアコンサルタントドットネット

《34才/男性》鬱が悪化し退職休養中・この先どのような職に就けばよい?

[相談日]2021/04/16

相談者

ニックネーム:puddingman

性別:男性

年齢:34才

 

相談内容

34才男性です。

親からの虐待、学校でのハラスメントが原因で大学時代に鬱を発症し、就職に失敗。

その後飲食業店員>サービス業営業>カスタマーサポート>経理事務>経理事務>カスタマーサポート
を経て鬱が悪化し退職休養中です。

この先どのような職に就けばよいのか分からなくなりました。

何かアドバイスをお願いいたします。

1 件の回答

  • puddingman 様

    はじめまして。キャリアコンサルタントの二森と申します。
    詳しい状況等についての記述がないため、あくまで推測をもとに助言させていただきますね。

    現在鬱の症状が悪化したとのことですが、どこか医療機関にはかかっているのでしょうか?また、現在休養中ということで、今の生活の維持は大丈夫でしょうか?そのあたりのことを中心にアドバイスさせていただきます。

    福祉サービスの利用について、検討されたことはありますか?福祉サービスというと、障害者手帳のことを思い浮かべる人も多いのですがそれだけではありません。精神的身体的不調で医療機関にかかるには、多くの費用が必要だと思います。その負担を一定程度負担してくれる制度があるのはご存じですか?「自立支援医療制度」というのがあって、医療費の確か9割をその制度が負担してくれる制度だったと思います。仕事もできず、医療機関にはかからないといけないとなると出費ばかりがかさむと思いますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

    また、障害者手帳についてですが、うつ病でも障害者手帳の取得が可能です。障害者手帳というと違和感を覚える人も多いのですが、手帳の取得によってより福祉サービスを受けられやすくなります。そのひとつに、就労移行支援事業所というのがあります。これは、将来的に一般的な職につくための訓練の場だと思っていただいていいと思います。基本的には2年という期間で、就職に必要なスキルや訓練等を受けられる支援サービスになります。しかし、ここでは雇用という形をとらないため、収入を得られません。この場合は、自立支援医療制度等を活用して一般就労を目指す形になります。

    もうひとつ、就労継続支援事業所というものがあります。これは、A型とB型とにわかれているのですが、A型の場合は比較的症状が軽く、軽作業やPC作業等、実際に仕事をし収入を得ながら就労を目指すところです。ここでは、事業所と雇用契約を交わすために給与が発生します。そこで一般就労か、もしくは障害者専門の求人への応募、就職を目指す形になります。

    現在、障害者手帳を取得されていないという前提で申しますが、一般就労を目指すということであれば、ご自身の状況や要望等を理解してくれる企業を探すことになるかと思います。もし仮に、今は症状が軽く一般的な求人へ応募し採用されたとしても、その職場環境によってまた、うつ症状等が悪化する可能性も考えられると思います。

    職種選択も確かに重要ではありますが、これからの生活基盤の安定が図られないと思い切って仕事にも取り組めないのではないでしょうか?

    <ポイント>
    ・障害者手帳の取得の有無、可否
    ・自立支援医療制度の利用
    ・手帳の取得をされている場合は、就労移行事業や就労継続A型事業所の利用など
    以上の点について、一度検討してみてはいかがでしょうか。

    同じような悩みを抱えている方が非常に多くいらっしゃいます。その多くの人が、何をどうすればよいかまったくわからないと言われます。そういう人たちを一人でも多く助けようとしている人ももまた多くいます。どうしても困ったときは、そういう人を頼ってほしいと思います。もし、キャリアコンサルタントに依頼されるのであれば、障害や保健福祉に精通している人を探されるのが賢明に思います。

    一応、下記に相談窓口を記載しておきますね。
    ・ハローワークの専門援助部門
    ・地域若者サポートステーション
     (臨床心理士や精神保健福祉士、社会福祉士が在籍しているところがあります)
    ・障害者手帳を取得している場合、取得予定の場合
     障害者就業・生活支援センター
    ・精神保健福祉センター
    ・相談支援事業所(障害者手帳取得済の場合)
    ・居住地自治体の保健福祉窓口
    ・保健所

    こんなところでしょうか。
    以上のような機関では、ある機関が特定的に支援を行うというよりも、複数の専門機関が連携しながら支援を必要としている人への情報提供や援助を行うというイメージをもっていただいていいと思います。ある機関がハブ的に支援を行うというよりも各機関がサークル的に協働的に支援を行うというイメージだと思います。また、これらの期間では、生活基盤全般の相談からより具体的な職種選択など、就職を目指すための具体的な相談も受けてくれます。

    いずれにせよ、まずは専門的な機関へできるだけ早く相談をされることをおすすめします。症状がさらに悪化する前に適切な対処をすれば、症状の緩和や一般的な就労就職にも結び付くと思います。

    今回は、現在の状況がわからなかったため、推測を前提に助言させていただきました。少しでもお力になれば幸いです。

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