《22才/女性》半年毎日泣きながら勤務した金融機関を退職/文章でできる転職活動希望 | キャリアコンサルタントドットネット

《22才/女性》半年毎日泣きながら勤務した金融機関を退職/文章でできる転職活動希望

[相談日]2020/10/17

相談者

ニックネーム:Y

性別:女性

年齢:22才

 

相談内容

22歳実家暮らし、半年毎日泣きながら勤務した金融機関を精神的苦痛を感じ退職しました。

少し休んでから転職活動を始めようと思いましたが、親が休むことを許さず急かしてきます。

急かす割にハローワークには入り浸るな、俺が知らない企業を受けるな、俺に言ってから受けろなど様々な制限があり毎日苦しいです。

面接終わりには家で詰問され何を話したか相手がどんな反応だったかを全て話さなければ解放してもらえません。

現在3社受け3社とも不採用です。親は「4年間大学に行ったのにこのていたらくか」と言います。

22年間言いなりで生きてきたので本当にやりたい事もアピールできることも特にありません。

ぼんやりと、こういう仕事ができたら至福だなあ、そうなったら死に物狂いで働きたいなあ……というものはありますが抽象的で現実的でない大口叩く奴みたいな動機しか浮かばず、具体的な志望動機が書けません。

企業研究も苦手で、サイトや仕事の分野を検索しても「わぁ、素敵」「かっこいい〜」のような感想しか出てきません。

3社のうちの1社は私が気になっている分野の企業で1週間かけて志望動機や自己PRを考えましたがダメでした。

補助職や事務職を希望していますが、先日受けた企業では「君事務職向いてないよ、事務はIQ高くないとできないからね」などと言われました。

資格は1つしかない、頭が悪い、語彙もない、社会人経験も浅いです。

ハローワークやエージェントに頼りたいけど、外に出ることは困難、エージェントも電話面談をと言ってきますが電話も難しいです。

我儘なのは承知ですが、文章でやり取りがしたいです。でもこんな我儘、言っていいと思えません。

もう私は誰にも頼らず細々と転職活動をし続けるしかないのでしょうか。

1 件の回答

  • Y 様

    はじめまして。
    キャリアコンサルタントの二森です。長文ですが可能な範囲でお答えさせていただきますね。

    まず、前職を精神的苦痛で退職されたとのことですが、現在体調はいかがですか?身体的な症状などがあらわれていませんか?もし、何かしらの症状があるのであれば医療機関に受診されたほうがいいかと思います。

    親御さんからのさまざまな制約ですが、これはなかなか難しいですね。それだけ親御さんが介入しながらも具体的な助言などが見込めないという状況は、求職活動の大きな妨げになっていることは否めないと思います。ただ、Yさんが親御さんとしっかりと話合いをすることによって状況が改善されるのであれば、まずはその課題をクリアにする必要はあるかと思います。しっかりとした話し合いをもとうとしてもそれが無理だとしたら、他の方法を(例えば親に干渉されないような形を模索)考えなければなりませんね。具体的にハローワークを利用することによるメリットを理解してもらう必要があります。例えば、個別担当者制の支援や各種職業訓練制度など、その支援メニューは多岐にわたります。そのような諸制度を利用することによって求職活動期間の短縮につながるというようなことをしっかりと理解してもらう必要があるかと思います。

    面接終了後の振り返りについては、もっと具体的かつ客観的に、どんな質問に対してどのような回答をしたのかなど、詳細に検証する必要があります。また、実際の業務に関する具体的で実践的なことから、実際に入社した場合にはどのように会社に貢献できるか、またご自分の今後のキャリアプランについてはどのように考えていて、それをどのようにアピールできたのかなど、より抽象的ではありながらも今後のご自分の人生の展望などの検証が必要になってきます。しかし、このようなことは例え親御さんであっても、専門的な知識やスキルを要していないと困難です。そのような専門性が求職活動には必須であることを理解してもらうことが重要ですね。

    Yさんの22年というこれまでの人生経験であっても、ご自分のやりたいことなどそんな簡単に見つかるわけではありません。その若さですでにやりたいことがあってそれを手にしている人などほんの一握りだと思います。そのような、自分がやりたいこと、なりたい自分というものをこれから時間をかけて探していくプロセスが人生だと思います。むしろ、22歳の若さは限りない可能性に満ち溢れていると考えられませんか。何度もやり直しはできます。重要なことは挑戦をし続けることです。前進あるのみですね。

    まずYさんがやるべきことは、これまでの仕事をしてきたことの振り返りと、学生生活も含めた仕事以外のご自分にまつわることを一度棚卸をし、その中から今後の求職活動に有効な要素を探していくことですね。そのようなご自分にまつわる情報を検索・抽出・整理することで、ご自分がやりたい仕事というものが見えてくるかもしれません。やりたい仕事というものが見えてきたら今度は、その仕事や業界に関する情報を同じように収集し、整理することです。それで、求人検索をしていく中で応募したい求人がみつかれば、ご自分のアピールポイントや志望動機の検討という流れになります。

    また、前の面接で言われたという、IQ云々というのは気にしなくていいです。それは、かつてはIQ(知能指数)が重要とされていましたが、近年ではIQよりもむしろ、EQ(心の知能指数)が重要視される傾向にあります。そもそも私たち人間は単独で生きていくことが難しく、他者との関係性においてお互いに協力しながらでないと生きていけない生き物です。しかしながらすべての人と協調性を保てるわけではなく、中には他者を傷つけてしまう人も存在します。その際に重要なのがEQで、自分自身のメンタルの側面をいかにコントロールするかという能力が重要になってくるわけです。このEQですが、自分の力で伸ばすことができると言われています。自分自身のメンタルヘルス・マネジメント能力と言ってもいいでしょう。なので、面接でのそのようなことはもう忘れてしまっていいです。意味がないことですね。

    社会人経験は20年そこそこの年齢では少なくて当たり前です。重要なのはこれからどう生きていくかです。もちろん、現在のYさんの家庭環境は求職活動をする上で非常に難しい状況であると思います。そのため、まずは親御さんとの関係構築をはかることが求められるという意味で、ひとつハードルが増えたとも言えます。では実際にどうすればいいかといえば、まずはご自分の身近な人の理解を得るということですかね。例えばご兄弟やご親戚の方、または親しいご友人や学生の頃の先生など、親御さんへの介入は無理でもYさんの精神的負担の軽減につながる存在であると思います。まずは、ご自分の精神的負担が少しでも軽減できるように味方になってくれる人を見つけることですね。その上で親御さんとしっかりと話合いをすることが望ましいかと思います。しかしながらそれ自体が相当の負担になるのであれば、無理はしなくてもいいかと思います。

    できることなら、最低でもハローワークは気軽に利用できるようにはしたいですね。ハローワークでの支援メニューにはどのようなものがるのか、またその支援策によってどのような効果が見込めるのかをしっかりと把握することが必要ですね。

    最後に、ハローワーク窓口での相談員、民間転職サイトなどでのエージェント、もしくはキャリアコンサルタントなど、相応の専門家に助言を得られる環境の整備は早期就職には必須です。ちなみに、文章でのやりとりですが、活字のみのやり取りになるため、相手に伝えるというスキルが求められるのと、双方の情報が活字のみのため、非言語的な情報がお互いに伝わりにくいという性質があります(非言語的情報は表情や態度、声の高さや抑揚、またリアルタイムでのやり取りによるなんとなく言わんとしていることの理解などのこと)。そういう性質があることを理解しておく必要があります。そのような性質が求職活動に与える影響というのも頭に入れておく必要がありますね。

    できれば今お住まいの近くのエージェントやキャリアコンサルタントを探すことが先に必要かもしれませんね。それはもし今後、対面での相談が可能になれば、実際にリアルタイムでの相談、支援が可能になるからです。具体的な助言ができないのが自分でももどかしいのですが、重要なことはこれからのYさんは可能に満ち溢れていることを忘れないことです。これまでの22年間より今後の人生のほうがはるかに長いのは言うまでもないことですが、案外自分の足元ばかり見てしまうことによって、自分自身を見失ってしまう人は多いと思います。抽象的なことしか今は言えませんがそのようなことを今後考えながら、今回の回答内容を振り返っていただき、これからの活動に役立てていただければ幸いです。

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